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LIMA-LAD

循環器内科の先生から言われました。
 
冠動脈バイパスのキモはLIMA-LAD(左内胸動脈から左前下行枝へのバイパス)だ!それさえ通っていれば後はPCI(カテーテル治療)でどうにでもなる。
 
一理あると思いました。様々な報告を見ても、LIMA-LADの開存率を上回るコンビネーションはありません。例えば、RIMA-LADはそれに非常に近く、統計学的には有意差なしと言われています。しかし、ほとんど常に1%前後の劣った開存率が報告されているように見受けられます。考えうるRIMAの問題点は、より遠位部を吻合のために使うために内径が小さかったりテンションが掛かったりする可能性があること、距離が長いこと、前縦隔を横切ること、などが挙げられるでしょう。
 
また、一本のIMAから多枝に吻合すること、例えば、LIMAで対角枝をsequentialでつないだ後LADに吻合するなど、も開存率を下げる傾向にあると文献・経験的に考えています。
 
そこで、最近はLIMALADだけに行くこと、を大原則に決めました。RIMAは左側壁にin-situfree graftで使っています。
 
この方針は、当科の外科医の間でも賛否両論です。ぶっといRIMAを性状のいい近位のLADに吻合することには、全く問題がないとは思います。しかし、動脈でのバイパス数を増やすことを思うあまり、ちょっと無理をした吻合をしてしまうことが以前はありました。LIMA-LADを原則としてからはそのようなことはなくなりました。

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