平教員の「学校観察日記」

何とか再開〜ぼちぼち学校の現実を書いていきます・・・。

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「高校の無償化」

この件については、以前のブログにも書いている。

http://blogs.yahoo.co.jp/hirakyouin/archive/2009/8/1


どういう影響があるか、いくつかの視点からシュミレートしてみよう。

まず、この「無償化」は、「高校の授業料を支払わなくてよくなる」のではないということ。

授業料相当分を保護者に給付するというやり方である。
この「給付金」が、高校の授業料に全て使われるかというとこれがそううまくはいかない。

パチンコなどの遊興費に使ってしまう親が少なからずでてくるだろう。
本人の借金になっている、奨学金でさえまさにそういう状態だ。



ところで、『能力があるのに』授業料が払えないから高校での就学を断念する生徒が、
一体どのくらい居るのだろうか。

公立高校の定員は、全国平均で高校入学学齢期の人数の9割を越えている。
 ※因みに私の居る地域では、同和関連の要求等で、9割5分を越えている。
つまり、上手にまくばれば、100人中5人だけ公立高校に行けないにすぎない。
基本的にはほぼ全員入学に等しいのが現状だ。

そして、公立高校では、以前から「授業料の免除制度」がしっかりある。
免除される要件が一応あるが、それほど厳しい条件ではない。
従って、県下でまともに授業料を払っているのは7割もいない。

ある学校では、免除されている生徒が8割を越えている所もある。
 ※私の所属先は3割程度(平均的)



こんなこともあった。
あるとき、問題行動(万引き)を起こした生徒の家に家庭訪問に行った。
母子家庭で、勿論授業料は減免(母子家庭でありさえすれば減免の要件はクリア)であり、
県からの奨学金(月1万5千円程度)も受けていた。

しかし、家に着いてみると、家の前には、ちょっと型落ちだが高級車が2台止まっており、
家の中には、居ないはずの父親がでんと居座っている。

母子家庭には、いろいろな公的扶助がある。
それを上手く利用する方法の一つが、「偽装離婚」だ。



恥ずかしながら、私の同級生にも「その手」をつかっているものがいる。

ある日突然嫁さんの名字がもとに戻っていた。
しかし、新築したばかりの家に親子4人で住んでいる。
勿論、授業料は免除だ。



「徹底して無駄遣いをなくす」ということらしいが、
まさに「無駄遣い」になってしまう下地が、私の回りではたくさんある。



まあしかし、一番の問題は、高校がほぼ義務教育化すると言うことだろう。
勉強するでなく、将来の事を憂うでもなく、
ただ、「まだ働きたくないから・・・。」「まだ遊びたいから・・・。」
という連中が高校に来て何をするかというと・・・。



ああ、ほんとうに夢も希望も無い日本になりつつある。



ほんと、おわったな・・・。

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訪問ありがとうございます。
おっしゃる通りの現状のようですね。

2009/11/11(水) 午前 6:45 [ nagata ]

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