グループ医療への道

いろいろしてきたけど、結局自分が目指しているのは、グループ医療なのかな!

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桜咲く

イメージ 1文字通り今は桜咲く季節だが、ここで言う「桜咲く」は合格電報の文言だ。
不断の努力が実を結び、入学試験に受かったことを、この言葉で知った受験生もかつては少なくなかっただろう。
今日、わたしにも小さい「桜咲く」があった。
 
74歳の独居の女性から、初診往診の依頼があった。
血圧が高くて不安だから入院させてほしいというのだ。
最初に病院に頼んだところ、まずは往診で診てもらってから、その往診医の判断で病院入院が必要なら受けましょうといわれたとのことで、わたしに連絡が入ったのだ。
 
見るからに元気だが、一人暮らしの不安が隠せない。
腰椎圧迫骨折で昨年10月から今年の2月いっぱい入院した病院は、彼女いわく「安くて居心地がよかった。」帰ってきた一人暮らしは自由ではあるが、少しでも不安になると病院が恋しくなるという。病院から紹介されたかかりつけ医の外来にかかりながら、腰痛と戦っている。そして今回めまい・血圧が高くなっただから、一ヶ月ぐらい入院したいというのが彼女の希望だった。
 
しかし往診ではまったく異常がなかった。血圧も実際には正常上限程度、めまいも消失していて、立ち居振る舞いもまったく問題ない。
「これでは病院に受診してもすぐに返されるでしょう。」とわたしが伝えると、「いくのは救急車でいけるけど、帰るのはもっと大変になってしまうかな?」「でも、先生にとりあえず診てもらったから安心した。」「一人暮らしだからいろいろ不安なことが多いと思います。何か困ったことがあればいつでも呼んでください。そして、もし病院受診が必要そうなら、いつでも僕らの側から手配します。」
 
わたしは採血のみして、往診を終了した。
 
帰ろうとすると、入り口に横の壁に貼ってある張り紙が目に付いた。
わたしは金縛りにあったように立ちすくんだ。
わたしたちにとっての「桜咲く」・・がそこにあったのだ。
わたし達の安心カード・緊急往診連絡先とかかりつけの先生やケアマネなど緊急の連絡先を表にしたものだった。
わたしは涙が出るぐらいうれしくなった。私たちの努力がここに小さい実を結んでいたのだ。
「これなのだ。わたしたちが新宿でくらす高齢者の家すべてにこういう張り紙がしてもらうことが夢だった。そして今はじめてそういう人にめぐり合った。わたし達の苦労は無駄ではなかったのだ。」
 
たった一つの桜だが、確かにそこで、桜が咲いていたのだ。

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よかったですね きらきらした桜ですね

2010/4/5(月) 午後 7:41 [ minmi ]

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いつも、コメントありがとうございます。
自信になる一歩でした。今後もこの張り紙を貼っていけるように精進します。

2010/4/5(月) 午後 10:51 [ 英 裕雄 ]

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コメントありがとう!絶対削除しません(^.^)。

2010/4/7(水) 午後 2:19 [ 英 裕雄 ]


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