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. 見上げた空は 哀しいくらいに青く澄み 咲き始めた桜の花が 風の中で微笑んでた あなたの遺した 日記を開いて 私宛の言葉がまだ 隠れんぼしてるようで もういいよ…と言ってみる 震えた文字に あのときの痛みを見つけて いつの間にか黄ばんでしまった紙を そっとさすったりするけれど もう触れることのできない人の指の やわらかさを教えてくれるのか 優しい色した桜の花びらが 手のひらに舞い落ちてきた 今年もまた 桜の季節が巡り来た 私の憂いの代わりに 咲くからと言う あなたの便りがそっと届いた |
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