野路の道づれ

冬は暖冬だそうですが、こういう時の西からの雨が雪をもたらすことがよくあります。

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全235ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

自治会のこと

 昨年の11月に、この地方での自治会下部組織たる近隣の地域で、今年の新役員を推奨する作業が始められた。時間的に経過してしまったことだが、それ以来というものつまらぬ忙しさにかこつけて、書き込みをずいぶんとサボってしまった。
 この推挙は住民の推薦の数であるので、当然それに従って役職についてもらうのを承諾頂くのだが、これがまた大変に難渋してしまったのである。そもそも年長者が推進グループの長になるのが恒例とかで、隣接市の出身でUターン組の者だから、リーダーに自動的に推されても、視線対象たる該当世代の顔も経歴も全く見えないのだった。
 ここはもう流れに任せて、長のOBは何人もいるし、尻馬にのってただただお願いをするしかあるまいという姿勢であったが、これがなかなかどうして。固辞の連続で毎夜打ち合わせても―やればいいってもんじゃなかろう。結論の出ない、意味をうまない打合せなど無駄の極致!―うまくゆかなかったのである。
 しかしながら、数日の連チャンを過ぎて何とか結果的には、村議会議員を今年の3月で辞める方にお願いをして引き受けてもらうことにした。早くそうすればよかったのだけれど、4月以降に立候補するしないの結論を聞いてからでないと打診が出来ない、意志を自ら出さないうちに打診とは失礼だろうという常識が働いていたのだった。
 それ以来、4ヵ月目に入っている。言ってみれば雑用、もっと言えば役場(役所)の使い走りをボランティアで手伝うようなものである。

 この季節冬ごもりであったが、その間に、それなりに読み、いくらか鍵盤を弾いてバッハの片鱗に触れ、お恥ずかしい短歌を詠み、無論週3日〜4日はきちんと対価を得る為に働き・・・といった具合であったが。いや、この自治会下部組織のボランティアの身に、産業廃棄物最終処理場建設予定に反対という凄まじい問題が、間接的に降りかかってきた。
 老いの一徹・・・・?、むろんもちろん足許に及ぶべくもないが、かつてノーベル平和賞をもらった数学者・哲学者であるイギリスのバートランド・ラッセルは晩年になって、なんと軍事基地にデモをかけた。
「核兵器を無くせ!断固反対!」と叫んだであろうか。その頃に数年前亡くなってしまったが、若い頃の小田実が訪問したそうである。さすがは『何でもみてやろう』のひと。持論を老哲学者に述べると、
 「君の言っていることはよくわからん。家内が応対するから」と、確か2番目の夫人に言ったとか。
 かようなことは当方するはずもないが、精神は学ばねばならぬかな。
 というわけで、現在ネット上にこの地方の問題が取り上げられているけれども。あらためて書ねばと思っている。
 
イメージ 1

 「バッハへの旅」加藤浩子著、若月伸一写真。東京書籍。絶版。
 
 これは、よく画集にある上質の紙を用いて、写真をふんだんに盛り込んだ、少々贅沢な定価で3,000円(ただし
絶版なので古書で購入)の、製本が変に上等過ぎて、途中を広げておくのに一苦労する本でありますが、もしかしたらバッハの入門者にも心酔者でも、写真を中心にして読み進むことができるかもしれませんね。
 けれども、やっぱり大バッハの音楽を複数知っている―聞いているーひとで、もしかしたら教会の内部に興味のあるひとでないと面白くなく、食傷気味になるかも。
 彼の生地から永眠場所までの足跡を丹念にたどりながら、そのたびに作曲された作品を紹介しつつ、主として旧東ドイツの各都市を旅した、かつて放送していた番組のタイトルを借りれば「わがこころの旅」といったところでしょうか。
 いくつか知ったことを紹介します。彼は確かに家庭的な家長でありましたが、それ故にというべきでしょうか、名誉というよりかは正当なる報酬、といことは地位、を常に音楽という世界に身を置いて、真っ向勝負をして人生を歩んだ芸術家といえるでしょう。現在の尺度では推し量れない低い演奏報酬、十分でない演奏集団、音楽家としての地位の低さがありましたが。
 晩年の内省的なのを除いても、おしなべて彼の曲は、自在にはばたいているとはいっても、鋳型のなかにきちんと収まっていて、そのぶんいささか息苦しさが感じられなくもないのは、時代や宗教のせいばかりでなく、環境や自然、気質によるのでしょうか。
 享年65歳。1750年に永眠しましたが、一般的に忘れ去られていきました。時代はすでに彼を過去形に扱っていったからですね。復活はメンデルスゾーンの尽力でしたが、今はそれを語るときではありません。
 彼の墓は、音楽監督兼指揮者と作曲者をしていたライプティッヒの聖トーマス教会にあるのですが、ずっと別の教会に葬られていて、19世紀にそこが取り壊されるときに、なんと掘りおこされて移されたのだそうです。そのときの頭蓋からとったデスマスクからの類推して、現在流布している晩年の肖像画に近いということでした。
 
 著者の後書きの一部を紹介しておきます。素直な、ある意味で女性ならではの印象を受けます。著者をよく知りませんが、音楽を愛する女性はこうあるべき・・・・・・、というと男性本位かなあ。というよりも、バッハを愛する人はこうあるべきなんですね。

―いったいどれほどの人たちが、あなたの音楽に励まされ、慰められ、癒され、勇気づけられたきたことでしょう。
 はるかな時空の彼方から、私たちに寄り添いつづけてくれているあなたの音楽に出会えた幸せを、私たちは改めて噛み締めています。

 読み終えたときは快晴の夕方。東にそびえる高山が夕日をうけていて、イヤな気分だったこともあった日が終わっていくと思いましたな。

イメージ 2



 
 



この県の一部おかしさ


 事件は何処にもあるけれども、地味な地方であるはずが、実に常道を逸脱したのをあらためて示してみます。

 その1.県建設関連団体の厚生年金機構で、払い込み金額の*億円を横領。一人の担当者が全てを処理していたことから、長い期間見つからず。犯人は家庭のある中年男性。タイに逃亡していたが、金の切れ目は縁の切れ目で、部屋代も滞納するようになって帰国。と同時に逮捕。個人の補償では穴を埋められず、かといってどこから賠償するのだろうか?これ北部地方での出来事。
 
 その2.日本郵便が上場する直前、東部地方の簡易郵便局で、総額*億円の払い戻し請求が発生。ここの口八丁のおばはんが高い利息を約束して、多分100万円単位で金を集め、着服。長い期間に渡る。郵貯は何割かを補償したが、ほとんどは彼女の補償となるようで、詐欺で刑務所行って働いても、そんなに返すことができるだろうか?

その3.北部地方の森林組合は、県が推奨する森林作業をしてないのに行っていると報告を繰り返し、長きにわたって累計12億円を県税から出させ、多分給与その他に流用。一部の責任で理事長が逮捕送検されているが、返還の見込みもたっていないという。でも、たとえ1円でも返却したの?
 文書だけで処理した役人も問題。この県の知事はこの組合に確か「腹を割ってどうなのか話したい」と、対話したようだけれど、何の為?12億円の血税を返還させる手だてを指示するのが仕事じゃないのか。

 その4.これは事件でなく報道。いわゆる「子供の性被害防止条例」が制定され、全国最後の県であったという。制定されないのが自慢だったような議会と知事。呆れてものが言えないが、言っている。
 この国は資本主義のくにである。故に性、なかんずくその産業は売りと買いの大きな原理で成り立っているという、心情的にはどうかと思うが、哀しいけれどもそういう現実がある。社会学者でこの方面の碩学上野千鶴子氏の一部指摘のとおり。残念ながら性善説で、大人がパトロールすれば未然に防ぐことが出来るなんてのは甘いですよ。

 その5.こと程左様にほんの一部の指導的立場にいる人々が、決然たる行動と判断に極めて鈍感、知っていてもダンマリを決め込み、流れをみているといった有様。今後、卑近な例を用いて、この点を書いていきたい。まずは、週刊誌的なところから、書いてみました。

とはいっても新年会


 今年(一月〜12月迄)は、この村の自治会下部組織である班と称しているそれぞれにある集落の長を、回り番で引き受けている。
 かつては何代にも渡り、信州高遠藩の南に位置する村で、天龍川の支流を挟んで隣の天領(江戸の旗本直轄の領地)と水利権をめぐってにらみ合いを繰り返していた、その上流の地域である。けれどそんなことは今や昔。土地代が安く、このモータリゼーションの時代、シャッター商店街の近くに住むよりも郊外の大型店や中央道に近く、他地域にもアクセスしやすいゆったりした田園地帯に住まう、私などを除いて若い家族が増えてきた。で、私どもの狭い部分を例にとっても、40%は新しい家族たちなのである。
 それでも、年中行事というものは欠かすことが出来ないのは仕方がない。総意を無視して独断にはしることは、そもそも自治に反するし、小さな民主主義にはならないので、例年どおりに近く実施した。
 この新年会なるもの、伝統的に自前なのである。飲食は年間の予算でまかない、場所は区の中規模のホールを使用し、大人500円、子供無料というもの。飲食の内容は昼食として、幹事にアルコールを含み任されているというもの。
 家人の悪しき性癖で、当初予約した期日は、幹事の片腕となるべきサブ・リーダー家族が知らぬ間に前々からユニバーサル・スタジオ・大阪に家族旅行を決定しており、やむなく他家族の協力を取りつけたにもかかわらず、プロセスが難渋し始めると、ブツブツとグチ始める。
 本来こちらもあまり気の長い方ではないから、一喝するが、そうすると性格上気分がよくない。ピアノ練習などとてもやる気にならず、ベートーヴェンには悪いが「田園」を聞いてみる。つとに有名な曲だが、なかなかの大曲。全くの個人的見解だが、耳を悪くしてからの彼のアンサンブルはかなり悪く、一種ヒステリックに聞こえることがある。それをまるで人類の宝であるかのように祀り上げるのは愚の骨頂だと思う。そういう破調は、かの「第九」のなかに随所にみられることだ。
 そういうところがギリギリ抑えられていて、第五楽章なんかはとてもいい。
 とはいうものの、総勢43名(内子供13名)、当初より欠席者がいたから全員ではないが、無事終了。
 やれやれ、と厳冬の午後に戻ったのであるが・・・・・・、アリャ、準備していたダルマを持っていかず、
目入れをしてない!!どうしようか、と日がたっている。

ノロ・ウィルスの来襲


 潔癖症になればきりがないけれども、心がけ次第である程度にはできる。社会生活を営めばひととの接触はおこるのだし、それがなければ正常な生活とは言えない。接触とは何か。体が触れることのみではなく、ウィルスが飛び交うところに居るかどうかということ。
 それを極度に恐れたのは、20世紀の天才ピアニストのグレン・グールド。奇人だったので書けばきりがない演奏家だが、とにかくウィルス感染を極端に嫌い、全身を衣服で覆って初対面のひとの前に現れるようなひとだった。そのときのことを、壮年のピアニストの女性がかつてあらゆるツテをたどり、トロントに何カ所もあるグールドのマンションの一室に出かけ、何万分の一の偶然、運のいい人とマネージャーに言われながら面会したというエピソードを、先般ラジオで聞く機会があった。部屋の奥から、もちろんにこやかになどではなく、ちらりと姿をみせただけで、
 「貴女は、ご自分の才能を信じて進みなさい。それが最善の成功への道です」
 と、言ったという。
 ところで、ここは鬼才グールドのことではない。正月も終わりの頃、娘夫婦が三人の子供を連れてやってきた。それは、老境に入り始めた私たちにとってとても悦ばしいことであるのだが、まあ運がよくないというのだろうか、二人の孫が嘔吐と下痢を繰り返してノロ・ウィルスの感染中なのだった。
 注意はしていたけれども、彼らが帰ったの2日後、昼食時の食欲がおかしい。体がいくらか熱くなる。
時間が過ぎるにつれ胃がムカムカし、腸の調子がいつもと違ってくる。そうやって、病状態をかかえて
帰宅し、私としたら見えない何物かと一晩中闘ったのだった。
 次の朝は母親のいつもの入院に立ち会わねばならなかった。幸い微熱も引いており、ほぼ絶食したのが功を奏してか、腸の調子も小康状態。で、いきつけの主治医のところへ行くと、
 「あの、今日は休診なんですけど・・・・」
 「え・・・・・・」
 いつもなら(冗談じゃねえよ!今日は平日じゃないか!)とか言うところだが、何せ悲しいかな胆力が出てこない。
 母親の用事を済ませ、嫌いな総合病院へ向かう。
 小柄な髭剃り後がいくらか残る顔の内科医が言った。
 「様子を聞くところから判断すると、典型的なノロ・ウィルス感染の症状ですね。念の為、レントゲンと血液検査をしてみましょう。点滴を受けていってください」
 検査後はこう付け加えられた。
 「明日になれば、正常になるでしょう。できれば食べない方がいいのですが、いけない訳ではありません。水分は充分にとって下さい。人にうつりますから。くれぐれも家族には注意を」
 クルマの運転の足代わりを私が行った訳だが、雑用と付き添いで、家人は一日中「戦争」だった。
もつべきものは**であろう。

全235ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.
hiroaki_noji
hiroaki_noji
男性 / AB型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事