プロレス

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観戦理由はただひとつ『ヒール』小島聡の完成度。このままでは両国が保たない。
減少する熱量を煽るための小島聡の【悪役】はどう映ったか。
ボクの眼は偏っているのか、客観的なのか。他の観戦記と勝負です。


【第一試合】
×T28(テツヤ) 逆エビ固め ○ 真田 聖也
序盤は淡々としたグラウンドの攻防。フォーマット通りに腕を取り合う両者。主導権を先にとったのはT28で、ウラカンラナなどを仕掛ける姿はルーキーとはとても見えません。気がかりなのは、こういった基本ムーブはある程度カタチになっていて大技も織り交ぜているのに客席の反応がイマイチ薄いところです。最も沸いたシーンは真田が放った渾身の張り手で、技の威力が最も説得力を持っていたことを証明していたと思います。その前のエルボー合戦には沸かなかった客席がたった一発の張り手には敏感に反応するというのは、その「痛みを伝える」技術の稚拙さと可能性の両面をかいま見せていたように思います。
その張り手の後は両者の攻防に客席も引き込まれていき、真田の逆エビをエスケープして粘り続けるT28に対して応援が集中していました。
「技のひとつひとつに『勝つんだ』という気持ちをのせろ」とは佐々木健介の指導の基本ですが、まさに器用に技を出している間は拍手がまばらだったT28が、耐えまくっていた終盤は声援を受けていたと言うのはプロレスの難しさをあらわしていたと思います。

(追記)T28のコルパタで真田が肘を痛めた模様。こういうところにしわ寄せが来るのが今の新人プロレスラー(女子も)の宿命。前座経験なんて積ませる余裕があるのはNOAHだけでしょう。

【第二試合】
渕 正信 ○フィル・アトラス 平井 伸和 × 菊タロー
いつもの定番試合。アトラスはどっちに行きたいのか、路線がワカラナ〜イ。

【第三試合】
ペペ・みちのく ×荒谷 望誉  MAZADA ○TANAKA
背広姿で登場して対戦相手やレフェリーに名刺を配るという、「ばったもん」日本人ギミック第二弾。TANAKAはショボいとみせておいてウラカンやノータッチ・トペコンヒーロをこなす巧者で一気に会場を温めました。
方やアラヤ〜ダと称してマスクを被って登場の荒谷は、途中で強さをチョットだけみせたもののいつもの荒谷劇場で敗戦。
勝ったTANAKAはヤンヤの拍手でせっかく温まった会場を自分のマイクで一気に冷やして帰りました。
だめじゃん!
(追記)TANAKA課長Tシャツ完売。コルパタが綺麗だったからなあ。人気出るのも納得です。

休憩。8.26両国で中嶋勝彦VSクリス・セイビン正式発表。セイビンの評価はイマイチらしく食指動かず。

客席は7〜8割。東西のヒナ段と北の一角、南の前の方に空間が目立つ。
パイプ椅子は4面で100席強で、上井駅よりかなり少なかったです。椅子は来る度に減っていて、北の舞台に2〜3列セットされる席は1列のみ。しかも西寄りは記者席。千4・500人がいいところ。最初から席がないという事は台風のせいではなく、前売りが出てないという事の証明でしょう。深刻。


ここまではまったりとして眠かったです。
【第四試合】
○ミゲル・ハヤシJr ファイナルカット ×櫛田 雄二郎
序盤のグラウンドの攻防は腕の取り合いから。3・4手を費やして逆関節を取りに来る櫛田に対してカズ(!)は一手で切り返す。第一試合もそうだけれど、最近の新人は前座を経験しない(させる時間が無い)せいで、まずは一定レベルのカタチから教えられる。キックやスープレックスもカタチから入る。櫛田のヘッドロックもいかにも力が籠っている様に見えるし、その「見た目重視」を最初に教えたのもジャイアント馬場だったりするから、正しいプロレスの風景だといってもいい。
ただし、観客が否応無く格闘技の『ホンモノ』を見慣れた現代において「フェイク」は即座に空気を冷やす。キックのインパクトと比例しない「バチン!」という音は撲滅するべきだと思います。
櫛田はハッスルでは到底出来ない経験をカズ相手に・全日本マット相手に積み重ねようとしていました。
師匠のTAJIRIさながらの変則レスリングと若者特有の無鉄砲さで全力勝負をしていました。
カズはさすがに受けの名手らしく櫛田のすべてを引き出し、最後はWA4からの逆エビで締め上げ、エスケープで力をつかいきった所をファイナルカットで仕留めました。本日ベスト試合です。
(追記)TAJIRIも来てたそうです。木村響子は確認しました。見た目の分かりやすさって大事ですねえ。

【第五試合】
VM対本隊。ドーリング大活躍のアオリで勝彦・ケアの印象なし。接待か!
(追記)メイン試合後に乱入するなど大活躍…っていうか、これから対VM路線になっていくようです。彼。

平均点低いなあ…。

【セミ】
○鈴木みのる ヒールホールド? ×土方 隆司
なんでこんな試合がセミなんでしょう? バチバチにときどき歓声が起こっていました。鈴木が終盤チョット崩れて「まさか?」と思わせておいてアッサリと足関節を取られてタップ。
それでも健闘を讃える拍手を貰った土方、何を思ったか鈴木に弟子入り志願!
「勝ち方を教えてください」のアピールにボクは「???」。
じゃあ、今日のこの試合、ただの踏み台かよ。弟子入りの理由が欲しかっただけなのかな?負けて悔しくてもう一回というなら分かるけど、弟子入りすると言うことは全面降伏を意味するんじゃあないのかな、土方クン。
そういうところが地味な中堅をいつまでたっても抜けられない原因だと思いますよ、ボクは。

こんな試合は休憩前にやってください。
空気がものすごく微妙なままメイン。

【メイン】
とにかくVMが総出で、対戦相手が絶対的ベビーフェイスの武藤で、しかもその武藤の膝を集中攻撃することによって、どうにかして小島にブーイングを浴びせようと言う意図がみえみえのメインでした。
ヒール小島の欠点がいっぱい見れました。

\菷は小島と健介。まずこれが失敗。直線パワーファイトの両者がいきなりチョップ合戦を始めてしまい、しかも普通に小島が当たり負けしちゃっていました。ヒールなら、その負けが決まる前にスカすなり反則で逃げるなりラフファイトをするなり、とにかくまともに受けないのがセオリー。この攻防で健介の仕事は完了し、健介ファンは満足するでしょう?ヒールが客を満足させてどうするんでしょう。フラストレーション溜めさせてこそブーイングが起こるのに。。。

⊃柬魔と武藤にチェンジして諏訪魔が自分のコーナー近くに武藤を誘い込んだ場面がありました。ここでエプロンに立った武藤の足を小島がラリアットで刈ったんですが、これがものすごく予定調和。
小島は出るタイミングをじっと待って武藤を凝視して固まっていて、それまでのコーナーの連携に全然参加していませんでした。
武藤に至っては小島が来るまで一歩もその場を動かず、いまかいまかと待ち構えているようにさえ見えました。こういう攻防は刈るタイミングが大切で、観客によまれちゃったら失敗です。

I霪の膝を攻撃することで客席のヒートを買うのがこの試合の目的。
小島は自軍の鉄柱に武藤の脚を固定すると椅子で打ちつけました。 さあ、これで大ブーイング発生!…しません。あきらかに鉄柱をぶっ叩いてしまい、周囲からは失笑が漏れます。コレを繰り返すこと3回。
ボクはもうマトモに見るのを止めちゃいました。

健介は序盤にチョット目だって、あとはヤラレたふりしてリング下に転がっていました。
目立った時の相手は諏訪魔で、エルボーとラリアットの激しい打ち合いを展開して「おおっ!」という溜息が客席から漏れました。
どう見ても今日の試合でヒールらしかったのは諏訪魔のほうで、黒い髪に戻した小島は新日のペーペーだった頃に戻ってしまったかのようでした。
結局思うようなヒートも起こらず、武藤が諏訪魔のアンクルホールドに負け。これも当初の目的から見たら大失敗です。小島の見せ場は最後に健介をリング下に追い落としたラリアットだけでしたから。

つまり、これを新日本に当てはめると、
全日本・VM    新日本・GBH
小島 聡    ⇔ 天山 広吉
諏訪魔     ⇔ 真壁 刀義
TARU     ⇔ 越中 詩郎
近藤修司    ⇔ 矢野 通
“brother”YASSHI⇔ 石井 智宏
と、いう大変つまらなくも予想通りの展開になっています。

こんなんで両国はどうなるんでしょう?

(追記)
スポーツナビより小島のコメント抜粋

小島 全日本も落ちたもんだな。留学生に助けてもらってるのか。武藤、健介の全日本最強コンビが留学生に助けてもらって恥ずかしくないのか。生きてて恥ずかしいよ。 

健介は三冠戦線に移行。抜けた穴はドーリングが埋めるという事になり、小島のコメントはこれを後押ししているように感じます。カード変更ありと見ます。

参考としてパッケージではない新日本プロレスの真壁のコメントをお手本として載せておきましょう。
新日本公式より抜粋。同じ日の試合後のコメント
真壁「オイ、Black! 口ほどにもねぇな。俺、言ったよな。戦争は始まったんだよ。オイ、蝶野、次はテメェだ! 覚悟しとけよ、この野郎! バーナード、これだけは言っといてやる。テメェ、どんなに体がデカくてもよぉ、俺は投げ切るぜ、俺は突っ込むぜ、俺はブン殴るぜ。関係ねぇ、バカヤロー! もうG1(CLIMAX)の前哨戦は始まってんだ。どいつもこいつも余裕かましてると、えれぇことになるぜ。(『LOCK UPの7/20栃木大会では邪道、外道選手と組むことになっていますが、その意図は?』)2人はどれぐらいのレベルの選手だ? (何も)言うことねぇ(実力)だろ。他のところが獲得に動くなら、それよりも早く俺たちは動くぜ。C.T.Uが解散して邪道、外道、来るべき所があんだろ? これで邪道、外道は何を考えるか。G・B・Hは集まるべくして集まったんだよ。それと同じだ」

饒舌かつわがままで偉そうな、自信満々のアオリ。ノッているのが伝わってきませんか?

そして同じ日のGBH総帥・天山は…。
天山「オイ、G1(CLIMAX)見とけ、目にもの見せたるわ! それだけや!!」
…。試合も負けてるし。

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スタンダード・ブルー。「新日本のセルリアンブルーのマット」は今どこにある?

今週号の週刊プロレスの中で蝶野選手がTAJIRIとの対談が掲載されていました。
かいつまんで言えば、「プロレス」の右端にエンタメのハッスルやレッスルランドがあり、左端に総合格闘技があり、そのすべてが昔の新日本プロレスにあって、いまはない、というものでした。
そして蝶野のみるところ一番中心にある「ストロングスタイル」こそが新日再興の一手である、と。

蝶野はたぶんアタマのなかでは十分反撃の計算がたっているのでしょう、が彼は既にジブンがその実行するチカラを失っているのも分かっているのではないでしょうか。
そうでなければ、カレはとっくに動き出しているはずです。エース兼現場監督として。

そして夏の本場所『G1クライマックス』。
昨年興行的にイマイチだったこの大会は、今年こそ絶対に失敗は許されません。
昨年度の営業赤字の多くは外国人レスラー(ぶっちゃけレスナーひとり)の招聘費用の読み違い。
その他は収益は上がらないとしても大きな赤字を膨らませるほどにはヒドくはありませんでした。
これはレスラー年俸のカットを始めとするリストラの成果でもあり、ほとんど限界まで経費を削った結果と言えます。
大きな賭けであった1・4ドーム大会も前回ほどの大失敗はせず、年度の赤字を10億から2億にまで縮小する事ができました。
親会社であるユークスも株主を説得し新日本と心中する覚悟で援助を続けるようですが、来年のドームに期待が出来ない中でG1で大きな損失を出さない事が絶対命題であるといえるのではないでしょうか。
■新日本プロレス「G1クライマックス2007」

【出場決定選手】
永田裕志(9年連続9度目の出場)
中西 学(11年連続11度目の出場)
棚橋弘至(6年連続6度目の出場)
天山広吉(13年連続13度目の出場)
真壁刀義(4年連続4度目の出場)
蝶野正洋(2年ぶり16度目の出場)
中邑真輔(2年ぶり4度目の出場)
ジャイアント・バーナード(2年連続2度目の出場)
ミラノコレクションA.T.(初出場)
X(後日発表)

【出場者決定戦(7月12日・仙台)】
長州力vs.越中詩郎
飯塚高史vs.矢野通 

そして日程。
08/05(日) 16:00 大阪・大阪府立体育会館    TV 
08/06(月) 18:30 静岡・ツインメッセ静岡    サムライTV 
08/08(水) 18:30 神奈川・横浜文化体育館    SXW 
08/10(金) 18:30 愛知・愛知県体育館    サムライTV 
08/11(土) 18:00 東京・両国国技館    SXW 
08/12(日) 15:00 東京・両国国技館    TV 

新日本の観客動員が劇的には回復していない。会場をセーブして大ハコを回避する傾向にはあるものの、さすがに面子のかかったG1にはブレーキが掛からなかったようです。
この出場メンバーでこの会場の大きさを埋めきれるか、ほぼ純粋メンバーで挑む「G1」は、より内容が求められるようになるでしょう。結果がコントロールできるプロレスだからこそ『内容』の素晴らしさがが必要です。
『出来すぎ』と思われたら負け。『奇跡』と思わせたら勝ち。
中邑も棚橋も結果は出しているけれど誰もエースとは言わなかった。それは『内容がすかすか』だったからに他の理由はありません。

佐々木健介は、そのファイトスタイルに昔からそれほどの変化は見られませんでした。それがフリーになってから急にファンに受け入れられるようになったのは、『プロレス』自体から・特に本家の新日本から『ストロングスタイル』が失われていった事への飢えがあったのだと思います。
身体を鍛え受身を練習して、相手のどんな攻撃にも耐えて反撃してみせるプロレス本来の単純な面白さを他の選手が失い、怪我で表現できなくなり。。。橋本真也が亡くなり、小橋が病気で離脱して。。。なおさらに。

プロレス本来の面白さは、殴って蹴って投げ飛ばして、やられてやり返してガマンしてガマンして勝つまで闘う、非常にシンプルで分かりやすくとてもポピュラーなモノのはずです。でした。
ところが、インディがそれほどの鍛錬を積まずに行うとき、肉体の修練は後回しに『見た目』の面白さで観客を集めようとしました。これが「エンタメ」です。
このネタを武器にする「エンタメプロレス」は非常に短期的にマンネリします。極端に言えば一回毎にネタを変えないと飽きられてしまいます。その対策として毎回ネタを変えてストーリーを繋ぐ手法がとられ、その副作用として観客が「マニア化」していきます。一見さんには分からない「ハッスル劇場」「DDT劇場」がそこに出現し、高い敷居がビギナーの流入を阻害し観客動員の頭打ちを招きます。
ハッスルはその対策として「芸能人」を使いましたが、コレをプロレスファン人口増加の切り札と思う人はどれほどいるでしょう?よっぽど「かっこよくみえる」芸人を目指したりするんじゃないでしょうか。「プロレスラーよりかっこいい芸人」を見に行くハッスルにおいては。

おもしろいにはおもしろいけれど、これが「プロレス」だったら、首の骨折ったり硬膜下血腫で死んじゃうレスラーはいないはずだし、何時間も血尿出るほど練習するレスラーもいなくなるでしょう。
実際、いまのプロレスラーは男子も女子も練習しなくなってるといわれているし、練習してたらあんな出っ張った腹はしてないだろうという選手がたくさんいます。それでも「プロレスラー」として通用してしまう状態こそ危機的なんだろうと思います。

プロレス本来の「内容」を残すには相応の鍛錬がいる。それに満たない人間が「エンタメ」プロレスだと言いはじめ、いつしか本道だと言いはじめている。
これを悪貨が良貨を駆逐する所業と言わずしてなんといったら言いのでしょう。(略して悪業)

ハッスルに味を占めた吉本興業が関西芸人だけで「プロレス」をやったことがあります。
これが不評だったのは、「プロレス」なのに「プロレスラー」がいなかったからで、まったくの「プロレスごっこ」とみられたからです。ハッスルは「プロレスラー」が「プロレスごっこ」をやるから「プロレスの派生したもの」とみられ、インリンやHGが引き立つのです。これを芸人だけでやればたちまち「お遊び」に写ってしまうはずです。
プロレスラーがするプロレスごっこ「ハッスル」は、芸人をプロレスラーに仕立て上げ、その反動でレスラーを劣化させます。CCに出場したTAJIRI・川田のプロレスラーの力量が激減したのは怒りすら覚えました。

いま、「スタンダード」なプロレスをやれるレスラーは一握りしかいないと思います。


そのわずか数名のうちのひとり、小島聡がVM入り・ヒールターンをしました。
ジュニアリーグの初戦、カズハヤシvsディック東郷戦・近藤修司vs中嶋勝彦戦という珠玉のカードを前に全日本プロレスのパッケージが小細工をしてきました。
彼ら、特に武藤の頭の中には「話題」が観客動員を増やす特効薬であるという妄執があるようです。
名勝負破壊器鈴木みのるを三冠に置くのも、VMに諏訪魔を置くのも、先日の武藤祭も、ハッスル出演も、すべて話題先行を優先させるイノキの遺伝子手法によるものです。
実際には過剰包装にがっかりした観客がじわじわと脱落していっているのに、ドーピングよろしく週刊誌やスポーツ紙に話題を振りまいています。

小島聡の「いいひと」っ振りはキャラでもつくりでもありません。
時代はそんなギミックをプロレスラーに求めたりしていません。
健介が「ふつうのマイホームパパ」だったのがバレ、なおさら人気が出たでしょう。
苦労人・越中のIWGP戦の涙の入場にうそなきと思ったひとはいないでしょう。
いっしょうけんめいやって、勝ったら喜ぶ。負けたら悔しがってまた明日ガンバル!
中嶋勝彦がみんなに愛されるのは、そんな単純さ正直さの向こうに、プロレスの原風景を見ているからではないでしょうか。そしてそんなピュアさを健介・北斗ががっちり守ってのびのびとファイトさせているからだと思います。

「いいひと」小島はオトナの事情ってやつで「過剰包装」の片棒を担がされました。
全日本「過剰包装」パッケージプロレスは、中身がどんどん小さくなっていってます。
開けてガッカリのパッケージプロレス。
なんだかとっても行く気が削がれたので、チケットのある文体、行くのやめよっと。
(と、言いつつ近藤VS東郷の決勝戦だったら観ないとゼッタイ後悔するから、チョット様子見。まだ捨てないでおこう。)

小島のヒールターン。お客が増えたら勝ち。ドン引きされて減ったら負け。
賭けに負けた全日本はまだ立ってられるかな?

健介道場マッチの良い所と悪い所

行ってきました。環七から中川沿いを北上し正味1時間、意外と近かったです。
後楽園ホールにだってだいたい40分ぐらい掛かるので、如何にクルマの交通量が少ないかとしみじみ思いました。

さて、道場マッチの内容は、最初に北斗さんのトークショーがあり、次に恒例の抽選会がありましたがこちらの模様は割愛します。ファンとのふれあいのボリュームとしてはクリスマスイベントの方が断然でした。
結局健介・勝彦とも試合以外で顔を出してなかったし、サインとか写真撮影とかを期待していた人たちには期待はずれだったかもしれません。もう、こういう形式は限界なんじゃないかと思います。ファンとの交流を目的にするならクリパのようなイベントをするべきだし、試合を見せるならワンマッチでは時間が持たないということをそろそろ考え直した方がいいと思います。

ボクの目的はあくまで「試合」ですから。

そのワンマッチは、6人の選手を即興でチーム分けしてのタッグマッチ。
抽選の結果、佐々木健介&小原道由&なまずマン VS 中嶋勝彦&AKIRA&菊タローに。

ここで健介道場のレイアウトが劇的な効果を呼び込んだのでその説明から。
リング周りのスペースには椅子がなく、言われていたゴザも設置されていませんでした。
リングは1メートル高い位置にあるので、必然的にオールスタンディングで取囲む状況になります。
そして客席(?)とリングを隔てるのは鉄柵ではなく工事用のロープとポールのみで、その隙間は50センチあるかないか。
選手は試合中にリング下にエスケープもダイビングもすることができません。つまりナチュラルなランバージャックデスマッチ状態での試合を強いられることになりました。

さて、メンバーのおさらい。健介・勝彦・小原はルチャはやりません。菊タローは場外はほとんど使いません。AKIRAはルチャもやりますが、グラウンドやストレッチ技の名手でもあります。
そしてナゾのマスクマン「なまずマン」が意外なヒトです。空中戦を得意とし、ライオンサルトやトップロープ越しの610を使い、フィニッシュにファイヤーバードを使うAKIRAよりも小さい70キロ位のレスラーでした。
ボクの予想通りなら彼の普段の試合は主にロープワークとダイブの高さと身軽さで観客を驚かせるスタイルをとっているハズです。その彼が「飛び道具」を制限されてどうしたか。
結果、彼は技の当たりの説得力を出すためキック・エルボーなどの基本技を速く正確に出すことを心がけていたように思います。出ばなの勝彦に見舞ったドロップキックは綺麗でした。今日のファイトでは観客に「痛み」をきちんと伝えていて、技の信憑性=重みが出ていたから迫力が出たと思います。

試合は、まず菊タローと健介が先発。菊タローのネタに付き合いつつ至近距離で逆水平を放って攻勢に。でも明らかにインパクトが弱く、菊タローに対して加減しているのが分かります。最後尾でも5メートルと離れていない特別席で健介の逆水平を間近に見ているんですから、その威力がどれほどかなんて想像に難くありません。
ところが、菊タローから代わった勝彦に健介が放った一発目の逆水平の凄まじさは、見ているコチラが痺れるほどの威力でした。勝彦の胸板はみるみる真っ赤になり、あっという間にスローダウン。このトップギアの逆水平を見れただけでボクは満足してしまいました。

試合は20分を越え、6人ともほとんどハイスパートのまま休むことができません。ロープ際の攻防も場外を使えない状況で制限され、息を整えるためのエスケープも出来ず、リングの真ん中で延々と削りあっていました。菊タローが捉まって健介のフルコースを喰らってからも粘っていたのにはみんなが拍手喝采。最後は健介のラリアットからなまずマンのファイヤーバードスプラッシュの好連携で3カウントでしたが、場内は大変盛り上がっていました。
まあ、両国やドームで何万人も酔わせるプロレスラーがやってるんですから。

さて、ゲストの4人を温かい拍手で送り、勝彦・健介・北斗の締めのあいさつ。
この中でサプライズが2つ。
ひとつ目は練習生だった山口竜司のプロデビューが決定。
日時は9月1日、場所は健介オフィス自主興行第二弾のディファ有明大会。

デビュー戦の相手はジャパニーズレッドデビル・諏訪魔!


そして2つ目は同大会において

パワー・ウォリアーが復活!

ウィキペディア:佐々木健介
1992年、アメリカ遠征中だった健介は、ロードウォリアーズのホーク・ウォリアーからの呼びかけでタッグチームを結成、『パワー・ウォリアー』と名乗った。同年11月9日、ミネアポリスでの小興行がデビュー戦で、日本には11月23日の新日本プロレスの両国国技館大会で初上陸(相手は長州力/馳浩組)。程なくスコット・ノートン/トニー・ホーム組を破りIWGPタッグ王座を奪取。1993年8月に奪取されるまで40連勝という、プロレス界の最高連勝記録を打ち立てた。このホークとのタッグはファン公募により『ヘルレイザーズ』と命名され、1990年代の新日を代表する名タッグチームとなった。

パワー・ウォリアー単独としては、1997年と2000年にザ・グレート・ムタと対戦。ムタの十八番である毒霧を吹いたこともある。

ホーク・ウォリアーが急死したのが2003年10月19日
“暴走戦士”ホーク・ウォリアー急死。健介「兄弟みたいな付き合いだった」
https://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pict/200310/20/031020_kak_wj_hawk_b.jpg
ボクが本当に健介を好きになったのは、実はホークと組み出してからです。
暴走戦士として恐れられたホークが、体格も技術もパワーもスタミナも劣る若者を常に鼓舞するように戦い、パートナーとしての絆を確かにしていく様子に人間らしさ・男らしさを感じていました。若い健介が必死でパワーウォリアーになろうとする姿に、ひたむきさと熱さを感じました。

そのホークが亡くなり、その葬儀に駆けつけた健介を世間は猛然と批難しました。このとき健介は総合の試合で右手を骨折して欠場中でしたが、当時の所属団体WJはすべてが逆回転の断末魔にあり、その責任を健介に押し付けていました。選手もフロントもマスコミも、欠場中に渡米することを誹謗し、興行に帯同して接客することが正しいと言う論陣を張りました。
そして団体崩壊の全ての責任は、会社に無断で渡米するようなエース・佐々木健介にあるとして徹底的に悪者にしました。実際は渡米に許可も取っていたし、私費500万(一説にはその数倍)を会社に提供し、ファイトマネーは無給で骨折の治療費も支給されなかったと言うのに。

ホークの葬儀はとても悲しかったのを覚えています。そのときの健介のスピーチに泣きました。
そのホークを、日本では正式には送ってない。そしてその資格のあるのは日本ではパワー・ウォリアー以外にはありはしない。
ロードウォリアーズとして最後に日本で試合をした団体WJで、佐々木健介との再会とチームの再結成・3人揃い踏みのトリプルウォリアーズの甘く苦い儚い幻想を、今の佐々木健介はまだ忘れずにいてくれるだろうか。
数あるオファーからWJという史上最低の団体のリングに上がってくれたホークを、その恩をきちんと感謝して送ることを過去から今までしてくれた者がいただろうか。佐々木健介以外に。
遅れてしまったけれど、天国のホークに手向けを送ってくれることを願わずにはいられません。

アニマルを呼び、ブラックサバスを鳴らそう。
ダブルフライングショルダー、ダブルリフトアップ、ダブルインパクトで相手をなぎ倒そう。
鉄鋲のついたプロテクターと顔のペイントとコーナー上からの威圧で観客を酔わせよう。
スープレックスを喰らってもすぐさま立ち上がって逆襲し、相手を驚愕と恐怖の波で呑み込もう。

ロードウォリアーズを蘇らせ、天国のホークに届けよう。
それがパワーウォリアーとしての最大の仕事だと、ボクは信じて願ってやまない。
それだけが、けじめをつけられないままでいるボクのココロからの願い。

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全日本プロレス・新ユニット結成。「小島塾塾長、小島 聡である!」

【東京スポーツ新聞6月2日付け記事より抜粋】
小島「自分が神戸のリングで見せた行動がすべて。私事でほかの選手やファンに迷惑をかけてしまった。これからは自分が全日本を盛り立てていく。初心に戻る意味でも、全日本の将来を担う新人たちを育てたい」
小島「武藤さんも常々言っている通り、全日本には『次』がいない。このAJF(オールジャパン・フューチャー)で全日本の未来を築きたい。」
小島「自分には(師匠の)浜口さんや健介さんに教わったことが山ほどある。まず自分が模範の姿勢を見せること。これが大事。」

諏訪魔の存在がどこかに行っているようですが、やっぱり若手が育っていないのは確かにモンダイ。
じゃあ、健介道場で勝彦の次にくる山口竜志が『そろそろ』じゃないかと思われるのと比べると、ホントに老舗・全日本プロレスは淋しい気がいつもしていました。

マンネリの打開策というのは2つあって、ひとつはニューフェイスを投入しつづけること。
これは昔から行われていて、外人レスラー・いわゆる未知の強豪を呼んでくるという手法。
これには結構な費用が掛かるためノアでも新日本・全日本でも日本人のフリー選手に置き換えてきました。
実はそれが弊害になり、どこのリングでも同じ顔ぶれが並んで平坦化するという現象を起こしてしまったのです。女子プロレスのフリー全盛・自主興行の乱発は一年余りで破綻してしまいましたね。
アタマのいい一部のフリー、高山や健介は各々ノア・全日以外にはほとんど顔を出さないようにして商品価値を維持しています。その希少性で話題にもなるし、副業のTV解説やタレント活動にもプラスにしています。

もうひとつの方法は「成長」する姿を見せること。この最も成功した好例が中嶋勝彦であるのは言うまでも無いですが、そのルーツは新日本の「ヤングライオン」という生存競争のシステムにあります。
闘魂三銃士もライガーも第三世代も、高田だって鈴木だって健介だって、みんなこの「競争」のなかで台頭してきた選手たちです。ファンは第一試合から、この未来のスターたちを目の当たりにし品定めしてその成長する姿に『未来』を感じます。その成長物語に感化されながらプロレスファンとして共に歩んでいくのです。

全日本プロレスの閉塞感=マンネリの原因は一年以上決まった顔ぶれで興行をしてきた事と、台頭してくるニューフェイスの欠乏からだと思っています。これは全日本だけでなく、ボロボロと選手が退団していった新日本や、決まりきった選手で格付けの固定されている最近のNOAHでも起こっている現象です。

インディではその打開策にストーリーを変えたり選手のチーム分けを変えたり選手を入れ替えたりします。デスマッチなど、より過激で刺激的なファイトにエスカレートさせたりします。
全日本にメキシコ・スリー・アミーゴスが出来たのも、新日本にフリ−勢が再結集しているのも、NOAHの技の高度化・危険化も、すべてはマンネリ打破にもがく苦肉の策です。

でも、結局の所何年も何年も同じ事は続かないし限界があるのがテクニカルの世界で、そういうものから離れて「成長と競争の世界」を真摯に見せていくほうが長く楽しめるような気がします。
そういう意味では、「小島塾」の担う役割は大きいと思うし、歓迎して応援していきたいと思います。

で、その全日本プロレスジュニアヘビー・リーグ戦の組み分けが発表されました。

【Aブロック】
中嶋勝彦 土方隆司 ぺぺ・みちのく エル・ノサワ・メンドーサ 近藤修司

【Bブロック】
ミゲル・ハヤシJr. AKIRA ディック東郷 クリス・セイビン ”brother”Yasshi

一週間の短期決戦。
Aブロックは中嶋勝彦包囲網、初戦の後楽園で近藤といきなりの大一番。ここで落した方が俄然厳しい位置に置かれてしまう。近藤・土方とタイトル戦の相手を持ってくるというのは、その後の世界ジュニアへの布石とも思えるし、ここを突破して文体に駒を進めるならたいしたものだと思います。 予想は近藤本命。

Bブロックは大会ホスト、カズ・ハヤシに東郷大将とセイビンの三つ巴。期待を込めてディック東郷に。意外とYASSHIに期待してみたりするけど、大将相手では小僧扱いされそうな予感。こちらのブロックも開幕戦でハヤシ・東郷戦は垂涎のカードです。

開幕戦は仕事の都合で行けないので、そのぶん文体を購入。武藤・みのるはどうでもよく、このファイナルの観戦にイノチ懸けますよ。ヴァ〜〜〜。

数年後、このメンバーに全日本の若手塾生や健介オフィスの山口竜志クンが参戦するのを楽しみにしたいと思います。

がんばれ! 小島塾長!!

男女ゴルフに見る『スター・システム』の構造

宮里藍の出現以前、女子プロゴルフは長い低迷の時代にあった。
週末のゴルフ中継は低視聴率にあえぎ、スポンサーの撤退はバブル崩壊後の不況下と相まって止まることを知らず、競技レベルの低下と高年齢化・老害化が深刻であった。
男子ゴルフに比べて賞金が下がり、当時新興のシニアゴルフにすら及ばない大会が現れ、まさに存亡の危機であったといっていい。
その競技人口減少によるレベル低下を逆手にとり彗星のように現れたのが宮里・横峯さくらに代表される新世代。競技レベルが下がったことと競争相手が減少したことは逆にいえばそれだけ結果を残す確率が上がることとなる。
それまで閉鎖的でジュニア世代を育成してこなかった女子ゴルフは、皮肉にもその事が糧となって新しいスターを輩出した。その後の宮里世代の活躍により女子ゴルフは再び注目され、彼女等を目標に子供たちがクラブを握り練習場に通いだす。注目されることにより競争原理が働き競技のレベルも持ち直して来たように思える。

その女子ゴルフの活況の影になるように、今度は男子プロゴルフが低迷した。
かつてのスター、青木・尾崎3兄弟・中嶋がそろってシニアに退き、とってかわるべき次世代のスターは生まれなかった。そのことが女子に比べて目新しさを欠き、TV視聴率につなげスポンサーを獲得するプロスポーツとしての機能不全を招いた。
男子プロゴルフ界に「宮里 藍」待望論が噴いた。

「ハニカミ王子」石川 遼 現る!

王子誕生!石川遼が15歳世界最年少V

http://www.sankei.co.jp/sports/golf/070520/glf070520001-1.jpg
男子ゴルフ界の救世主となる“王子”が現れた。マンシングウェアオープンKSBカップ最終日は20日、岡山県玉野市の東児が丘マリンヒルズGC(7072ヤード、パー72)で強風で1日目が中止となった影響でこの日は決勝の第3、第4ラウンド計36ホールが行われた。この2ラウンドで9打伸ばしたアマチュアの石川遼(15)=東京・杉並学院高1年=が通算12アンダーで、国内外、男女を通じて史上最年少となるレギュラーツアー優勝。なおツアー初出場優勝は79年、中四国オープンの重信秀人以来。アマチュアの優勝は80年、同じく中四国オープンの倉本昌弘以来となる。

プロ野球には甲子園というスター育成システムが存在する。
プロサッカーにおいてはジュニア世代からのピラミッド型の育成プログラムがあり、その中では各年代ごとに世界大会が用意され一般大衆の注目を浴びるようなスターシステムが存在する。

それらがなかった、もしくは機能不全であった男女のプロゴルフが新世代の若いスターを作るために払った犠牲は、プロゴルフというジャンルの一時的な低迷期という痛みだった。その代償はあまりに大きなものだったに違いない。

どのジャンル、スポーツでも芸能でも一般の会社であっても、世代交代の時期というのは必ずやってくる。
ヒトはいつまでも若くは無くやがて老いる。その老いによって新たな役どころがあるとはいえ、いつまでもトップに君臨しつづけることは出来ない。いつまでも主役ではいられない。
ヒトはいつまでも変わらない時代を惜しみつつ、新たな巨星の出現を待望する。
それが「アカルイミライ」の具現化した姿だからだ。大衆は常に未来を志向する。
古きよき時代を懐かしみつつ、新たな希望を模索し、飢え、渇望して目標を探して迷う。
その迷いの果ての道しるべこそがスターであり、どのジャンルにも現れ・君臨する自然発生的な現象なのだ。
ただひとつ、誰かが妨害しなければ、のハナシではあるが。

プロレスに世代交代なし!

現在復帰に向けてリハビリ・トレーニング中の小橋建太の名言に「小橋建太に世代交代なし」というのがあった。
その真意がどこにあったのかは図りかねるが、彼の性格とそれに相通じる佐々木健介の動向からして、彼等は新世代の台頭をむしろ望んでいるように思われる。
そして彼等が進んで「高く険しい壁」と成って立ちはだかり、それを苦難の果てに越えさせることによってプロレス界にとって最も重要な「格の伝承」が成されると確信しているように思われる。

健介にとってはその現役生活の集大成として「中嶋勝彦の親父越え」という大仕事が待っている。
やすやすとは越えさせない、それでもいつかは越えていくだろうという物語は、中嶋勝彦の成長と佐々木健介の鍛錬と指導の元で徐々にしかも確実に練り上げられていく。
そしてそれまでの間に勝彦は十分に実績を積み上げ、健介もまた高い壁としての鍛錬を続けて肉体を維持するだろう。

そしてその後。

格の伝承が済み世代交代が完了して、プロレス界はスターを得る。健介は新たな「役どころ」を得て道場で汗を流す日々が続く。その勝彦の「格」を次に受け取る若者を日々鍛える事だろう。

小橋建太がそれを望んでいなかった訳はない。愛弟子・潮崎を引き上げるような試合は何度も何度も繰り返された。小橋は団体の中心人物としていまでもファンの期待を一身に集めている。
世代交代はしない、自ら退く事は彼には出来ない。プロレスを愛しNOAHという団体を愛し仲間を愛してきた彼がプロレス以外の事を考えていないことは彼の行動からひしひしと感じる。
その彼のプロレス殉愛に、小橋の僚友・後輩・弟子たちは応えてきただろうか。

小橋建太を越え、その「格の伝承」をする若者は一体何処にいるだろうか。
丸藤はなにをしている?なぜ三沢を越えない?
森嶋はなにをしている?なぜリングの中央に居座ろうとしない?
力皇はKENTAは潮崎はただ。小橋建太の帰還を待っているだけか?
小橋が戻ってきた時、「座席が狭いなあ」と思わせるNOAHであるべきではないか?
離れた時と同じ席をそのままにして置くほどNOAHやプロレス界にとって優しい時代でもないだろう。


全日本プロレスはもっと深刻だ。武藤商店は永遠に武藤商店のまま、築5年でアバラ屋になった。
小島はこれまでも今でもこれからも丁稚奉公を続ける気だろうか。
道場にも行かずスポーツジムで汗を流す、そんな選手に弟子は持てない。
付き人にメシを食わせるだけでは後継ぎなどは生まれない。小島は今年36歳、あっという間に現役時代のピークは過ぎていくのだ。ベビーだヒールだと迷っている時間など何処にあるのだろう?

野人といわれる人知を超えた存在の中西学は健介と同じ40歳、天山・永田は38歳。
第三世代は上ばかり見て育った。そして気がつけば持ち上げてくれる下の世代をまったく省みずにここまで来てしまったのではないか。いま、新日本プロレスが真壁・越中のおかげで盛り返しているという。
古きよき時代の象徴・越中と雑草世代の真壁。エリートでもイケメンでもない、団体の後押しなどない一匹狼の彼等が人気を博す、そのプロレスファンのメンタリティーを新日本のフロント陣や上井氏はもう一度噛み締めてみた方がいい。
彼等が思うほど情報操作が効かない、ファンの心理はかように複雑なのだ。

まとめ。

それでもまだ「女子プロレス」よりは希望がある。まだ間に合う。

スターは自然には生まれない。相当の土壌と水と養分と陽の光がなくては育たない。

総合格闘技のように野生の木の実をもいできて並べるだけでは、いつか枯れ果てるだけだ。

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