小笠原風景日記

移住者・ヒロの島日記です

時々内地話

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秋の色

                    
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                    地元に帰ってくる度に、
                    毎回ちょっとずつ目に映る風景に変化がある。

                    家の近くに建っていたアパートがなくなって更地になっていたり
                    新しい店舗が出来ていたり、逆に昔からの店舗がなくなっていたり、
                    新しいトンネルができ交通量が変わっていたり・・・

                    自分が島にいる間にも、当たり前だけど、
                    ここにも時間が流れているというのを実感する。
                    ”時間”と言う潮流が、確かに。


                    
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                    久しぶりに内地の秋を感じる。

                    早くも葉を落とし冬支度を済ませた木々を見下ろす秋色の丘の木々。
                    乾いた青空が、高く高く広がり
                    やがてやってくる冷たい季節を前に
                    色づいた木々と共にひと時の和らぎを広げている。


                    明日、仙台を発ち東京へ。
                    27日出発のおがさわら丸で父島へ帰島。

                    ずいぶんと寒さを吸った体は
                    亜熱帯の秋が待つ島の空気にびっくりしないだろうか・・・苦笑


                    
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                    今年腰の手術をした祖父は、思うように体が動かずに
                    そのせいか、久しぶりに会った祖父は急に歳を取ったように感じた。
                    それでも福島へ会いに行った帰り、「元気でな」と握手をしてくれた。
                    そして祖母も「また来るんだよ」と手を握ってくれた。

                    二人に「大きな手だね」といわれた僕の手。
                    しかし、僕の手の中に納まってしまいそうな、
                    二人の沢山の皺が刻まれたその手のほうが、よほど大きく暖かく感じた。

                    人生と言う時間の潮流に乗り、きっと時には抗いながら
                    命を紡ぎ沢山の物語を編んできた二人の手。

                    僕もこんな暖かく深みのある手になれるだろうか・・・。


                    東京都の亜熱帯へ。
                    内地の秋色がきっと懐かしくなるだろう。
                    そんなノスタルジーを少しだけ持ち帰って、
                    さぁ、クジラの島へ。

旅の余韻

                   空に一閃、
                   引かれた飛行機雲の行き先に広がる異国の地を思い浮かべる。



                   小笠原に来島されたお客様から手紙やメールを頂くと
                   多くの方々は「いまだに小笠原気分が抜けません」と書いてくださる。
                   島で過ごした日々に思いを馳せてくださっているのだと。


                   僕もまた、今その”旅の余韻”に浸っている。

                   
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                   久しぶりの海外一人旅。
                   これまで個人で旅をしたことがある海外はオーストラリアだけだが、
                   いずれも2ヶ月以上の滞在で、今回のように1週間と言う期間は経験が無かった。

                   2ヶ月もいると、そろそろ日本食が恋しくなってきたりもするのだが
                   今回のフィンランドでは全くそんなこともなく、
                   まだまだこの地にとどまりたいなぁ・・・と後ろ髪をひかれる思いで帰国した。


                   そして今、
                   数日前まで確かにいた、異国の地の、そこで見た風景や感じた雰囲気を
                   記憶の扉をいっぱいに開き覗き込んでいる。

                   
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                   旅の余韻。
                   そこに行くことでしか感じられないものを心に受け止めそうして芽生える、
                   心地よくも少し切ないこの感情こそ
                   何にも変え難い最高の旅の土産なのかもしれない。


                   島に来る方への旅行のお手伝いをするものとして
                   出来るだけ多くの方の心が、素敵な旅の余韻を持って帰っていただけるよう
                   また改めて頑張ろうと思う。

ヘルシンキへ

                     
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                     4日間滞在したラップランドを発って、フィンランド最後の夜を過ごすのは
                     ヘルシンキへ向かう寝台列車“サンタクロースエキスプレス”。
                     この寝台列車でも無料のインターネット(無線)接続が可能なのには驚いた。
                     日本でもそうなのかな・・・?
                     フィンランドのネット環境は非常にいい。

                     夜18:10に出発したサンタクロースエキスプレスは
                     翌日朝7時過ぎにヘルシンキ到着予定。
                     約13時間の列車の旅である。

                     このくらいの時間の移動では全く持って動じなくなったのは
                     オーストラリアで2泊3日の大陸横断鉄道を経験し
                     そして何より帰郷の際には避けて通ることの出来ない
                     おが丸の25時間半があるから。
                     オーストラリアを旅して以来、長距離移動に縁があるようだ。


                     明日ヘルシンキに到着後、
                     現地時間17:20ヘルシンキ発(成田16日10:05着)の便にて帰国となる。

                     ありきたりの言葉だが
                     9日にヘルシンキに到着したのがずいぶんと昔のことのように感じられる。

                     そのほとんどをラップランドで過ごし、
                     最初の2日間は落ちるところまで落ちた感があったが
                     それでも終わってみれば「また来よう」そう思える印象深い場所になった。

                     ホテルはどこも清潔だし、
                     レストランのご飯もちょっと濃い味付けではあるが美味しい。
                     宿や店舗のスタッフも気さくで親切。
                     それに加えてラップランドの大地が持つ自然風景とその独特の空気感。
                     すべてが相まってとても心地の良い雰囲気を醸し出していた。

                     ラップランドの自然と人々にありがとう!
                     また絶対に来ます!

                     
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                     放し飼いされているトナカイが路上を歩く。
                     これもラップランドの風景。


                     
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                     ラップランドで取れるベリーを使ったタルト。
                     美味♪
                     食べ物も美味しいものがいっぱい!


                     
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                     湖と森の国、フィンランド。


                     
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                     サンタクロースの村もあります。


                     
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                     オーロラを見るときにはしっかりと防寒を!
                     ■今回の服装:11月中旬(夜の気温マイナス10度前後)
                     ・上:ヒートテック2枚重ね+長袖Tシャツ+フリース+ダウンジャケット
                     ・下:ヒートテック2枚重ね+ズボン(厚手のもの)+フリース素材の長ズボン
                     ・足元:靴下2枚重ね+トレッキングシューズ(MERRELL)
                     ・ホッカイロ:靴の中に1枚(足の裏)+靴下に1枚(足の指先周辺にくるよう)
                     ・その他:ニット帽、ネックウォーマー、手袋


                     今回お世話になった旅行会社
                     【ネットトラベルサービス】
                     http://www.nettravel-jp.com/
                     ありがとうございました!
                   3日間滞在したサーリセリカからロヴァニエミに昨日のうちに移動。
                   ロヴァニエミはラップランド地方の州都で、人口は約35,000人ほど。
                   わずか300〜400名くらいしかいなかったサーリセリカと比べると
                   やはり非常に大きな街。

                   ここロヴァニエミはサンタクロースがいる町として有名で
                   街の郊外にはサンタクロース村がある。
                   そして知る人ぞ知る(?)世界最北のマクドナルドがあるのもこの街。
                   
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                   何年振りかのマクドナルドはフィンランドにて。
                   ハンバーガーとポテトを食し舌鼓を打つ。
                   ちょっとポテトがしょっぱかったかな・・・。




                   そして夜には今回のたび最後のオーロラ観察。
                   12月になると”MoiMoi号(モイモイ号)”といって
                   オーロラ観察のツアーバスがあるそうだが
                   時期的にまだ早く、サーリセリカ同様に一人で観察ポイントを目指す。
                   昼間、周辺を散策し目を付けておいた場所へ。
                   街明かりが少し落ちると、既に頭上にはオーロラが。
                   こんなにアッサリ見られるとは・・・と、
                   一昨日までの絶望の淵にいた自分を思い返す・・・苦笑



                   昨日までいたサーリセリカで観たのとは異なり、
                   雪景色ではなくこのロヴァニエミではオーロラと人工的な灯りとの競演。
                   大半が凍りに覆われたオウナス川の対岸にある集落の灯が
                   天空を舞う緑色のカーテンの下に輝く。
                   雪景色の針葉樹との競演も素晴らしかったし、
                   こちらはこちらでまた美しい。
                   
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                   結局、4日のオーロラチャンスのうち観られなかったのは最初の2日間。
                   天気予報もいいほうに外れてくれて、ロヴァニエミでもオーロラが見られた。
                   サーリセリカに到着した日はどうなることかと思っが、
                   しかし一方でこの数日感は、
                   小笠原に来島されるお客様の目線に近づけた日々でもあった。

                   長い時間かけて、お金を払って来てくださる客様。
                   小笠原もやはり天候不良によりイルカやクジラウォッチング、
                   山のツアーなどにも影響が出る。
                   そういう場面に遭遇してしまったお客様はきっと
                   今回自分が感じたような気持ちになっているのだろう。
                   分かっているつもりになっていたが、実際にそういう場面に陥ってみると
                   お客様の気持ちにより添えていたかどうか自信がなくなる・・・。
                   そうしたところに気が付けたのも、今回の旅での収穫だ。
                   此の気持ちをしっかりと島にも持ち帰りたいと思う。



                   念願だったオーロラ。

                   天空を舞う不思議な光の幻想が心に響いている。
                   自然に感謝!
                   ありがとうございました!
                   
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                   いよいよ今回の旅も終盤へ。
                   夕方には“サンタクロースエキスプレス”にてヘルシンキへ向かいます。

火の狐

                  フィンランドに伝わる火の狐の伝説。

                  闇夜に獲物を求め雪原を駆け回る狐。
                  その尾が雪原を撫で、そして舞い上がった火花がオーロラになる・・・

                  フィンランドで”Revontuli”と呼ばれるオーロラは
                  狐(Repo)の火(Tuli)と言う意味。

                  そんな伝説があるそう。


                  「小笠原は天気予報が全然当たらないんです。」
                  島を訪れたお客様とよくそういうお話をする。
                  ここフィンランドでも、毎日天気予報が変わった。
                  とはいっても予報通り最初の2日間はオーロラがみえそうな雰囲気はまったく無く、
                  夜、外に出ることすら早早にあきらめたくなるような降雪。

                  それでもサーリセリカでの最後の夜中は晴れそうな予報が出たのを見て、
                  昨日おみやげ物を買いながらも心の大半はその日の夜のことで埋められていた。

                  そしてサーリセリカ最終夜。

                  夕食を終え外に出てみると、これまで一度も見ることの出来なかった星が。

                  快晴とまでは行かないものの雲の合間から見える星たちに
                  これまで感じたことの無かったような感動を覚えた。
                  そして期待も膨らむ。

                  カメラを準備し、防寒着を着込み、暖かい飲み物を携え出発。

                  小さな町でもやはり人工的な明かりは相当明るい。
                  出来るだけ明かりの少ない場所へ。
                  町外れまできて、北東方向へと足を向ける。
                  街灯もまばらになってきたとき、車道に生き物の影。
                  野うさぎだった。
                  純白のけに覆われているのが夜でも分かる。
                  まるで先導してくれているのか、
                  車道を僕が進む方向へピョンピョン跳ねていくその姿がなんとも愛らしい。

                  しばらくするとウサギは急に左へと方向を変え、茂みの中へ姿を消してしまった。
                  まるで、あたりに火の狐の気配を感じ、その狐から姿を隠すように・・・

                  野うさぎの先導がなくなった後もしばらく車道沿いに歩いていく。
                  と、突然街灯が明かりを失った。
                  一瞬にして辺りは闇に包まれる。
                  ちょうど10時頃。
                  この時間になると人通りの少ないところは一斉に明かりが落とされるのだろうか?

                  辺りは一面の雪景色。
                  闇夜とはいえ明るさも残る景色の中、ふと見上げた空・・・。

                  ”そのとき”は静かにやってきた。

                  
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                  うろこ雲の向こう側でなにやら空が怪しく光を放っている。
                  一気に鼓動が高鳴る。
                  オーロラだ。

                  最初は雲に隠されながら、しかし次第に、いつしか頭上にまで広がる。
                  本当にカーテンのようにゆれている。

                  
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                  なんと表現すればいいのだろう。

                  刻一刻と姿を変え、いなくなったかと思うと再びいつの間にか頭上を覆いつくす。

                  それが現実に起こっていることなのか段々と分からなくなる。

                  夢中でシャッターを切る、
                  そのシャーター音がかろうじてこの世に心を繋ぎ止めてくれている気がした。

                  オーロラを見始めて約3時間。
                  その間ずっと現れては広がり光を弱め、そして再び光のカーテンを送ってよこす、
                  そんな光景に目と心を奪われ続けた。

                  あの時間、確かに火の狐が僕の目の前を駆け回っていた。

                  
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