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「今日は 蒸し暑いわね、またね…」

それが、この世で聞いた母の最後の言葉でした。

にわかに 夏のけだるい暑さが増してきた7月のある日、母は突然消えるように
逝ってしまいました。
その日も いつもと変わらず 疲れている私の体を気遣い 
「出張から帰ったら来るからね!」
という私の言葉に うれしそうに微笑みながら玄関まで送ってくれました。

思えば 母は 謎めいたこと、神秘的なこと、不思議なことがだいすきでした。
自分の人生の終焉も、魔法を使って消えてしまうみたいに、
あまりにも 意外で急なできごとでした。

次に逢ったとき 母は仏さまでした。
大きな 大きな 美しくて やさしい観音さま。
近寄りがたい気高さがありながら すがりつきたいあたたかさを感じる
安らかな顔で 眠っていました。

この突然のできごとを 私はどう受け止めてよいのかわからないまま
体だけが勝手に生きているような状態で、もう、いない、逢えない…
という哀しい現実との境界線を握り締めていました。
なつかしい友人、大切な友人に出会うたびに、その堤防は簡単に破れ、
悲しさが洪水のように涙に変わりました。

私の頭のなかで、常にひとつの問いがぐるぐるまわっています。
それは、「どうして、急にいなくなっちゃったの…?」という問いです。

文学、科学、天文学、語学、あらゆることに興味を持ち、
どんな本でも読みこなし、努力家で、負けず嫌いで、
喜怒哀楽がはげしいくせに、人に対しては穏やかで、冷静で、
知的で…ほんとうに不思議に人を惹きつける魅力をもった女性でした。
わがままをいっても 妙にかわいらしい少女の部分がいつまでも存在している女性。

眠れない夜のはてに迎えた朝。
空が金色に輝いて、きらきらと輝く細い雲が幾筋も上に向かって伸びていました。
それは 天に続く道。母のための道。空のむこうの世界に続く道であると思いました。
そのとき、今まで空は果てしなくて、無限大に拡がり、大きさは計り知れないと
思っていたのに、その空よりも、母ははるかに大きな世界の中でその世界そのものに
なるのだと感じたのです。

母を想い 言葉があふれてきて 歌となり…

 この空の 無限の拡がりにもまして 母の大きさの 果てしなきことを 今日初めて思い知るなり

その歌に 昨日 すてきな歌をいただきました。

 大地のごと 君のすべてをはぐくみし みつめてやまん 遥か空より

こころが すっと癒されました。

「ねぇ、今どこにいるの…?」
と問いかける私に 空のかなたから声が聞こえました。
「あなたの中に もういるじゃない。」

もっと いっぱいいろんなことを教えてほしかった…
もっと いっぱい話したかった…
まだ 途中の話もあった…

でも…たぶん…
これから先どんなことが起こったとして、迷ったとして、
母の力、助けが必要だと想うとき
わたしの中に 母は、長い年月をかけて母そのものを伝えてくれてきて、
存在しているのだと想うと、私がすること、とる道は、
母が示す道と 同じなんだなと少し思える気がします。


☆☆☆☆☆☆☆☆
悲しいときは、泣きなさい。
涙は 心の悲しみを洗い流してくれるからね。
思いっきり泣いて 早く元気になってね
我慢しなくていいんだよ。
しっかりね!
気をおとさないでね!

たくさんの 暖かい励ましをいただきました。
ほんとうに うれしかったです。
ありがとうございました。

☆☆☆☆☆☆☆☆

まだ 今はとても悲しいです。
でも 書くこと が私にはあって 何よりも母が私の一番のファンでした。

母は きっと微笑んで 読んでくれてるはずね。
少しずつ…空のかなたにむかって
頑張って行こうと思います。


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飛来☆星ラ
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