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【スポーツナビ】関本が真霜にシングルマッチでリベンジ=若武者
当然超満員だと思っていたので非常に残念です。
これは若武者が息吹になれなかったことが原因の主ではないかと思索するものです。
ボクは女子で残るのは息吹だけだろうと思っていて、それは出ている選手が全とっかえしても残る「スピリット」がそこにあるからだと信じています。

ペーペーでヘボで雑巾掛けばっかりのオチコボレ共に、『のびのびと好きなプロレスをヘロヘロになるまでやらせてあげる』リングが息吹です。
その成果を女子各団体が全く持ち帰らないトコロがダメなところです。

で。TAKAの思想にそんな愛情があったかしら?
関本・真霜はたしかに出し切ったかもしれない「叫び」を感じましたけど、ほかの選手は帰る場所がきちんとあって、相応の立場と位置と収入がきちんとあって、そこに「飢え」を感じる事ができません。

プロレスは一人ではできないから、関本が真霜に「飢え」を感じ愛情をぶつけ全力でファイトした。それはとてもすばらしいです。
では、他の選手に「プロレス」に対する「愛」はあったでしょうか。触れたい感じたい抱きしめたい・そんな切なさと儚さと頼りなさとをもっともっと「プロレス」に叩きつけてほしいものです。

全てを掛けて「若武者」に上がる。そんな選手の『愛』と、リングを用意する側・見守る側の『のびのびと好きなプロレスをヘロヘロになるまでやりやがれ!』という愛情を持って、335人(主催者発表)という目撃者を”点”にしてしまわないように継続していって欲しいと思います。
すくなくとも一年、月一回継続していかないようでは「ただの若手プロモーション」で終わってしまいますし、ファンがそう感じたから満員にならなかったのだと思います。

逆に健介オフィスの興行がなぜ素晴らしいかと言うと、先に述べた選手の『プロレス愛』と用意する側の『愛情』が目一杯詰まっているからです。

テクニカルに言えば、佐々木貴や菊やメカを出した時点でブレていたんではないでしょうか。

”若武者”の軸になるのは『ペーペーでヘボで雑巾掛けばっかりのオチコボレ共に、のびのびと好きなプロレスをヘロヘロになるまでやらせてあげる』ことなのですよ。

本日上井駅乗車。

観戦記がハジかれて消えてしまいました。

もう書く気が失せました。
特に何か起きたわけでもないし、どうでもいいや。
高瀬は「寝技」を最初しか使いませんでした。
毛利は柿本を持ち上げられませんでした。
ひろし満載。サクラ満開。
今日もガキンチョがうるさかったです。

おわり。

スポナビ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/200703/21/index.html

【追記】
あんまりなので少しだけ感想。

宮本”キングスロード”和志は次回「最も信頼する」パートナーと銀河兄弟退治。
石狩太一だったりするんだろうなあ。川田かも。どっちにしろグダグダになるでしょう。
今日の試合の冒頭の駆け引きの反応でグランシャリオが下手なのがすぐに分かりました。
北・東・南と場外乱闘でごまかし、挙句の果てにカウントアウト。再試合がなぜか三分限定で引き分け。
お客なめてましたね。

真霜はすっかり怪物レスラーの貫禄が出てきました。でも一回だけ崩されて客席から笑われました。
まだまだ鍛錬が足りないですが、こういう若者が一箇所に集まる「若武者興行」に行きたかったです。
TVでやらないかなあ。。。

メインの高瀬は「寝業師」らしく、序盤「あわや」タップを取りそうになりました。
格闘家がそういう場面で決めきれないと「説得力」が落ちるので気をつけて欲しいです。

「プロレスルール」の格闘技こそ次世代のプロレスの生きる道ですよ。

鈴木みのる「三冠王者」からタップをとるなんて「ありえない」んですが。だからって3分過ぎから一切の寝技を使わないっていうのはあからさま過ぎます。終盤、レッグラリアットのような膝蹴りを連発した高瀬でしたが、そんなチカラがあれば寝技で仕留められたでしょう。
みのるがフラフラになって棒立ちしながら見得を切る、そのプロレスらしい「間合い」を詰めるのが柴田のやっていた「ソリッド」なんです。

ケツの決まったプロレスらしいメインでした。

【追記の追記】
○第四試合
飯伏・柿本はよいタッグでした。ディファカップに出て日高・藤田と闘って欲しいです。毛利はインナーマッスルを鍛えないと投げ技が出来ないと思います。一回投げましたけどほとんどリフト出来てなかったし、そうとう消耗してました。
ラ・内田は毛利の休む間のヤラレ役のようにひとりで耐えまくって一番損な役回りでした。
柿本が一番強そうに見えるマッチメイクなんてそうそう見れないのでびっくりしました〜。
ベストマッチの第四試合(個人的)。こうるさいガキンチョが黙るほどのガチガチした感情剥き出しのタッグに内田が割り込めなかったのはスキル不足だったなあ、と思いました。毛利は筋力とスタミナが足らなくてそのぶんを格闘のスピード・正確さで補い、柿本の頑丈さが受けると言う「理想的」アンバランスマッチ!こういうのが見たいのよ、もっともっと。

あの100倍も「凄えぞっ!」って思わせるモノができるはずなのに。三冠王者なんか呼んだって半分しか埋まらないなら使う価値ないのではないかと。
いい選手は集めてるし、スポンサーが大きくて客入りを気にしなくてすむんだから実験場として最適だと思うんです。

たとえば第一試合。
小学生対菊タローに「実験」があったかというと、オトナが子供を使ってウケをとろうとする運動会。それは新木場の666なら「空間」としての異形さがあるからなりたつけど、プロレスの神様が照らすホールの照明の中では「小学生」に戻されてしまう。
会長が真ん中で立っている、そのまわりをオトナたちがクルクル廻って技の掛け合いのタイミングを捜す。。。「しょっきり」という評価が観戦記で目立つのはそのせいです。
現場実況は客席の生の反応を隠すので邪魔でした。

第二試合。木戸と荒川はキップを売ってくれます。今回も応援団が西や北に陣取ってました。そうなると「いいところ」を持たせなきゃならなくなる訳で、その接待役をハヤトがやらされていました。
ハヤトが全力を出し切れて勝ったり負けたり「出来る」選手は、この日だけでも飯伏・柿本・毛利・真霜・高瀬・村浜と揃っていたし浜中がくればシングル・タッグで4つは組めるでしょう。

たとえ3分で終わっても凝縮された内容であれば「格闘技を見ている」今のお客さんにはかえって信憑性があって満足してもらえると思います。それが格闘家の「技の説得力」という武器を最大限に利用する道だと思うのです。

メインで高瀬がやっていたのは格闘家がプロレスをやるという枠内のものでした。
10分間戦う・技を出す・技を受ける・最後はみのるが取る。
その「プロレスの枠」を誰かが壊さなければプロレスはエンタメから戻って来れない。

柴田。柴田。柴田。

エースというのはただ勝てばいい、カッコよければいい、マイクでしめればいいってもんじゃないと思います。

強くて凄くて、この先も強くなっていって凄い試合を見せてくれると言う頼もしさがあって、観客をいつか必ず「新世界」に導いてくれる。
小橋がそうでした。ムタも。nWoの蝶野も。猪木の異種格闘技戦。初代タイガー。IWGP時代の橋本も。全日四天王時代も。長州維新軍団。数え上げたらきりがないそれらムーブメントはいつもたったひとつの核(コア)によって爆発を起こしていました。

上井駅にもそれはあって、今は失われてしまいました。。。

新日本プロレスの外敵「アントニオ猪木」

リング外で起こっていることは世界一面白い新日本プロレス。
先ごろ社長であり娘婿であるサイモン・猪木氏が電撃退社。来週末のユークス株主総会を前に衝撃が走りました。
そのサイモン氏の次の活躍の場といわれているのがIGF。
イノキ・ゲノム・フェデレーション
当初はアントニオ猪木得意の大ボラと見られていた新団体でしたが、妙に具体的な情報発信があり、人も動いている様子。永久電機よりかは100倍作りやすいプロレス団体とはいえど、先立つものはやはりお金とスポンサーで、新日本プロレスから選手を引き抜くには違約金を含めて相当の金額が必要です。

関連で東京スポーツのベタ記事がひとつ掲載されました。
猪木新団体IGFが一億円発進

アントニオ猪木率いる新団体IGFが14日、ついに正式に発進した。IGFはこの日「イノキ・ゲノム・フェデレーション株式会社」として、会社登記された。
資本金はプロレス団体として破格の一億円で、代表取締役は猪木自身が務める。東京・中央区銀座に事務所を構えて、4月1日から旗揚げ戦準備に入る予定だ。
また公表された新団体の所在地から、IGFの有力スポンサーは「株式会社ジー・コミュニケーションズ」とされている。同社は学習塾や居酒屋をFC展開して業績を伸ばしており、昨年5月には新日本プロレスから猪木の肖像権使用許諾を得ている。すでに「アントニオ猪木居酒屋」を東京・池袋と沖縄で運営し、大成功を収めている。
公式ブログ
猪木の語る目が腐りそうな妄想の羅列はさておいて、スポンサーのサイトはコチラ。
ジー・コミュニケーショングループ
年商700億・経常利益66億。ああ、これはユークスは勝てないや。
そしてIGFの事務所はどうやら猪木酒場のあるビルと同じ住所のようです。


これによれば、アントニオ猪木の著作権・肖像権・意匠権・商標権・ノウハウ実施許諾権はすべてユークスに権利が発生します。つまり「アントニオ猪木」としての活動はユークスの管理下にあって、著作物や造型・写真・映像・名称は許諾契約がなければ使用することが不可能。な、はず。

ではどうして「アントニオ猪木」本人がよりにもよって「プロレス団体を」作れるのか?
詭弁を弄するならば「猪木酒場」の肖像権使用許諾のなかに明確な「居酒屋に限る」旨の文言がなく、その契約の穴を突いたとも取れます。
誰が? 契約条項に精通した人物、サイモン・猪木がいるではないですか。
まさかいまさら新団体など、このご時世に発進するなんて考えもしません。しかも発明に夢中でプロレスは貯金箱くらいにしか思ってない「アントニオ猪木」がそんなことをするはずがない、と誰しも思ったはずです。

ところがどうですか。
ユークスが引き入れて「アントニオ猪木」のキャラクターを貸した「居酒屋チェーン」に新日本プロレスが脅かされる・軒下を貸したら母屋を乗っ取らんばかりに。
やっぱりアントニオ猪木に関わるとロクなことがありません。

ユークスはもはや新日本プロレスを持っているメリットは何もないと言っていいのに、株式総会を前にして大きな惨禍に巻き込まれたものです。
借金を肩代わりし、映像をテレ朝に押さえられ、猪木にカネを毟られ、新日に役員を出し、ワープロにCMを出し、ドーム大会を主催し、巡業の経費を払う。
そのあげくに前社長と前会長に新団体を作られて足を引っ張られるとは。
日本株の暴落に合わせるように400円を割り込んだユークス株は依然下値を探っています。
これまで400円を挟んでいたことからここが防衛ラインとみられていた下値は、現在380円まで後退しました。昨年増発した1万株の一株単価は435円で、これは売却以来一度もラインを越えていません。
これで総会が無事に済んだら奇跡ですよ。

さて、猪木に億単位のカネを渡したジー・コミュニケーションの思惑はなにか?
猪木酒場が好調で、これの全国展開のために「抱え込み」でも図ったのでしょうか?
それにしてはIGFに掛かる経費は莫大で、真意を測りかねています。
あるいはさらに大きなバックがあって、より大きなビジネスが計画されているのかもしれません。
例えば、ユークス買収とか考えたとき、必要なのはソフト開発部門だけです。
優秀なスタッフを抱えるプログラム部門はあるパチンコ会社に目をつけられている、と噂されたことがあります。そう仮定すれば、ユークスの株価は低ければ低いほどいいし、金食い虫なだけの新日本プロレスは無い方がいい。いっそ共倒れしてくれれば二束三文で丸呑みすることができます。

ユークス&新日本を解体する事は、猪木には新たな米びつ(IGF)をもたらし、居酒屋チェーンにはキャラクターの独占をもたらし、売り出されるソフト開発部門はたやすくヘッドハンティングができる。これほどオイシイM&Aは無いのではないでしょうか。
プロレスラーの誰々がどうした・ファンの涙や怒りがどうしたといった表面の事は隅に置かれたままで、迫ってくる大きな力のうねりは止めることが出来ないかもしれません。

その呼び水になっているのは、他ならぬ「アントニオ猪木」。
猪木はユークスへの株式譲渡を必ずしも善しとしていないとか。
その後の資金難で売り渡したキャラクターについても真摯に契約を履行していません。
イノキゲノムは新日本に協力を断られ、あてつけのように団体化してしまいました。

「熱が戻ってきた」新日本プロレスの現場の預かり知らない場所で悲劇は準備が進んでいます。

それは、週刊ゴングの休刊騒動と相通じるものがあると思います。

天狼の咆哮。柴田の叫びは猛々しくも哀しい。

HERO’S2007開幕戦〜名古屋初上陸〜

1R 0分09秒 TKO
http://www.hero-s.com/03eventresult/20070312/05_yamayoshi_shibata/05_yama_shibata_08.jpg
HERO'S公式〜柴田勝頼はやはり強かった〜
「昨日、生まれました。何かがようやく始まった実感があります。これからですね…、ケガを早く治して次に備えます。武器を磨きます」と柴田は、会心の勝利を振り返った。心配されていた拳の負傷に関しても、「レントゲンをとって、折れてはいないことを確認しました。痛めているだけです。人間の頭って硬いんだなって思いましたね(笑)」と余裕の表情。練習も2週間後には再開する予定であることを明かした。ケガを心配していたファンも、これで胸を撫で下ろしたことだろう。
 山本宜久をわずか9秒でKOし、本格的な総合デビュー戦で観客を驚かせた“狂拳レスラー”柴田の誕生に、前田SVは複雑そうな表情を浮かべたが、谷川FEG代表は上機嫌だ。囲み会見でも、「柴田選手はいいですね。須藤元気、山本“KID”徳郁選手のようになってほしいですね」と、大きな期待をかけていることを告白した。さらに、「プロレスラーで一番の知名度にしたいですね。プロレスラー=柴田勝頼と言われるくらいの期待をかけて、プロモーションをしていきます」と約束。柴田がデビュー戦で残したインパクトは、それほどまでに大きいものだった。
 柴田のセコンドを務めた船木誠勝氏も、「これからが大変ですが、どこまで強くなれるかを求めて、トレーニングをしていきたいです」

冬の夜空にひときわ強く光るひとつの青白き恒星がある。
冬の大三角形・おおいぬ座アルファ星、シリウス

中国名 「天狼星」である。


圧倒的な勝利の後、コーナー上で放たれた雄たけびは、孤独な狼のハウリングに似ていた。
猛々しくも哀しく、別れた仲間と 思うにまかせぬ境遇と 持て余した拳と を振り払うように。
暴走する気持ちを押さえようとして。 押さえ切れないほど漲るチカラに戸惑いを隠さず。
柴田勝頼は幾度となく叫びながら、己の「強さ」を確かめていました。

柴田勝頼の「証明したもの」

柴田の総合格闘技進出について、ひとつだけ不安がありました。
それは船木誠勝の指導が時代遅れになっていないか?という点です。
船木が現役を離れてから、総合格闘技は格段の進歩をしました。
現在のMMAでは柔術は傍流に追いやられようとしています。
組み技系の選手が強力な打撃の前に圧倒される姿が目に付くようになりました。
とりわけボクシング技術の進歩はめざましく、蹴り技のリスクを取るより、組み技の複雑なトレーニングをインプットするより、「ストライカー」を選択する方が確実な勝利をもたらす様になりました。
その流れを、レスリング出身の船木が理解し、適切な指導が出来ているか。

結果、ヤマヨシの右のミドルを踏み込みながら威力を殺し、相打ちのような形で右フックを耳の斜め後ろに叩き込んで戦闘不能に追い込みました。
狙いすました一撃のカウンターで。
お見事でした。

確かに見ました。「柴田勝頼は強い!」

柴田勝頼の戻る「プロレス」はドコにありますか?

総合格闘家が「プロレス」をするのではダメなのです。
「プロレスルール」の格闘をせざるをえないように格闘家を追い込まなくてはプロレスはいつまでたっても総合の下に置かれてしまいます。
真剣勝負のプロレスをやっていた柴田勝頼には確かな強さがあり、その強さを突きつけることで相手の潜在能力を開放していました。
「強い」柴田勝頼のチカラが証明されたとき、その「強い柴田勝頼」に勝負を挑む勇気がプロレスラーの幾人にあるでしょうか。
エンタメに慣れて技術を磨かなかったレスラーたちに、柴田勝頼に仕掛ける勇気はあるでしょうか。

あるんなら、柴田がHERO'Sに出る必要はなかった。プロレスに「闘い」があったならば。
大好きなプロレスが喪失した「闘い」の炎を今一度燃やさんがために。
プロレスラー柴田勝頼は青白く光る孤高の一番星になろうとしている。

失われたビッグマウスラウドの白きオオカミは、
柴田勝頼の中に今でも確かに息づいている。
天狼・柴田勝頼として。

北斗が仕掛ける「伝承の儀式」健介オフィス旗揚げ興行

昨日放送されたTV東京の健介オフィス旗揚げ興行番組を見ました。
予想以上に勝彦と健介のシングルマッチにウエイトが置かれ、其処に至るまでの事情は簡単にまとめられていました。
試合自体は大黒柱・佐々木健介に若き鷹・中嶋勝彦が襲い掛かる雰囲気が出ていて、後半はほぼノーカットのノンストップバトル。健介の一発一発の重さが勝彦の動きを確実に削いでいく様子も伝わっていたと思います。

逆に、それほど「試合」に時間を割かれて勝彦が佐々木家で見てきたものが視聴者に伝わったかというと多少の不満が残りました。
勝彦の成長と強さはファンの間ではその理由も経過も知られており、それゆえ健介とのシングルマッチがああいったモノになったのも納得はいきます。
そして健介との試合を経験したからこその近藤修司とのタイトルマッチがどこにもフロックだと思わせない「強さ」を発揮していたことも。

健介オフィスのプロレスがファンを後ろ盾にしながら「世間」という一般視聴者を巻き込んでいこうとしているなら、煽り映像程度にしか試合前の映像を作り込んでいなかったのは惜しいと思いました。
せっかく初DVDで佐々木健介と家族の半年間の苦闘をソフト化しているなら、もっともっと盛り込んで欲しかったと思います。
その6ヶ月間を一番近くで見てきた中嶋勝彦が、何を考え、何を思い、何を決意してきたかを。

番組の作りはおおむねプロレスファン・佐々木健介ファン・中嶋勝彦ファンに向けて作られていました。
でも、北斗晶が目論んでいるのは世間に通用するスター・レスラーを創る事だと思います。
夫・佐々木健介を世間に届け、その跡を継ぐ中嶋勝彦を世間に届け、プロレスのパイを大きくしようとしています。もちろん鬼嫁ですからタダ喰いするような同業者を蹴落としながら。

旗揚げ興行で発売されたDVDには半年間の全てが詰まっていて、その映像の合間合間に手持ちの試合の映像を挟み込めばどれほど凄い作品になるかぜひ試してみてください。

健介の新日本出戻り第一戦の永田祐志との血まみれの試合。
勝彦が始めて健介と組んだ試合。(会場で流された勝彦の茶髪・黒パンタロン)
みちのくでタッグベルトを取ったときの無邪気な勝彦の笑顔。
健介が戦った高山とのIWGP30分ドローの死闘。高山のアクシデントはこの直後でした。
プロレス大賞MVPに丸坊主で出てきた健介。そして胸に詰まるスピーチ。それは三島の居たドラゲーに対する感謝と礼儀の現れだったとボクは思いました。
チャンカン初優勝を勝ち取った川田・ジャマールとのロングマッチ。
心友・小橋建太との初シングル。6万人が「プロレスの素晴らしさ」を確かめた、あの試合があって。
後楽園ホールの20周年興行での初タッグ・勝彦との初対戦があって。勝彦が「ボクには親父はいないけど…」と綴り、泣きながら「健介オフィスにきて良かった」と噛み締めた想いを。
高山の復帰・小橋の病い・健介の眼窩底骨折。柴田勝頼との試合に一生懸命だっただろうかという佐々木健介のエアポケット。オーバーワークによって懸念されたコンディション。
道場の建設。健介の手術。リングの搬入。二階のバルコニーからキャンバスのリングロゴを見詰める勝彦の決心
退院し、リハビリし、ひっきりなしに働く北斗と健介。そして復帰宣言。1月2日の復帰戦。
その間にひとり全日本プロレスに帯同してきた勝彦の成長。カズ・ハヤシとのシングルは素晴らしいものでした。

佐々木健介の3年間には常に中嶋勝彦が在り、中嶋勝彦の3年間には師・佐々木健介の叱咤と鬼嫁・北斗晶の愛情があり、深い絆はすべてプロレスのリングの上で結ばれてきました。
それらの集大成、記念碑、マイルストーンである旗揚げ興行が大成功に終わり、三島・山口らを加えた「日本一ちいさな団体」の前途は洋々と開かれていると思いました。

北斗晶が突きつける「勧告」

北斗晶は女子プロレスラーでした。しかし、GAEAジャパンの解散時を除いて一切の関わりを持っていません。
それは、今年40歳になる「オバチャン」がマットに上がることがどれだけ若者の未来を邪魔する害毒であるか知っているからです。そして、いまでも「女子プロレスのため」といいながらしがみ付いている「オバチャン」を批判する代わりに「中嶋勝彦」を世に送り出そうとしています。
プロレスを内から変革するために。
まだ18歳の中嶋勝彦は、佐々木健介の豪腕チョップ・ラリアットをあれほど受けて、それでも20分間立派に戦い抜きました。16歳で全日本に上がった当初、「半年で潰れる」「危ない」「若すぎる」といった周囲の評価を、勝彦・健介は必死の鍛錬を積み試合を重ね適切にケアして乗り越えてきました。

19歳の今、中嶋勝彦を「グリーンボーイ」と呼ぶ人はいないでしょう。
そういう若者を、未来を担い・ファンを集め・プロレスの素晴らしさを広めるプロレスラーを、健介という光と北斗の風とオフィスの土壌を最大限に使って育てようとしています。
それが「プロレス」を守る事だと信じて。

それほどの鍛錬をしないインディの中小団体。女子プロレス。オバチャン女子レスラーに向けた痛烈なメッセージ。
北斗晶は行動している。中嶋勝彦を世間に送り出そうとしている。続くものももっともっといる。

新木場で100人。マットだけの「女子プロレス」で50人。
それで満足しているならそのまま永劫に続くかもしれない。
そのまま年を取って、ドコかで怪我をして、貧乏して、バイトして、それがキミの描いた「夢」ですか。
「オバチャン」が居座って、上から順番に分配して、若者に一体何を残しますか。

「健介オフィス」が興行までするのは、自分たちの食い扶持のためじゃない。
道場も寮も興行も、佐々木健介に続く若者たちに掴むための「夢」を用意したのだ。

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