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しゃれた音楽口ずさみ
裸足になって踊ったの
愛しいあなたを想いながら
一緒に過ごした夢の時を
遠くを見るような目のままで
私に似合わない赤い口紅
まっすぐな茶色の髪をくるりと巻いて
着たことのない紫色のドレスを着て
雨上がりの道路で踊ったの
足は軽くあがるのに
心は地面をはったまま
軽やかなリズムのはずなのに
どうして泣けてくるのだろう
愛しているというだけでは
だめな私になったから
想っているだけの時間が
ひとりぼっちをからだに刻む
雨がやっと上がっても
こんな夜では寂しいだけ
雨のにおいとぬれた跡が
ネオンに照らされ心に迫る
せつない心を通り過ぎる
薄ら寒い風のように
哀しい心の涙のように
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