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. 大地を すべて濡らしつくし 地球を 海の中に沈ませるがごとく 激しく 降り続いた雨があがった 遠い遠い空のかなたから 金色の陽の光が雲を輝かせ 幾筋も糸が漂う 雨上がりの道端には 聖母マリアの優しい微笑を思わせる 白いゆりの花が静かに揺れている ふと どこからか聴こえてくるピアノの音 あたりをやわらかくつつみこむ懐かしい調べ すべてが大いなる宇宙の中に 溶け込んでいくようだ 夜の空には きっとたくさんの星が瞬くだろう 人々の悲しみの涙を照らしながら 星たちはこぼれるように煌くだろう 地上にいる私たちは その煌きの向うにある先の世界を遠く見つめながら 生きるということを胸にしっかりと抱きしめて… 新しい明日を迎えていくのだ この詩は昨年の大雨の後作った詩です。 母を亡くしたばかりで、大切な人を失う悲しみは同じだと思いました。 大型の台風がたくさんの雨を降らせた直後、新潟地方を地震が襲いました。 命はとても尊いもの。 ひとつひとつの命は、たくさんの命とつながっているのです。 ひとつの命が消えることで、多くのつながった命は哀しみます。 流れはよどむことなく、地上のさまざまな生命を育みながら今も静かに流れています。 時の流れが、希望の光を運び、災害にあわれた方たちが、 一日も早く元の生活にもどることができますようにお祈りしています。 .
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