グループ医療への道

いろいろしてきたけど、結局自分が目指しているのは、グループ医療なのかな!

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最初に(新幹線にて)

25年前、母親が乳がんで闘病しているとき、主治医によばれて、時折病状説明を受けた。

「もともと乳がんは骨や脳などに転移しやすく、今腰と頭蓋骨などに転移しています。乳がんの骨の転移には化学療法はあまり効果的ではないので、放射線治療を行います。・・放射線治療にはその間は入院となりますが、完全に治癒することはありえません。」

癌、転移、化学療法、放射線治療、入院、治癒・・二十歳を超えたばかりの若者には縁のない言葉ばかり。
なるべく噛み砕いて話してくれているのだろうが、正直わからない!
多少わかるところがあっても、実感を伴って聞くことができない。
しまいにはなんとなくだまされているような気さえしてくる。

これではいかん。
そんな思いもあって医者になった。

今クリニックではパソコンは一人一台の世界。
電子カルテ・グループウエアなどを常時使用しながら業務をしている。
皆が常時パソコンに向かいながら仕事をしていて、非常勤ながらSEもいるクリニック・・・なのに、システム専門家やコンピューターシステム会社との話し合いで、いつも思い出すのは、母親の主治医から説明を聞いたときの当時の感覚だ。

言うことがわからない。実感を伴って聞くことができない。なんとなくだまされている気さえしてしまう。

昨年の4月、新しく電子カルテを作ると決めたとき、まず最初に私がしたのは学校に入ることだった。
その名もリナックスアカデミー(かっこいいでしょ)。
WEBベースの電子カルテを作りたいと相談したとき、その時入校相談員は,PHPという言語を紹介してくれた。早速入学金・授業料など多額の金額を払い込み、PHP習得コースを受講し始めた
最初の数回は授業についていけたが、少しずつ遅れはじめた。
結局2ヶ月で挫折した。

パソコンのメカニカルな知識から始まって、OSの知識や通信の概念、HTMLやPHPなど言語、さらにフレームワーク、データベースなど・・・
何の気なしに、一歩ドアをあけて入ってみたら、そこには広大な都市空間が広がっていた。しかもその都市空間は日進月歩で、今日の景色と明日の景色がまったく違う。
だから今日勉強したことが明日には古くなってしまう世界・・・
いやな世界だ。
確かに医学の世界も広大であり日進月歩であることは同様だが、こんなに進歩が早くない。今勉強していることが明日には使えなくなるという心配はほとんどない。
だからこそある程度腰をおちつけて包括的に勉強することができる。
しかしコンピューターの世界では、まったくそれが違うのだ。
たとえ、その中に住んだとしても、全体を俯瞰できる日は来ないだろう。

そんな感覚が、いまさら学校に行こうとする50歳にもなろうとする中年の純情(?)をくじけさせた。
しかしその間に、得るものがないわけではなかった。

オープンソースという考え方は衝撃的だった。

WindowsやWordなど高額のソフトとほぼ同様なものが、無料でダウンロードできて、自由に使用できるのだ。
下手すると市販されているソフトより高機能のものでさえある。
それこそOSから始まって、様々なアプリケーション、システム開発ソフトやデータベースなど実に様々なオープンソースソフトがネットの世界に転がっている。

なぜ!?

これほどの成果物を無料で世の中に配布している理由がわからなかった。

医学界ももともとある意味オープンソース的であった。
今でも医学会などでは、こんな新しい知見を得たと自慢げに発表しあっている姿が見られる。これを他の業界の人がみると驚くらしい。なぜこの新しい知見を基にビジネスを始めないのか?といぶかしがるらしい。
昔の漢方医は自ら栽培した薬草を煎じて患者に服用させたりした。

今は製薬会社が作った薬を処方するのが医者の仕事であり、新しい知見はどこかの企業がビジネス化するのを待つだけのようになってしまったが・・・

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