禁煙パイポではありませんよ^^
何が何でどういうことかと言いますと、古時計の再生の話です。ですから、今回は私ヒノマチコがどのように古時計コレクションを安価(市場相場の低価格帯)に増やしていったのかという事に少し触れていきたいと思います。
タイトルを言い換えますと、「私はジャンク古時計の購入で良品古時計の購入をやめました」と、なる訳であります^^
今日の国産古時計市場では、ある程度の製品に限っては中古相場が決まっています。特にデッドストック製品は高価格帯であり、タグやバンドがあればなお更高価格帯ですし、説明書や化粧箱があれば更に値段も跳ね上がります。化けますよね(笑)。そして使用頻度が多少あれども希少品尚且つ人気があるが故にプレミア価格となる古時計もあります。そして、揺るがない人気を誇る国産オールドダイバーズは高額な中古相場で取引されています。私の勝手なイメージですが、国産オールドダイバーズに於いて一般的な使い込まれた中古状態の高価格順番で言いますと、、、、
セイコー6215ダイバー300m、
シチズンクロノマスターダイバー、
セイコー6159ダイバー300m、
セイコー6159ダイバー600m、
セイコーファーストダイバー150m、
オリエントキングダイバー1000m、
オリエントカレンダーオートダイバー、
オリエントスキンダイバー、
セイコーセカンドダイバー150m、
オリエントウィークリーオートダイバー、
セイコーセカンド初期ダイバー150、
オリエントフルオートダイバー、
シチズンチャレンジダイバー、
セイコーサードダイバー150m、
オリエントHaキングダイバー、
オリエントCAキングダイバー、
オリエントAAAキングダイバー、
その他・・・
*他にも何かあったような??いずれにせよ、シチズンのペットネーム系ダイバーやレディース系ダイバーは割愛しています。一般的によく取り上げられる個体のつもりで記しています。
といった具合に高額になる順番で記してみました。上位3つは似たり寄ったりの価格で変動しますが、いずれも80万近くは覚悟した方がいい高額機種ですよね。あとは35万〜5万といった感じになるのでしょうか。。。まぁ、これは私の見解ですので確かな相場ではありませんが、今はこんな感じに見受けられます。
話を元に戻しまして、機械式腕時計好きな私はいつのまにか機械式古時計を多く所有する方向になっていきました。これらをコレクションと言っていいのか分かりませんが、個人的に興味ある時計が増えていき、どれも熱い想いをがあっての蒐集なんです。しかし、ショップで売っているような価格では手に入れてないのが現状です。まともに古時計を買うと相当な資金力が必要となります。私にはそこまでのことはできませんので、古いジャンク個体を安く入手して、それを良品まで自己メンテナンスの整備をし、マイコレクションとしていきます。いくらジャンクだからと言ってもジャンクの度合いもあります。復旧可能な範囲のジャンク具合を見極める目も必要です。そして、このジャンク状態でいくら資金を投入すれば得するかの相場の金銭感覚も必要でしょう。私は自己メンテするようになるまでの知識本や工具やパーツ等、素人技術の向上に掛けた資金もそれなりでしたが、飽く迄も私は再生可能なボロ中古時計を復活させて良品ウォッチにしてコレクションすることをやっています。ですから、ムーブのOHをする個体もあれば、現状問題ないものはOHしない個体もあるのです。私のやっていることで一番大切なポイントは文字盤なんです。次にケース、テンプ、自動巻ローターの腐食具合、ゼンマイ、という順番でしょうか。あとはどうにかなりますが、実際ムーブもドナーがあればどうにでもなるものです。(コレクションも増えれば勿論いい状態の物での購入もしています^^)
そして、今回私が目を付けた獲物のジャンク個体はこれです!
オリエントの「ウィークリーオートオリエントダイバー25石」
この製品の相場もピンキリなのですが、ショップで買えば18万前後くらいするでしょうか、、、店によっては12万もあれば30万もあるかもしれません。今回私が入手したのは片手内で少々数える程度の額でした。相場から考えてもかなりお安く入手させていただきました。
ジャンク状態というものをじっくり見て行きます。
御覧のように風防は打ち傷にクラックといった劣化だらけです。ケースは錆に傷だらけで、裏蓋は酷いガリ傷が複数あります。リュウズ操作はスカスカですのでカンヌキ押えのアームが折れている予兆があります。ムーブの現状ですが、時分針稼働域は明らかに早いです。タイムグラファー測定結果は無茶苦茶なほどの砂嵐状態。。。ジャンクな訳です。。。しかし、私の中では再生復活は楽勝でございます\(^o^)/
こういうジャンク品は本当に好物なのですが、正直現在忙しいのでメンテする時間が限られていますのでブログネタにする為にも、たまには挑戦しないとですね(笑)。
まずはざっくり分解していきます。。。。。。んが!!ここで、たまにある面倒な壁にブチ当たります( ノД`)シクシク…
本来風防を外すためにも、ベゼルにはどこかしらの溝が切ってあります。写真でいうところの赤丸部分です。
ケースをぐるりと見渡すと、ラグ付近か左サイドのどちらかが多いです。
しかしです、今回の個体は外れ個体なんです。何故かと言うと、このベゼルのこじ開けを進入する溝がラグの付け根にあったからです。
これではこじ開けを入れられず、ベゼルを外すのは不可能なんです。他にも外れベゼルとしてはリュウズ上に溝がきている個体もあります。ラグの付け根、リュウズ上、いずれも外れ個体で嫌がらせかのような状態です。前回メンテした時計師か素人かは分かりませんがナンセンスな人であります。
ではどうすればいいか。。。???
まぁ、こんな状態はしょっちゅうって訳でもありませんが、たまにあることなので至って冷静に対応していきます。因みに無理してベゼルとケースの間にこじ開けを進入させては上下両方に傷を付けることになるのでやめた方がいいです。
こういう時は勿体ないですが、風防を割っていくしかないのです。まずはムーブを外し、ケースと風防のみにします。風防圧入機で、それなりのサイズ枠を用いて風防の平面上の部分だけ圧力で割るかのように思いっきりガチャンとやります。そうすると風防は無くなりますが、ケースとベゼルのあいだにはリング状のプラ風防だけが残ります。今度はそれを色々な工具を使ってほじっていきます。1センチくらいほじって除去すれば簡単にベゼルが外れます。
壊したプラ風防と残ったリング状の風防の残骸です(笑)。
これでやっとこさベゼルを外すことができました。本当に前回外した人に何てことしてくれたのだ!と言いたいところです。。。
ムーブ、ケース、ベゼル、裏蓋と分解できたら今度はステンケースを磨いていきます。磨く工程は割愛です^^
壊した風防の為にも、純正風防にて復活してもらいます^^
と、、、何だか長くなりそうな予感がしますので、続きは次回の記事とさせていただきますね。ここまで読んで下さりありがとうございます^^
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