野路の道づれ

冬は暖冬だそうですが、こういう時の西からの雨が雪をもたらすことがよくあります。

推奨する音楽

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

たまには聴かないと

 
イメージ 1
イメージ 2
 
 ベートーヴェンのピアノ協奏曲4番と5番。ピアノ:マウリッツィオ・ポリーニ ベーム指揮ウィーン・フィル。
彼の比較的若い頃の録音で、競演のカール・ベームの晩年だった。下の写真が68歳の現在。
 ふと何故ポリーニは私の好きなモーツァルトやバッハを録音しないのか?と思うことがあったが、何とインスピレーションがひらめき調べたところ、この頃はモーツァルトの協奏曲をやり、『平均律』も演奏するようで、よかった!この天才、ようやくその境地に至りついたか。
 
 素晴しく秋晴れの日。家人をボランティアをする場所まで送り、休日の主夫をする開始の時間まで、よし、聴いてみよう。秋はブラームスの季節だけれど、まだ枯葉の季節には少しだけ期間がありそうだ。5番は『皇帝』の別名でポピュラーだけれど、やっぱりじっくり聴くには4番に限る。だいいちピアノの出だしからして、椅子にゆったりと座って、でも居住まいをしばらくしたら正して後、「多くのやるべきことに向かって・・・・」と思う。
 陽光が私を後押しした。
 

静寂の音

イメージ 1
 
 トマゾ・アルビノーニ「オーボエ協奏曲ニ短調」ハインツ・ホリガー(オーボエ)イ・ムジチ合奏団
 
 イタリアバロックの作曲家アルビノーニのコンチェルトを紹介します。何曲もあるようですが、ニ短調を是非。
ホリガーはもう稀代のオーボエの名手。これは若い頃の録音ですが、新しい録音もあるかもしれません。
技巧は言うに及ばず、明確でいてもの静かな音がしみとおるように聞こえてくるのです。
 特別なことを言うつもりもありませんが、音は静寂と張り合うもの、もしくは静寂をつくりだすものと思います。
多数で行なうのは、別の意味で饗宴とでもいうのか、祭典なのかもしれませんね。熱狂だってたいへん必要なものだし、好きなことです。
 
 この曲との出会いは、実はホリガーでなくて、ジャック・シャンボンのオーボエ、カール・リステンパルト指揮
ザール放送室内オーケストラのLPでした。今CDで探してもないかもしれません(検索してません)。一切の即興をしない、たぶん残っている楽譜に忠実な―だろうと思いますが―演奏で、端正なものです。これをカスミにして
一週間を、また次の週をと生きていた時代がありました。今や昔・・・・。
 
 名人ホリガーは、即興を加えて―たぶんそれはバロックの頃にそうしていたに違いないという彼の確信からでしょう―自在に演奏しています。すなわち大げさだけれど、この巨匠がバロックの作曲家を越えてしまっているのでしょう。
 
 くれぐれもニ短調の曲ですよ。正確にはーくどい!―「オーボエ、弦楽と通奏低音のための5声の協奏曲二短調 作品9の2」。わかった、つーの!
この曲は、よくブラームスの枯淡の境地を示しているとか言われます。
それを強く意識して聴いたことはありません。
秋に聴くのがいいという向きもあるかもしれません。
春には春の曲があるよ、それを何故?という声がしてきますが。
操作がおかしいせいか、新しい画面はアタマがそろいませんね。
だから支離滅裂になりそう。
 
演奏はすこし古いのですが、エドワルト・ファン・ヴェイヌムのコンセルトヘボウ管弦楽団で。
こけおどし、おおぶり、これみよがし、効果狙い、一切なし。
いろんなのを聴いたひとでも名演と言います。
いろんなのを聴きましたが、やっぱりこれがいいと思うのです。
イメージ 1

鎮魂か安息か?

イメージ 1

 モーツァルト『レクィエム』カール・ベーム指揮ウィーン・フィル/ウィーン国立歌劇場合唱団他

 「これをよく聴いて下さい」と手紙のなかでこの天才作曲家は書いているようです。
 作曲の依頼のいきさつだとかは「伝説」めいていたり映画になったりしていますから、述べるまでもないでしょう。言えることといえば、周知のとおり最後の傑作は完成をみずに終わり、「ラクリモーサ」まで作曲し、後はスケッチを残すだけとなっています。
 千住真理子さんの司会する週一回の短いラジオ番組『クラシックでお茶を』によれば、レクイエムは鎮魂ではなく安息だという。さてどちらでしょうか?

 ともかく曲が曲なので、そういつも聴けるという訳ではありませんが、できるかぎり機会があれば、
TVの中継録画も含めて、聴いてきました。そのなかでも掲載の録音は最も優れたもののひとつだと思うし、好きな演奏です。ゆったりしたテンポ、ゆるぎない作曲者への畏敬、しかし底に秘めた確固たる意志、オーケストラも合唱団も指揮も、伝統的にもっているモーツァルトに対する愛情とか情熱とかを真摯に発揮することのできた演奏と思います。
 もうひとつあげるならワルター/ニューヨーク・フィルのものでしょうか。これをベスト・ワンというムキもいるでしょう。ちょっと変わった?ところでは、ラインスドルフ指揮ボスト・ンシンフォニーが
故ケネディ大統領の追悼で演奏したもの。書いていて思い出した演奏ですが、まだ聴いたことはありません。

 なお蛇足ですが、バンクーバーで私ことファンである安藤美姫さんのショートで選んだ曲がこれでした。どのみち選ぶのなら「怒りの日」とかであるべきでした。その意味で選曲がよくなかったと、主観的には思ったものです。

新しいものへの挑戦

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

 ショスタコーヴィッチ交響曲第5番。ワレリー・ゲルギエフ指揮キーロフ歌劇場管弦楽団。

 ドミートリイ・ショスタコーヴィッチは20世紀を代表する旧ソ連の大作曲家である。
今ではとても信じられないような全体主義的な、そして全く死語になってしまった「鉄のカーテン」
の向うの国で、チェリストのロストロポービッチや小説家のソルジェニツィンのように、真っ向から
抵抗することなく、ソ連に住んでどちらかと言えば翻弄されながらの作曲活動だったようである。
 もっと他に代表作はあると思うが、私には「新しいものへの挑戦」である。
 以前からレナード・バーンスタインのものがよく知られていて、たぶんにこの曲を有名にしたのだと
思われるが、ムラヴィンスキーのもいいと言われている。初演はほとんどムラヴィンスキーが演奏したのではなかったろうか。
 曲は陰鬱、悲壮、勇壮をそれぞれの楽章が示して聴きやすいと思うが、その振幅の巾が大きい。

 紹介するのはゲルギエフ盤。来日したときロシア通のジャーナリスト小林和夫さんがインタビュー
したところによれば、
 「私は自分自身を収奪(シュウダツ)している」と言うくらいあっちこっちを飛び回り、指揮している。
中央アジアに近いところの小数民族の出身という。
 旧ソ連からロシアに代わる時期、瀕死の状態にあったサンクト・ペテルスブルグにあるこの歌劇場を
よみがえらせた手腕は大いに評価された。
 後日の別の主題に関するコメントで、小林氏は、
 「ロシアという国の特色は、大きく落ち込んだりした後必ずといっていいほど世界一の状態を取り戻す」のだと言うが、当たっているではないか?
 20世紀に活躍したマエストロ達が次々と他界していって久しい今日、主観的狭量的見解だが、世代の若いベルリン・フィルのサイモン・ラトルと並び世界屈指の音楽家と思う。
 

 

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]


.
hiroaki_noji
hiroaki_noji
男性 / AB型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事