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クソガキ

本日朝からアルバイトで、元同期の黒田が研修で入ってきました。僕が仕事をちょこちょこちょこれーと教えていると、おもむろに雑誌を袋から取り出しました。

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今日発売のMeetsにその黒田が載っていました。
それも映画監督として載っていたのです。


黒田は元ツースリーというコンビで、こやつは芸歴1年が経とうとする前、齢19にして芸人から映画監督へ舵をきりました。

昔NSC(吉本の芸人養成所)は高卒組の若い世代が多く割合を占めていたそうな。しかし我々33期は時代もあってか、大卒組、1度就職を経験している組など高卒組に比べると年齢が少々上の世代が多くいたように思えます。

その中で黒田は高校を中退し、NSCへ入学しました。
なので一際若く、クソガキ感が隠そうとしても隠しきれないほど香っていました。

しかしながらこのツースリーというコンビ(黒田の相方、たぶっちゃんは現クラスメイト、4/25単独ライブ「第五ボタン」があるとかないとか)、在学中めきめきと頭角を表し、我々コントをする者にとっては恐ろしい対象でした。
たぶっちゃんと黒田の織りなす笑いのセレナーデ。

セレナーデが何のことかよくわからないですが、とてもセンス溢れるコントをぶつけてくるのです。

共にコントを志すもので切磋琢磨していました。

その切磋琢磨の最中も最中に、このツースリーは解散。切磋琢磨の「せっ」ぐらいで。

以降、黒田は映画の道、たぶっちゃんは今のコンビ、クラスメイトへ。(たぶっちゃんの相方伊丹の好きな食べ物はラーメンとカレーライスです。常軌を逸する普通。)

黒田は一年間の充電期間を経て、映画を撮り始めました。

撮り始めましたと言うといかにも見てきた感じがしますが僕は一切見ていないので想像、脚色があります。

映画一作目は僕は観ていないですが、いい評判を耳にしておりました。


クソガキだったのによぉ、あいつ、映画、、やってんじゃん!

と僕はその評判を耳にし、小首を傾げながら独り言を言いました。

そして黒田の運命を変えることになる二作目「大人になりたくて」

黒田が手持ちカメラで撮影し、自分で編集したというもの。プロの動画編集ソフトなど使わず、役者陣はほぼほぼ芸人。

それがコメディ映画祭の中でとても由緒のある「したまちコメディ映画祭」にて観客賞、大賞のダブル受賞。

審査員であったみうらじゅんさん、いとうせいこうさんも大満足だったそうな。


「クソガキだったのによぉ、あいつ、映画、、やってんじゃん!と僕はその評判を耳にし、小首を傾げながら独り言を言いました。」

このまま傾げ折れていたらよかったのに!偉そうに!



僕は「大人になりたくて」をDVDで観ました。

めちゃくちゃおもしろかった!
震えました。

僕は映画が好きでよく観ます。
批評など僕にはできません。映画作ったことがないですから。好きか嫌いかしか言えません。

映画を単によく観るというだけで威張って批評し、お金を稼ぐ人がいます。
僕はそういう安全な場所で偉そうに批評する人たちが嫌いです。もちろん一概には言えません。偉そうなのが嫌なのです。
(さきほど僕も偉そうにしてたので情けない)
1年に300本以上映画を観る人より、1年に1本作る人の方が凄いです。尊敬します。

黒田はそれをやってのけています。
だから尊敬します。
クソガキもクソガキなのですが。

そして3作目の「QOQ」も成功を収め、4作目「バカドロン」が公開を近日に控えているのです。

映画への熱意が一行に衰えることを知りません。

この4作目の「バカドロン」には、僕もちょろりんちょ出させてもらっております。

しぶしぶですよ!
僕は芸人ですから!
しぶしぶ!しぶしぶしぶしぶしぶ。
しぶしぶ支部も各地域に置いてしぶしぶですよ。

















嘘でぇーす!嬉しかったでぇーす!
出たかったでぇーす!嬉しかったでぇーす!「出てや」って言われた時イェーイってなったのでぇーす!


取り乱しました。なんならしぶしぶ支部の時点で取り乱してました。

初めて映画の撮影に参加させてもらい、非常に楽しくケラケラ笑いながら、そして映画の大変さの一角を垣間見ました。
とても良い経験させてもらいました。
また参加したいと切に思いました。

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監督黒田、主演のGONちゃん、中村ちゃんとのポスターになってもおかしくない極めて良い写真。


僕は短期間しか撮影に参加していないですが、スタッフさんがお弁当作ってくれたり、テキパキと動く様、GONちゃんの漢気、中村ちゃんの癒しパワーを感じ取りました。いい男たち。

そして黒田が時折撮影スタッフさんとぶつかりながら映像を作っていく様を木陰から覗き見て(なるべくスタッフさんの邪魔にならぬように、実際の意味での木陰から)あのクソガキ感がなくなって、まるで蛹から蝶へ成長するようにプロの監督になっているのではないかと思いました。
そして今後も成長は止まらず、蝶から、僕らがあずかり知らぬ新しい生物へとさらなる変身を遂げることでしょう。
どの生物も意志さえあれば成長が止まることはないのです。

僕は決して兄さん気分お父さん気分でよく成長したなと思う気は毛頭ありません。
自分自身も同じ発展途上なのですから。
そして黒田はずっと先へ進んでいるのですから。
自分もスーパー生物に成長しなければいけないのですから。


だいぶイタいブログになっております。モルヒネ必要です。



この映画の先行上映は大阪アジアン映画祭にて。

http://www.oaff.jp/2015/ja/index

チケットは完売しているかもしれませんが、要チェックです。


冒頭の話に戻りますが、今日発売のMeetsに黒田のインタビューが載っています。

クソガキ感を置き去りに成長を遂げ続けている黒田監督としてのインタビューが。

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「93年生まれの映画人の中で俺が日本一オモロイ」




いや、おもくそクソガキやないか!





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