アトピーパパの子育て絵日記

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あきもと日記

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誰にでも一人くらいは忘れられない他人がいる。
今年は、私にとって神奈川県の母のような存在だったある女性の初盆である。
とても長くなるので、今回はこの女性と私の関係の詳細は割愛させていただきますが、
私が常連客として通っていた小料理屋のママさん(以後、ママさん)のことである。
週末は必ずママさんが営むこの小料理屋で飲むのが私の決まりで、結婚してからも通い続けていた。
昨年11月頃にママさんの名前が書いてある喪中葉書を受け取ったときは
とても信じられない気持ちでいっぱいだった。
だって、2ヶ月前に電話で話をしたからね。
このとき、癌の治療をしているとは言ってたけど・・・。
本当は神奈川県にお墓参りに行きたいんだけど、経済的な理由もあり断念。
せめてご仏前にと思い、お供えものを送らせてもらった。
昨晩、ママさんの娘さんから、お供えものが届いた旨のお礼のお電話をいただいた。

「○○ですけど・・・」

電話越しの声は、声質、イントネーション、
あまりにもママさんそっくりで、まるで本人から電話を受けたような不思議な錯覚になった。
この電話で知ったのですが、亡くなる2ヶ月前のあの電話・・・
ママさんはお腹の痛みに耐えながら電話をしていたそうだ。
電話を切った後、ママさんとの色んなことを思い出し、少しだけ泣いた夜でした。

※2ヶ月前に電話で話しをしたときのことは、以下になります。

いつものように仕事から帰宅すると1枚の喪中ハガキをかみさんが差し出してきた。

 「ママさん、亡くなったの!」

大分から東京勤務となり、神奈川県に住むことになったのが、今から7年前のことである。
初めての神奈川を知るには、地元の飲み屋に行くのがいいだろう、
とアパートの1階にある小料理屋Aののれんをくぐってから、
大分県へUターンするまでの6年間、毎週末に小料理屋Aに通っていた。
毎年9月になると大分県の名産カボスを送るのがアトピーパパの恒例となった。

大分にUターンしてからもカボスを送った。
このとき、ママさんにガンが見つかり、今年の春に手術を受けたことを知らされた。
9月20日のことだ。

 「あんたも子供がいるんだし、大変だからもうカボス送らなくていいのよ」

11月2日永眠と書いてある。
あのとき電話で交わした会話が最後の会話かぁ・・・。
悲しいんだけど、不思議と涙は出なかった・・・。
多分、その場にいたら泣きじゃくっていただろう。

この場を借りて、小料理屋Aのママさんのご冥福をお祈りする。
アトピーパパにとって忘れることができない大切な人だった。
時々、小料理屋Aでの思い出を絵に描くことでママさんの供養になればと思う。

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