|
このところ、中国の工場事故による環境汚染報道が後を絶たない。
特に先月28日から今月2日までの5日間に、広東省中山市などで4件の環境汚染事故が発生。
ソースは⇒【読売新聞】http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051205i216.htm
資本主義の流れは更に加速度を増し、高度成長続く中国、完全に安全対策や環境対策というものが忘れられてきたツケがここに来て一気に表面化している。
SARS騒動以降、中国政府も事故やウイルス伝染に関してその事実を公表することによって政府の対策をアピールしている。しかし、それは事後の処理に関してであり、根本の原因改善にはならない。しかもこれまでの経緯を見ても中国政府の発表に関してはそのまま信じることはできない。
なぜ、こういった事故が続発するのか、僕はこう考える。
まずは老朽化した施設とメンテナンスの不備。どんどんと外国資本を誘致し、最新設備を導入した工場が続々と操業を開始する開発地域。常にスポットを浴びるのはそういった先進のものばかりだが、スポットを浴びることのない老朽化した設備の工場が大部分だ。競争の激化、膨れる市場規模に伴い生産量とスピードのアップも強いられる。中国全体がマネーゲームに走る中、各製造業も単純に利益追求に走る傾向にある。今日本を騒がせる欠陥マンションの構造に近いものがある。当然、その結果は見えている。
都会志向、優良企業志向に伴う地方労働者の質の低下もあるかもしれない。
なんにしても社会全体が急激な変化に対応しきれず、今の日本も抱える諸問題が一気に中国で起こっているといったところではないかと思う。
中国には環境対策と企業管理改革を徹底してもらいたいと思うのと同時に、「人のフリ見て・・・」ではないが、日本でもマネーゲーム、コスト競争ではなく、守るべきものは守り、改善すべきは改善する、そんなことを見直すべきときにきているのではと真剣に思う今日この頃・・・・・。
|