全体表示

[ リスト ]


真剣勝負なのだからいつかは負けるだろうし、負けることによって問題点が浮き出て早い時期に修正できるのだから、この敗戦は受け入れなければならないと思いました。

それにしてもヒドい試合でした。

グレイシー柔術なんて、現在の総合格闘技のなかではすっかりクラシカルな技術になっていて、もはやケージの中では通用しないと思っています。彼らが得意とする寝技は体制を固定される金網の中では適応できていません。だから彼らはロープを巡らせたリングを選ぶというふうに思っています。

そのグレイシーに対する戦法もすっかり確立しているのに、柴田陣営は全くといってその戦法を取らなかった。アウトレンジからの打撃、スタンド状態でコーナーに固定して動かない、グラウンドに極力入らず、もし入ったら間を空けず密着して膠着ブレイクからスタンドに戻る。

柴田の試合はすべてこの逆をやっていました。 口がアングリでした。

総合格闘技の技術革新は、船木が考えるものよりずっと先を行っているようです。ボクは船木のトレーナーとしての能力を疑いはしませんけど、彼の格闘理論は引退時点で止まっていると思います。総合格闘技の技術体系の進化は想像するよりずっと速い。田村・桜庭・船木はもはや第一線にないというのが16日の大会で証明されたと思います。

ボクは総合格闘技に関しては純粋に技術論として捉えるようにしているので、柴田の技術は2世代ほど遅れていると思いますよ。
桜庭はもはやシウバには太刀打ちできない(全盛時のコンディションがあっても)し、田村はUのノスタルジーの象徴でしかないし、船木の引退はそこで進化を止めてしまっている。これが総合格闘技第一世代。異種格闘技のぶつかりあっていた古き良き時代でありプロレスがプロレスのままで(辛うじて)通用していた 時代。

第二世代はパワーと体格の世代。シウバやヒョードルなどPRIDE全盛時代の近年5年間は同ウエイト内でどれだけ強力なパワーを出すか、無差別ならより大きな体格を持つかの大艦巨砲時代。
強力な打撃とパワーによって相手を圧倒していた迫力のある時期でした。恐竜のような選手が闊歩していた時代と言えると思います。

そして現代は正確で高速の打撃が絶対優位を形成するレーザービームの時代。船木の指導方法はこれに沿っているものと思っていただけに非常に残念です。山本戦はこの流れの下にあったものだと思いました。 彼は柴田に自らの肉体改造理論を施しただけで、格闘理論は止まったままだったようです。なまじ初陣がああだったために、パンチ力だけが一人歩きして防御や相手の長所を封じる技術までは目が届かなかったのではないでしょうか。

そこに船木の現役復帰が持ち上がる不思議

HERO'S公式HP 前田SVと谷川代表が大会を総括
船木が現役復帰への経緯を説明

(抜粋) 続いて、船木が「3年前からHERO'Sの解説をさせてもらっていたんですけど、去年、桜庭選手がHERO'Sに来た時、『もう潮時なんじゃないかなぁ……』と思っていたのですが、それでも闘っている姿を見て心が動きました。また、今年、柴田がHERO'Sにデビューすることとなって、現役の選手としてリングを見て、『やらなければいけないんじゃないか?』と思いました。そして『Dynamite!! USA』で田村選手と会って、『(田村は)桜庭選手が欠場した場合の代打で来ました。オファーを受けてすぐに決断した』というのを関係者から聞きました。同世代の選手たちが身を削って頑張っている中、自分だけ解説席から技術論、批評するのはやりきれないなぁ……と思いました。ロスから帰ってきて、柴田と一緒にトレーニングしている時、いろんな道場の選手たちとスパーリングをして、『まだ力が残っているな』と実感しましたので、力があるんであれば、やるしかないな。上がれるリングがあるのであれば、そこで闘うしかないなと思って、谷川さんにお話をしました。昨日、リングに上がって挨拶をしたんですけども、7年前なので自分のことを分からない人もたくさんいると感じた。ただ、リングの中だけは100%選手のものですから。その中でどれだけのものが見せられるかで、その時の時代が掴めるか掴めないかが決まってくると思います。その人間の背負っている生活とか人生、全部、リング上に出ますので、ブランクがあるかもしれませんが、ありのままの自分を出せば、見に来ていただいたお客さんに損をさせない自信はあります。現役の選手が『なんであんな歳を取ったヤツがまだやっているんだ!?』と牙を向いてきてくれたら、いい活性化にもなるでしょう。あと、アメリカに取られた日本の総合格闘技のいい部分を、もう一回作り直せると思います。2、3年かかるかもしれないですけども、新しい選手はたくさんいますので、不可能ではありません。今日から大晦日に向けて、100%選手としての生活に入りたいと思います」と決断に至った経緯、心境を明かした。 


こういう事を選手の試合前に考えるトレーナーについた柴田は不幸だ。
もちろん、何でもかんでも船木のせいにするつもりはない。柴田は柴田なりに自分で対策を練って自分の意思で総合格闘技の試合に臨んでいるはずだ。グレイシーにあんな負け方をした最大の責任は本人が負うし、その敗戦の汚名を雪ぐのもまた自らのコブシによってしか成立しない。

そのためにも、船木の現役復帰に柴田の訓練時間を取られるのは避けなければならないと思います。

前田SVが田村に言った言葉はそのまま船木と柴田に当てはまるでしょう。師弟が共にリングに上がるなら、個々にトレーナーを付けてチームを分けて隔離する必要があります。そしてきちんとしたゲームプランを立て、相手を研究して最新の戦法をとれるような環境を整備するべきです。

柴田と言う男は、こういう場合自分のことは二の次にしがちです。
しかし、ここは涙を呑んで船木とは別のチームを立ち上げるべきだと思います。

柴田勝頼の勝利を至上命題にする「チーム・柴田」を、今こそ!


他の試合はまだ録画したまま見てません。ホント忙しくってさあ。。。

閉じる コメント(2)

柴田、向かっていく気持ちは見えましたがその後は総合黎明期にレスラーが挑んでは散っていく姿そのものでしたね。しかしここで柴田が船木の師事から離れるというのも難しそうですが…

2007/7/21(土) 午前 0:29 ude**jiroc* 返信する

顔アイコン

難しいでしょうが、このままでは柴田の時間を船木のトレーニングに取られてしまいます。それは選手生命の短い総合格闘技においてはベストの選択じゃないです。まあ、柴田からはゼッタイに言い出さないでしょうから、船木が突き放してくれることを望みます。

2007/7/21(土) 午後 4:13 [ hin**ahir*ne ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事