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綿の実はじけてうろこ雲 追いかけ追い越し 風頬かすめ やわらか秋の陽 ゆるゆると 朝の空気を暖める いつの間にか葉の上に 紅い季節が忍び足 ちょこんと腰掛け 微笑んで 寂しい私を覗き込む 千々に乱れる想いはあふれ 言の葉も紅く染まりゆく 届かず動けず枯れる前 手のひらにとりて握り締め ひとつ ひとつ またひとつ 今日もくしゃりと潰しては 哀しみ憂いかき集め 綴り綴って また綴る ひとりぼっちで泣いてる心 冷たい季節が来る前に 紅い紅いこの季節 せめて色で 抱きしめて 京都 二尊院(嵯峨野) .
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