野路の道づれ

冬は暖冬だそうですが、こういう時の西からの雨が雪をもたらすことがよくあります。

料理のこと

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粕漬け

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 家人が近隣に住む元気な老婦人から、シマウリの粕漬けを習い、つかったので切ってみたのがこれです。
漬物はそれぞれ地方により盛んとは思いますが、おしなべて寒冷地で漬けるものが美味しいと信じて疑いません。
 レシピは私には不明。おいおい開示できるだろうとは思います。
 漬物はどんな種類であれ、信州の食宅にはなくてはならない料理のひとつです。かつては多量の塩を用いて漬けられ、またお茶受けになんと多く食されて、寿命を縮め、俗に言う脳卒中の死亡率ワースト1の県の汚名を着せられてしまったのでしたが、減塩、予防医療が徹底的に行われ、大幅な改善をみて、長寿県となりました。
 残っている問題もあるのですが。
 これで一献傾ける酒は美味しいですね。もっとも日本酒を飲まなくなってしまったから、趣きにかけますが。

ある朝の食事

 秋に収穫できる代表的な果物、それから初霜が降りようとする季節なのに、夏以上に頑張っている野菜を取り上げてみます。トマト、ブドウ(巨峰)、20世紀梨。梨だけは果樹園から買ったものですが、あとは自家製です。美味しそうな受け皿に対するセンスがないので―以降のレイアウト、見た目も同様であります―なんと発泡スティロールの上に乗せてあるのです。意外なのがトマトであって、実のもとに割れが入ったりしてますが、まだまだ食に耐えられます。
 
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  やむを得ない所用にて家人が短期で家を空けているので、自炊をする羽目になってしまいました。もともと外食が好きでない―いつも知り合いと食べるという訳にもいかないから、所詮ひとりで食することになる―ので、どうせならたまのことならともかくも、基本的にはながら族にて無手勝流で作って食べようと決めているのです。
 そこで、ああ、自らの身体を曝すようでかなわないのですが―だったらやめるべきところ―何を血迷ったか、恥ずかしながら未完成以前の「ワタクシ朝食」をご披露しようと思い立って、一両日たちましたが、そうだ、材料が新しいのなら、枯れ木も山の賑わいとやら、何かが見えてくるかもしれないという淡い希望をかすかに抱いて、見せられる方々にはえらい迷惑を承知で、羞恥心やら虚栄心をうちはらったのでした。
 そうだ、自堕落な生活も可能だが、かつて身寄りもなくひとりで酒に浸って亡くなっていった不幸な男性のようになりたくないのでと、まことお門違いな理屈をつける10月のある快晴の朝。
 
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 自慢できるひとつは、パンにのっている無造作な感じのジャム。家人が作るつもりが都合でできずに、こちらがやることになり、水分をある程度とばしたものの、味は梨の甘い柔らかさがあります。
 今のテフロン加工のフライパンはかつての鉄製のに比べて、大きく焦げずに玉子を焼くことができます。じゃこには塩気があって、全く醤油をかける必要がありません。サランラップに蔽われているのは、ウィンナ・ソーセージを簡単にボイルしたものです。
 偏ってはいたのでしょうが、野路が今日健康であることの小さな要因のひとつには、青年期の飢餓を―大げさな!ー無手勝流自炊料理を食いつなぐことによって乗りきり、アレルギー体質であってもギリギリ踏みとどまってきたことが挙げられます。故にB級はおろかC級グルメもいいところでしょう。けど、それで何が悪い。
 そういえば、母は決して料理が上手とは言えなかったのですが、収穫できる材料をそれ程加工せずに、嫌というほど期間が長く食べさせてくれました。今でも弟と笑い話で語り合うことがあります。
 「お前たちにはボロを着せた」
 と元気なころの彼女は口癖のように、心の中で悲しかったのでしょうか、言いましたが、料理のことは語ることなく、
苦笑いするばかりでした。
 
 いくら30分のグリサンとの散歩の後とはいえども、梨とブドウは一部、ウィンナは残してしまいました。パンが多すぎたのでしょうか。
 なお、梨とブドウのわずかは、グリサンの朝食―ユーカヌバ、ラムアンドライス成犬用―に加えられました。

わらび

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  家人がじっこんにしている家の奥さんから頂いたワラビ、あく抜きをしたものです。
 何処かへ出かけて行って、採ってきたようで、買ったのではありません。
 何でも灰を使ってあく抜きをしたそうです。
 茎の下部分はとり除き、高野豆腐(この地方では、しみ豆腐と言いますが)と、とき卵で煮物に料理して 食卓に出されました。
 

栄養ドリンク

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 こうも暑い日が続くと、冷たいものが、いやそればかりでなくちゃんとした栄養素豊富なものを求めるものである。
 写真は家人が組み合わせた飲み物。まず「のむヨーグルト」。これは「ブルガリア・・」とかの普及品ではなく、すこし高価?で地方色豊かな「すずらんハウス社製」。濃く、妙な癖が少なくて、甘めかもしれない。これにレーズンとドライフルーツを少量好みに応じて入れ、冷やしておく。
 すると髪の黒い?ネズミが夜起きてきて、カップひとつを引いていくのである。
 

男のだいどこ

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 このタイトルは亡くなって久しい映画評論家荻昌弘のエッセイから拝借した。

彼もっと長生きをすると思ったが、戦中派のせいか、意外に50代でなくなってしまった。

「男子厨房に入る」である。家人の不在が長いと、彼女によってつくりこまれた食べ物を

温めたり解凍したりしているうちはいいが、それも長くは続かない。

 それで、

 「カレーつくったことないから挑戦してみる!」と言って、買物のときに、

肉を買ってもらっておいた。

 「肉は全部使い、タマネギは多めに」というのが助言であった。

ジャガイモ、タマネギ、牛肉、そして(私の創意、皮のかたいトマト2個!)、中辛のルー2人前分。

これら野菜の全ては自家製である。

 出来栄えは?量が多すぎた。味はコクがあって、遠くに薄いヒリッとしたかすかな感じ。

塩気は甘め、ソースが必要だった。そんなに水を飲まなくても、じゅうぶん食べられる。

 残ったのは、鍋のまま冷蔵庫へ。不思議なことに、またか!とういうウンザリはなかった。

強がりかなァ。

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