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もう逝ってしまった両親は、今ふたりとも京都の嵐山のそばの山の中で 静かに眠っています。 京都は両親のふるさとであり、祖母がいた頃よく連れて行ってもらいました。 生まれてから、一度も住んだことはないけれど、 京都は私の心のふるさとでもあります。 今日から4月・・。 この時期の京都はなんと言っても桜なのですが、 4月の京都の楽しみのひとつにこんなのがあるのですよ。 それは、祇園の歌舞練場で開催される「都をどり」。 祇園の芸妓さん、舞妓さんの踊りを約一ヶ月かけて披露するもので それはそれは華やかな美しい舞台です。 そこにはお茶席が設けられていて、舞妓さんがお茶を点ててくれます。 京菓子を乗せたお皿は、お持ち帰りができて、これもひとつの楽しみです。 舞台はほんの一時間程度のものですが、美しい踊りと、舞妓さんたちの着物、 だらりの帯、かんざし・・舞台の飾り・・。何を見ていても、どこを見ていても 心が豊かにわくわくしてくるのです。 途中宝塚歌劇のような短いお芝居もあり、あっという間に時間が過ぎてしまいます。 まだちゃんとおっちん(座ること)もできないうちから、この「都をどり」に 連れて行ってもらったおかげで、着物やお囃子、かんざし・・そういったものに 心がどきどき反応するようにいつしかなってしまいました。 ここ何日かの間に、歌舞伎の錦絵を使った詩をUPしましたが このときの思い出が体中に染み付いているので、古典芸能に心惹かれるのでしょう。 桜の詩をいくつか書いている時一枚の絵葉書をみつけました。 妙に懐かしい雰囲気のする写真で、それを見て知らずに湧いてでてきた言葉を詩にしたのが、 「花の香りがする夜は」です。http://blogs.yahoo.co.jp/hiraiseira0919mc/30020967.html 実はここ、京都の平野神社だったのです。 平野神社は京福電鉄(四条大宮から、帷子の辻を経て、嵐山と北野白梅町を結ぶ通称嵐電<らんでん>と呼ばれる路線電車)の終点の北野白梅町にある神社で、50種類の桜が境内に500本植えられていて 京都で一番先に桜が楽しめる「北野の梅、平野の桜」といわれる桜の名所です。 先日、仕事で大阪に行った時、ここなら咲いているかなと思い尋ねてみたら、 あの絵葉書の風景に出会い、驚きました。平野神社の有名な一重の枝垂れ桜<魁桜>だったのです。 ちょうど今、嵐電で行くと、途中の鳴滝駅と宇多野駅の間は桜が満開で、桜のトンネル となっていて、夜にはライトアップもされているそうですよ。 帰り、嵐山まで嵐電で出て、肌寒かったのでおしるこを食べて、 梅田まで戻り帰って来ました。 嵐山の桜は、少しだけ・・寒空に凍えるように咲いていました。 帰りの電車の中で、撮った何枚かの写真を見ていると 知らない間に次々と言葉があふれてきました。 実際に見て感動する想い。 私がすごしてきた間に染み付いた想い出から生まれる想い。 そういったものがひとつになり、感じる心を経て言葉となる。 絵で表す人。 音で表す人。 写真で表す人。 私はそれを詩という形に表すことがいつの間にか大好きになり、 安らげる時間がもてるようになりました。 あふれる感情が生まれて、言葉になる。 それは素晴らしいことであり 心のふるさと、京都を後にしながら、 大切にこれからも詩作をしていきたいなと思いました。 ( おりこうはんの 作文みたいやわねぇ〜 ) .
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