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『Holocaust 2000(悪魔が最後にやって来る)』
DVDで観ました。
【作品データ】
1977年、アメリカ、イギリス
製作:ワーナーブラザース
監督:Alberto De Martino(アルベルト・デ・マルティーノ)
【感想文】
★ネタバレしてます
原発開発に情熱を傾ける企業オーナーのカーク・ダグラス、中東の某国の首相を抱き込んで自社開発の技術を導入した建設計画を発表後、地元から猛反発をくらいます。
ジャーナリストのアゴスティーナ・べりとダグラスは洞窟で黙示録に登場する封印を発見するのです。
反キリスト派の陰謀により謎の怪物が出現して人類が滅亡するという伝説を知ったダグラスでしたが頭が悪いせいか?いや、そうじゃなくて科学万能主義者だからあまり信じません。
しかも、その封印をダイナマイトでぶっ飛ばしてしまうダグラス。
そんな強気のダグラスでしたが推進派の首相が落選してしまったので、反対派の新首相を説得しようとします。
しかし新首相は事故で頭が半分ぶち切られて急死してしまいました。
ことほどさように、原発に反対していた科学者やダグラスの妻も謎の死を遂げます。
ダグラスの味方はイケメンの一人息子サイモン・ウォードだけです。
ウォードは双子の兄が出産時に自分のへその緒が首にからまって死産になったせいで母親に憎まれていたらしいです。でも、本当にそんな理由だけでしょうか?
ダグラスは奥さんが殺されたというのに、別荘に誘ったべりと肉体関係を持ちさらには再婚の約束をします。
べりの妊娠になんとなくぎこちない態度を見せるウォード。
ちょうどそのころ、ダグラスは司祭と知り合いになり、反キリストについてレクチャーを受けていました。
キリストに背いて地球を業火に包もうとしている悪魔は誰なのか?伝説の怪物の正体とは?
ダグラスとウォードのツーショットでほとんどすべての人は「オーメン」を思い出すでしょう、っていうかパクリだろ?と素直に納得するのです。
が、しかし今回のダミアン(役名はエンジェル)は大人です、イタリア映画だからってむやみにパクリ疑惑(か?)を抱いてはいけません、ひょとしたら『オーメン最後の闘争』は本作品のパクリかもしれないじゃないですか?
な、わけねえだろ。
還暦のカーク・ダグラスが若い女優と濡れ場を演じるくらいは大したことありませんが、その、ダグラスが見る悪夢というのがものすごい。
なにせカーク・ダグラスが真っ裸でダッシュするんですよ、奥さん!アラン・ドロンのフルヌードだけが有名な『ショック療法』に遅れること4年、ついにハリウッドの大物も身ぐるみはがされました。
で、なんでこんなのが2012年にDVDになったのかというと、公開当時は誰も予想していなかった価値が生まれているからでしょう。
1)原発推進派のダグラスがその安全性を問われて「火事にならない家なんかない!完璧な安全なんか求める方がおかしい!」と叫ぶシーン
2)反対派が次々と殺されて、悪魔が原発を推進しているというフレームワーク
3)反対する地元民が「子供の未来を奪うな!」と主張するデモシーン
原発事故が延々と継続中の日本人すべての琴線に触れることになってしまったわけです。
映画会社のみなさん!ヒットしなかったからと言って簡単にプリントをジャンクしちゃいけませんよ!
世の中、どう変わるかわかりません、今ごろになってこんなカタチで再評価されちゃう作品だってあるんです、果報は寝て待て、じゃなかった、石の上にも30年って言うじゃないですか?
もとは大ヒットホラー映画のアレだったのに、映画はその時代によって価値が与えられるという見本のような作品の一つでしょう。
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