Joe.H のバイオマス・ECO活動

最新バイオマス・ガス化/オイル発電等再生可能エネルギ‐設備・最新技術情報の紹介と実践報告です!

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バイオディーゼル(BDF)プラントは、日本国内数多く使われていますが、多くは補助金等を元にして導入されたものが多い様です。
従って、必ずしも採算を第一にBDF製造ビジネスを考えての導入ではない場合もあり得たと思います。
 
でも、BDFは本当にビジネス的に成り立たないのでしょうか??
製油工場や油脂を使った加工工場などでは、精製残渣油脂、或いは使用済廃油等をそのまま廃油処理業者に引き取ってもらうことも少なく無い様です。
 
添付の表は、某社某工場からの廃油で、毎月70トン程度が廃油として廃油業者に有料で引き取って貰っている様です。
ここでは、仮に1kg当たり30円とします。この場合は、年間2520万円の売り上げが計上できます。
 
でも、仮にBDFプラントを導入して、廃油をBDF化したらどうでしょうか??
 
遥かに採算性は向上することを、以下に数値計算例で示します。
厳しい経済情勢に於いて、ミスミス利益の元を捨てていませんか??
 
BDF化は、従来のアルカリ触媒法と、最近紹介している固体触媒法
http://blogs.yahoo.co.jp/hirai476/12217997.html ) を比較してみました。
プラント建設費は、表に示すように、それぞれ8400万円、5250万円と推定されます。
他に、建物、タンク類なども必要ですので、合計金額は、9200万円と6050万円となります。
設備投資費は、余裕を見た数値です
 
でも、この表から明らかな様に、BDFの販売価格1L当たり125円、その他の前提条件を仮定すると、
既存であれ、新触媒方式であれ、年間7150万円、1億1000万円弱の粗利益が計上できそうです
勿論、人件費を含めて、必用な副資材費(メタノール、触媒、電力など)に加えて、保全費も計上しています。
 
この結果、ペイアウト・イヤー(投資額が何年で回収できるか)は、既存アルカリ法でも、1年4ヶ月、新触媒法なら7ヶ月弱となり、驚異的な採算性となります
 
勿論、これらの装置価格は、当方が独自に設計し、資材を海外から調達輸入した場合です。
国内価格の数分の1です(国内価格は数倍します)。
国内業者任せの価格ではありません。
国際価格なら、もう少し安価になります。何せ日本までの輸送費も必要ですので。。
 
 
 
イメージ 2この様に、短期間で投資が回収できることは、想像できない方も多いのではないでしょうか?
 
勿論、ここでのBDF価格は、1l当たり125円ですので、販売経費や卸での販売などを考えると多少高め設定です。
仮に10〜30%ディスカウントしたとしても、新触媒法だと、次の様なPay-Out-Yearになります。
 
125円〔 0%オフ)   回収年=0.55
112円〔10%オフ)     :  =0.62
100円(20%オフ)     :  =0.70
87円(30%オフ)     :  =0.81
 
となります。
仮に、30%オフの1L当たり87.5円で販売しても、0.81年,つまり10ヶ月で投下資本は回収されて、
その後は継続的に利益がでると言う嘘の様なストリーになります。
 
イメージ 1
上記の採算性は、、廃油はあると言う前提で、BDFの製造費にはカウントしていませんでしたが、次に1kg当たり30円で評価して製造コストに組み入れた評価です。
この場合でも、新触媒法なら、Pay-Out-Yearは0.72年、9ヶ月弱と相変わらず高採算性を示しています
アルカリ法でも2年弱となり、かなりの採算性で実施に移す価値は、充分ある数値です。
 
一般にビジネスとして実行行うか、どうかは、金利やプロジェクトのリスクなど種々の要因を考え併せる必要が有りますが、3年前後が判断基準の分かれ目です。
 
BDFビジネスを考える場合に、是非Pay-Out -Yearの考えを導入して採算をはじくのも一考かと思います。
特に、身近に廃油でも、処分に困った油が手元に有る場合、或いは購入可能な場合は、検討されたら、いかがでしょう!!
 
Pay-Out -Yearの考え方は、設備投資をする人にとっては、いわば常識です。
海外だとBDF投資も当然、この考え方で投資されています。
でも、日本では????
多分に極めて少ないと思います。
投資の採算性評価には、特に大規模、かつ複数年にまたがるプロジェクトでは、DCF(Discounted Cash Flow)法もあります。
 
尚、、油脂が通常のFFAレベルの廃油なら、既存のアルカリ法でも、上記の設備費でBDFを製造し、採算的にも充分良好だと思われますが、高FFA油だと、アルカリ法は一切使えません
この場合は、酸・硫酸法等を使っても、処理に苦労するばかりか、装置費も高価になり、更に収率も大幅に低下してしまいます。
 
この様な場合は、FFA濃度に影響されない固体触媒法が唯一の製造法と言えると思います。
 
今回、 BDFプラントの採算性の計算法の一例を紹介しました
 
では、また。。。。。
Joe.H
 
追伸)
 上記Blog記事は、一般公開情報です。
 何かコメント、ご意見、及び質問等具体的な相談のある方は、
 下記メール・アドレス宛へ直接ご連絡下さい。
 可能な限り対応させて頂きます。  
 
以上

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