1989年、ユニバーサルテレビ制作、アンジェラ・ランズベリー主演
作家のジェシカ・フレッチャーが事件を解決するテレビシリーズにコナーズは3回ゲスト出演しています。
このエピソードは初出演のときで、他はジェシカが脚本家としてつきあいのある撮影所のオーナー役で2回ゲスト出演しています。
★★★ネタバレしてます★★★
深夜、キャンピングカーから銃声がします。転がり出てきたのはコナーズ、彼は瀕死の重傷ですが車を運転して宿泊先のドライブインにたどり着き、わざわざテープレコーダーに事件の顛末を録音し、助けを呼ぶことなく死亡します。
※ここから先は回想シーン、モノクロです。コナーズのナレーションで進行します。
コナーズは作家の役で、アンジェラ・ランズベリー演じるジェシカを車でロサンゼルスへ送る途中に立ち寄ったドライブインである女性に出会います。エリザベス・アシュリー演じるベラは今ではドライブインの主人と結婚しており娘もいます。
ジェシカはコナーズとベラが過去に関係があったのではないか?と直感します。コナーズの車が故障したのでドライブインに一泊することになりました。
ベラの夫は暴力的で娘の恋人が気に入りません。ベラに対しても暴力を振るっているらしいのです。夫はコナーズとベラの仲も疑っていたようです。
ベラの夫は泥酔してガレージに停めてあったコナーズの車をレンチでボコボコにしていました。そこへ出くわしたコナーズにベラの夫が襲いかかってきたのでコナーズはとっさに彼を撲殺してしまいました。証拠隠滅を図ったコナーズはジャッキアップされた車にベラの夫が挟まれて死んだことにしました。
ちょうどベラの娘の恋人がベラの夫と険悪だったことを利用して彼に濡れ衣を着せることにしたコナーズ。
その事実を知った男から脅迫されたコナーズは取引の現場に赴いて撃ち合いになり男を殺害、しかし自分も撃たれたので事実をテープに残して死にました。これでベラの娘の恋人の濡れ衣も晴れることでしょう。
※回想シーンはここまでです。
シェリフがキャンピングカーで男の死体を確認、ベラの夫の死因も特定できたので事件は解決かと思いきや、そこへベラの夫に多額の保険金がかかっていたことが判明。
ジェシカはたまたま事件前夜、ベラがコナーズの部屋を訪ねて泣いていたことを思い出しました。ベラの娘は母親を嫌っており、娘がコナーズに自分を都会へ連れて行ってくれないか?と相談していました。コナーズはベラ母娘の状況が非常に悪いことを知っていたのです。
実はベラとコナーズは昔、恋人同士でベラの娘の本当の父親はコナーズでした。ベラの夫を殺害した真犯人はコナーズではありませんでした。彼は真犯人をかばうために、真相を知った男を殺し、自分が真犯人の身代わりになることを選んだのでした。コナーズは作家なのでもっともらしい作り話をわざわざ残したのでした。
保険調査員の協力を得たジェシカは、ベラが多額の保険金のことを知らないふりをしていたことを暴きます。ベラはとんでもない悪女でした。コナーズがドライブインを訪ねたのも、彼女が助けを呼んだから、そしてコナーズの同情を引いて彼に罪を着てもらい、保険金を得ようとしていたのでした。
ただ、コナーズが返り討ちにあってしまいテープに遺言を吹き込んだのは偶然でした。その不自然さにジェシカが気がついたので事件の真相は明るみ出ました。
コナーズの娘は独りぼっちになりましたがドライブインを出て自立するようです。
『マニックス』放送終了から14年、ただし『F.B.I.フォーメーション5』からはまだ4年しかたってませんから、まだまだハードボイルドがイケてるコナーズです。とはいえ、もう64歳ですので飛んだり跳ねたりは無理でした。そのかわりと言ってはなんですが、拳銃ぶちかますところは往年の姿を彷彿とさせております。
回想シーンがメインなのでモノクロ画面のコナーズです。アンジェラ・ランズベリーからも「彼はタフガイ」と言われるように、やはりここでもどこかでマニックスくんの面影を残した役どころでありました。
この顔を見ると森光子の声が自動再生される人もいらっしゃるかと。
ランズベリーとは『ハーロウ』で共演済、とはいえカラミは無し。
コナーズとは同世代の長身女優、ミュージカル『スゥイニー・トッド』でも有名。
おっと、冒頭いきなり重症のコナーズです。
遺言テープを吹き込む前に、タバコに火をつけるコナーズ。
そういえばマニックスくんもヘビースモーカーでしたね。
どうして助けを呼ばなかったのか?ジェシカはコナーズの捨て身の芝居を見ぬきます。
秘密を知った男に拳銃発射、返り討ちは予想外でしたが。
命がけで昔の恋人と自分の娘の将来を助けようとしたコナーズなのでした。