風と、水と、光と。

ひとつ選んで、こうなって、またひとつ選んで、ここにいる。なるほどね、なんて。

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全29ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

三度目の子猫

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

3度とも、それは初夏のできごと。


一度目は、わたしが高校生のとき。
暑い、日差しのきつい日でした。
登校途中の、駅へ向かうバスの窓から
バス通りの歩道のすみの草むらに、小さく動く茶色い影を見つけました。

猫だ。
小さい。

子猫が一匹だけ、大きく口を開けて鳴いているようでした。
迷ったの?
子猫のほかには箱も何もなく、まわりに人も誰もいません。

バスはどんどん動いていきます。
・・・次の停留所で降りようか、学校どうしよう・・・一時間目体育だから早く行かないと・・・


わたしは結局バスを降りませんでした。

なのに、やっぱり、お昼休みも、帰り際もずっと気になって、
急いで帰りのバスに乗ったのでした。

乗り継ぎの駅を過ぎ、猫のいたその場所へ。


・・・
さっきの草むらの少し奥に、
ちいさいちいさい子猫は、手と足を投げ出して、
口を開いたまま、動かなくなってそこに倒れていました。
ちいさくしぼんで・・・


わたしは口をかみしめながら、猫の横を掘りはじめました。
道具も何も無かったので、手で。

後ろから、声が聞こえました。
振り返ると、白い髪のおじいさんでした。
この辺でシルバーセンターがあるとかで、お手伝いに来たのだそうです。
猫を、そこまで連れて行って、箱に入れて、ちゃんと犬猫のお墓のあるお寺に連れて行ってくれると。

わたしはおじいさんになにひとつ、あいづちを言えませんでした。

“おじょうちゃんが座り込んでるから、なにかと思って見に行ったんだよ、
 優しい子だね”

おじいさんがわたしを見て言ってくれたとき、
涙が決壊しました。
声を上げて泣きました。

優しく、なんかない。




2度目は、ゆとりの幼稚園に、盆踊りの練習をかねた参観日に出かけたときでした。

家から大通りをすいすい運転し、
時間通りに着きそうでほっとして、最後の角、
対向車線のバスが、赤信号で止まっているのを見たとき、
バスの運転手さんと目が合いました。え?

なにか言いたげな、バスの運転手さんの目の動いた先、
バスの目の前。

交差点のどまんなかに、ちいさい茶色い子猫!
そのままいたら、バスにひかれる!

今回はさきに身体が動きました。
交差点の先頭にいたわたしは、急いで左に車を寄せて止め、
交差点に走って入り、子猫を拾って歩道に上がりました。

バスの運転手さんがパッシングして、帽子をあげて会釈して、バスは通っていきました。


歩道のわたしに、数人の歩行者が声をかけてきます。
“生きてるの?”
“どうしますか?”

子猫は、小さく、みゅー、と鳴きました。
でも、後ろ足が血だらけ。
呼吸もあまりしっかりしていません。
バスの前にいた車にひかれているのかもしれません。


幼稚園のそばに、たしか動物病院があったはず。


周りの人に、“動物病院、連れて行ってみますね”といって、
わたしは自分の帽子に子猫を入れて、
車に乗りました。

膝に乗せながら、ばくばくし続けている自分の心臓の音を聞きながら、
“お願い、助かって、今度は助かって・・・”
そう大声で言いながら、動物病院へ行きました。


動物病院の、優しい目をした男の先生が
順番を変えて子猫を見てくれました。


・・・残念ながら、子猫は内臓をやられていて、これ以上は苦しませるだけだと・・・

家につれて帰って看取ってあげようと決めて、その話を先生に伝えると、

“横浜市は、交通事故にあった動物は、動物病院で保護してみてあげるように
 定められているので、大丈夫、病院のほうできちんとみてあげますよ” と。

頭を下げて、動物病院を後にし、


もうお昼過ぎになった、ゆとりの幼稚園へ向かいました。


担任の先生に、“ゆとりちゃん泣いちゃって・・・”と伝えられ、
ゆとりを連れてきてもらったので、
ゆとりに、きょう会ってしまった猫のことを話したのでした。

泣きじゃくりがおさまってきたゆとりは、
“猫ちゃん、どこ?”と聞いてきたので、
動物病院で見ていてくれると言うと、

“ゆと、猫ちゃん見たかった、助けたかった”

またそういってしばらく泣いてしまったのでした。





そして、3度目が、今年の初夏に。


車検をお願いしているディーラーさんのところに、
ぱぱとゆとりで出かけてきた週末。
ゆとりは帰ってくるなり、大声。

“ままー!!小さい子猫ちゃんがムラタさん(ディーラーさん)のところにいたの!”

聞けば、まだ生まれて間もない子猫が親とはぐれたようで、
弱ってムラタさんのガレージに来ていたのだとか。
ようやく元気になったものの、ディーラーさんでは飼えず、
里親をさがしているのだけれど、なかなか見つからないと。

ムラタさんのところで、子猫は常連さんには人見知りしていたらしいのですが、
ゆとりにはひとめでなついて、ずっとひざに来ていたのだそうです。


“まま、子猫ちゃん、助けてあげたい”


うちは社宅なので、それに自分の家になっても、ぱぱが猫の毛アレルギーなので飼えないし。

ゆとりは必死で頭を回していたようです、
“おばあちゃまのおうちとか、ばーばのおうちとか、いま猫がいなくなってるから、
 飼ってもらえないかな?”


そこからの展開は、とんとん拍子でした。

電話を受けたおばあちゃまは、二つ返事でOK!
一年前に飼い猫を亡くして、やっとまた飼おうと思っていたのだとか。

おばあちゃまのおうちは札幌。でも、ぱぱもお仕事。わたしもお教室の手伝いが入ってる。泊まれない。


“ゆと、ひとりで飛行機乗れる!”


それもおばあちゃま、空港へのお迎え快諾!
ゆとりは航空会社のキッズサポートで札幌に行けることに。
ちょうど、週末はゆとり参観日なので、月曜日に振り替え休日。


子猫はついに、ディーラーさんからうちへ。
数日うちに泊まって、札幌に向けて飛んだのでした。


子猫は、“チーノ”と名づけられていました。ぺペロンチーノのチーノ?って。
でも、ムラタさんはフェラーリもお好きなので、
エンツォ・フェラーリの息子さんのお名前にちなんでいるのかもしれません。

新しい名前をつけてあげていいよ、と言われていたのですが、
ゆとりはこの名前が気に入ったのだと、
おばあちゃまとそう呼ぶように話し合ったそうです。


小さくてやんちゃな、男の子の子猫。
あったかくてかわいくて、かぼそくて。
わたしもすっかり情が移って、見送るときはつい泣けちゃったほど。


いまは、札幌のおばあちゃまのおうちで、
すくすく大きくなり、とびまわって遊んでいます。




一度目の子猫も、二度目の子猫も、
そして三度目のチーノも、

みんな同じ顔のキジ猫で、胸が白かった、って言ったら、信じられますか?

開く トラックバック(2)

イメージ 1

夏休み最後の一日ですね。
お昼過ぎから、ゆとりはぱぱとプールにでかけて、
ひょんと、

やっと、自分の時間がもどってきました。

半年ちかくも放置のままのブログに、
やっと気持ちを向ける余裕がもどりました。

たくさんの足跡、メッセージ、ほんとにありがとうございます。
いま、やっと読めて、
すごく胸が温かくなりました・・・。
いっぱい励ましてくださって、ありがとう!


偶然というか、知らせがあったというか^_^;
急に胸に意識が集まり、
調べてもらったら、いままで左胸にちょこっとあったしこりというかかたまりというか、
それが成長しちゃっており、
おまけに右胸とおなかにもカゲがでていたので、

ちょっとばかり、
いえ、ほんとは、かなり、
へこんでおりました。

検査に行った先の病院のベンチで、
検査着すがたの自分が、待合室の大きな水槽にうつったのを見ているうちに、

いつのまにか、わたしの両方の目から涙がごろんごろんとおちていくさまを、
まるでひとごとのように、感情がなにひとつ沸いて来ず、
不思議な思いで見つめている自分が、

なんだか変な感じでした。


身体と、こころが、べつべつになるってこともあるんだ・・・なんて感じでした。


おかげさまで、結果は最悪にはいたらず、
ちょっと短い期間での経過観察でしばらく、ということになり、

一段落してはじめて、
わたしの両親含めて家族の手厚い思いに守られていたことと、
ひとまずまだ先の予定をたてられる時間をもっていることに感謝しつつ、

いま、こういうできごとにめぐり合った意味について、
考えるときなのかな、と思えるようになりました。

わたしはこのことで、何を見出すことができるのだろう。



やりたいことはいっぱいある。
守り育てたいものもいっぱいある。



時を同じくするように、

わたしは、
ずっと探した、消し去れなかった、
わたしにとって大切な出会いをしたひとの消息を
突然、そしてやっと、知ることとなりました。
・・・13年ぶりに。



なぜ、今?



いまのわたしには、なんとなくわかるような気がします。
“・・・今、だから。”

でも、今、何が起こっているのか、実はよく、わからないのです($・・)



これからどうしたらいいのか、
どういうことを、わたしは選んでいくのか、



いまやっと、背筋を伸ばして、
目の前に広がることを見つめようとしているわたしがいます。


不思議なことに、
このネットの上の世界から、
もうすこし何かがわかる気がして、


自分のこころに寄り添って、この場にいることを感じたいなと思っています。



ご縁をいただいて、わたしのブログに触れてくださったかた、
こころから、ありがとうございます。
いつか、ご恩返しができますように・・・。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

天王寺動物園は、わたしが大阪に暮らしていた小さいころ、
よく行った動物園だそうです。

動物を見た記憶より、ベンチに座ってお弁当を食べた記憶のほうが残っているわたし・・(笑)

北海道の旭山動物園の流れで、
天王寺動物園もずいぶん様変わりして、サービス精神たっぷりになったようです。
動物の説明のイラストや看板も、
関西弁で書かれていて、読むのが楽しい。

桜もほぼ咲きそろってきていて、
いいお花見を楽しみつつ、
『ねえ、ぱぱ、ここに来たんだよ!』
『ぱぱ、ここにはカメもいるんだよ!』

ゆとりが、時間を埋めるように、ぱぱに話しながら、走り回っています。

フクロウの柵のところに来ました。
フクロウはいままで見なかったね。
初めてみんなで一緒に見たね。
フクロウが期待にこたえて、
ぐうううん、ぐううんと首を回してくれます。
真正面にしか目が向けられないから、
270度も首が回るんですって!

ゆとりは、ぱぱから初めて、『自分で使っていい500円』をもらい、
お店でくずしてきて、1回30円のどうぶつの説明を、
きりんとほっきょくぐまとチンパンジーのところで聞き、

しかのエサを買って、食べさせて、

ポテトを買うことにした、と、あっちのお店にわくわく走っていきました。

わたしが小さいころは、どんなふうに家族で回っていたんだろうな、
帰ったら、母に聞いてみようかな、などと、
楽しそうなゆとりの笑い顔を見ながら、思っていました。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

神戸にきて、ポートタワーが見られなかった、なんてことは
いままで一度もなかったので、
メリケンパーク見たいよ〜、中突堤行きたいよ〜と、朝から言っていたのですが、
こういうときに限って、
朝からゆとりはのんびり、バスにも行かれ、待ちぼうけ。
午前中があっという間に過ぎてしまって、タイムアップ。

泣く泣く三宮駅からポートタワーとは反対方向へ電車は動き・・・

最終日はゆとりのリクエストの大阪、天王寺動物園行き。

ぱぱのお船が南海電車の羽衣駅ちかくのバースについていたので、
JRとの乗り換えの新今宮駅は通過点でした。
初めてぱぱを見送りに大阪に来て、少し遊んで帰ろうかとしたら・・・
 
ホームに立てば、じゃーん、通天閣が見える!いってみよう!

通天閣に上れば、じゃーん、真下には天王寺動物園が!いきたあい!

ゆとりは、動物園におおはしゃぎ!
ところが、
最初のときはその日月曜日!動物園はお休みだったのでした。

がっかりしたゆとりを待っててくれたのは、
通天閣の真下のたこ焼きやさん。
ほっこりあったかいおばちゃんのたこやきは、ふんわりとろとろ、あつあつで
ほんとにおいしくて、
ゆとりが何度も、もっと、もっと、と楊枝でたこ焼きを口に運びます。
おばちゃんに、『動物園残念だったね』『おいしいの焼いてあげるから待っとき』
『おとうちゃんお船なんか、さみしいな、元気だし!』と声をかけてもらっているうち、
しみじみふたりでほっとしたのでした。

『癒された〜』と思える、温かさを食べました。

以来、もういちどおばちゃんのところに行こうね、と楽しみにして、
ぱぱに会いに来たとき、たこ焼きやさんに寄ったのでした。
もちろんぱぱにも差し入れで買っていきました。
このあったかさ、ぱぱにもすぐ伝わったようで、
あっという間に平らげてしまったぱぱ。

3人でここに来る夢がかなって、胸いっぱいの再会でした!

『あら、おじょうちゃん、またきたんか!背え伸びたなあ!
 よくきてくれました、おいしいの焼いたるからな!
 おとうちゃんといっしょで、よかったなあ!』

ちなみにこのおばちゃん、
昨冬、NHKの番宣でストレッチマンと共演したって!
実はストレッチマン、わたしのヒーローだったりします・・・
大阪に住んでたらぜひ見たかった〜!!!

お近くの方、ぜひぜひこちらのお店にお立ち寄りくださいね!
横浜の家族が通いつめたくなるあったかさです!
(ちなみにこの日、お持ち帰り分含めて70個近く購入いたしました^^;
 半分は動物園と新幹線車内で食べちゃった♪)

2日目、神戸。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

姫路から神戸にきて、その夜は三宮のいくたロードにある、
洋食屋さん『もん』で晩御飯。
ここのオムライスが大好き。
お持ち帰りのビーフカツサンドも大好き!なのですが、
この夜はゆとりが食べ切れなかった『スパゲッチ』をぱぱままで分けたので、
おなかいっぱい^^;

阪急六甲へ行き、そこからタクシーで六甲山にあがりました。
くねくねくねくね・・・
山の上は、北風がびゅうびゅう、寒い!!
保養所のご夫婦がにっこり優しく出迎えてくださいました。

2日目は・・・やっぱり大雨。
わたしが来たいところはどうして、こんなに雨になる?

保養所からバスでケーブル駅へ、
『東京弁』に気づいた運転手さんが、うちら親子の貸切状態のバスで
停車してまで山の景色を見せてくれました。

ケーブルカーで街へ降ります。
ゆとりは楽しい乗り物続きでわくわく。

三宮の高架下と、センター街をぶらりお散歩することにしました。

雑貨屋さんでゆとりはなぜか、『カメ』のぬいぐるみをGETし、
コロッケだのクロワッサンだのをつまみ食いし、
元町を過ぎて中華街で、春節の獅子舞に遭遇!
雨だけど最終日なので、にぎやかに鳴り物入りで獅子舞が踊り、
ゆとりは最前列で、ぱっくり獅子にかぶりつかれました(笑)

神戸風月堂で大好きな、冬季のみの『コウベピアー』(チョコレートです)を買えて、
センター街で憧れの『ナガサワ文具センター』へ。
わたしの中では、東の伊東屋、西のナガサワ文具さんなのです。
万年筆フリークがたくさん集まるお店。

ここでたくさんの万年筆や文房具を見られて、
ぱぱまでつられてノート類を購入して!

港を見に行きたかったのですが、
この雨で子供連れではね・・・
残念な気分をふきとばすべく、商店街でおしゃべりしながら歩きました。


思い出がどんどん、新しく塗り変わっていきます・・・

全29ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.
hirohiroyutorin
hirohiroyutorin
女性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

標準グループ

スピリチュアル

(*^_^*)

写真・絵・言葉

ハワイアン

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事