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現状、毎日のライヴ放送予定をチェック出来ないため、当面はネット音源のご紹介にフォーカスします。

書庫殿堂入りの名盤(ブルッフ)

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このところマイナーなものが続いたので、メジャーというわけではありませんが、久しぶりにブルッフです。と言ってもヴァイオリン協奏曲ではなくて『スコットランド幻想曲』ですけど(苦笑)カナダのCBCというレーベルからリリースされている、ジェームズ・エーネスのヴァイオリン、マリオ・ベルナルディ指揮するモントリオール交響楽団によるブルッフのヴァイオリン協奏曲全集の中からの1枚。ただし、1枚目の1番と3番のコンチェルトのアルバムの指揮はデュトワだっただけに、このアルバムでもデュトワに振って欲しかったのが本音ですが…以前から『エーネスはいい、エーネスはいい』と申し上げていましたが、ようやくご紹介することが出来ます。
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 ジェームズ・エーネスというヴァイオリニストはあまりメジャーな録音をリリースしていないために、実は一部のファン以外にはあまり知られていないかも知れませんが、昨年の『題名のない音楽会』でブラームスのコンチェルトのフィナーレを弾き、その音色の素晴らしさに魅了された方も多いのではないかと思います。私も実物はあの映像が初めてでしたが、想像以上の長身で指が長く、軽々とヴァイオリンを包み込むかのような大きな手が印象的でした。これほどの恵まれた体格と甘いルックスの持ち主でありながら彼の名が今まであまり知られることがなかったのは、やはり所属レーベルの問題があろうかと思います。ドヴォルザークのコンチェルトが収められたアルバムのChandosは今やメジャーの仲間入りと言えましょうが、CBCやONYX等は全くのマイナーレーベル。そして、メジャーコンクールでの優勝歴がないということも、こうしたマイナーレーベルとの契約に無関係とは言えないでしょう。

エーネスは1976年、カナダのブランドン生まれということで、今年34歳を迎えますが、意外と若いような気もします。ブランドン大学にてトランペットを教えるアランを父に持ち、4歳からヴァイオリンを習い始め、ジュリアード音楽院の卒業生でもあるようですね。ソリストとしてのデビューは13歳で、モントリオール交響楽団と共演、早くから抜群の才能を発揮していた様子。1987年にカナダ音楽コンクールの弦楽器部門で優勝。そして、2005年にブランドン大学で音楽学の博士号を取得した、ともあります。また、1715年製ストラディヴァリウス、『エクス・マルシック』を貸与されています。ディスコグラフィとしては、二度のパガニーニの『カプリース』(全曲)、ラヴェル&ドビュッシー&サン・サーンスのソナタ集、プロコフィエフのソナタ集、バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ(全曲)とヴァイオリン・ソナタ、ブルッフのヴァイオリン協奏曲全集(wデュトワ&ベルナルディ)、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲(wノセダ)、モーツアルトのヴァイオリン協奏曲全集(弾き振り)、エルガーのヴァイオリン協奏曲、ウォルトンのヴァイオリン協奏曲等がリリースされているとのこと。これからN響とかに呼ばれたら、日本でのブレイク間違いなしなんですけどね(苦笑)

ブルッフの『スコットランド幻想曲』は副題に『スコットランド民謡の旋律を自由に用いた、管弦楽とハープを伴ったヴァイオリンのための幻想曲』と書かれています。随所にスコットランドの民謡が出てくるのと、管弦楽の中でもハープに特別な役割が与えられている点が特徴。ここでハープが特別に用いられているからといって、『ダブル・コンチェルト』ではないということは留意しなければなりません。そして、伝統的な協奏曲形式である急−緩−急の3楽章の構成ではなく、序奏+4楽章の5部分から成るのも大きな特徴の一つ。サラサーテに献呈され、彼自身によって初演されたそうです。ちなみに、この曲は有名な割にはあまりステージにかけられることは多くないようで、私も実演に接したのはN響の定期でギル・シャハム素晴らしい名演を披露したときのみです。もっと実演にかけられる機会があるといいのですが…


序奏

それでは、早速聞いてみましょう。序奏は『グラーヴェ』との指示があり、金管の荘重な響きを中心とする重い管弦楽の響きの中に浮かび上がるロマンティックなヴァイオリンソロで始まります。エーネスのソロはどこまでも限りなく柔らかく、優しく暖かい音色を基調としていて、このブルッフのロマンティックな名旋律を共感豊かに、伸びやかに歌い上げていきます。ベルナルディ指揮するオーケストラはエーネスとは対照的に、決して前面に出過ぎることなく沈み込むような深い音色が印象的。特に中心となる金管はお寺の鐘のような重厚感があります。1分30秒過ぎに出てくるエーネスのソロは、細かい音型が高音部分で提示されますが、この辺りは男性ヴァイオリニストにしては若干線の細さを感じさせるものの、非常に美しく感動的です。

第1楽章

そして、ソロヴァイオリンの静かなトリルに続けてアタッカで演奏される次の第1楽章は、『アンダンテ・カンタービレ』。管弦楽の響きに明るさが出てきてハープのアルペッジョが印象的な音楽ですが、決して表面的ではない深みを持ったオーケストラの表情がここでも印象に残りますね。モントリオール交響楽団らしいと言いますか、非常に洗練された明るい色彩の弦楽アンサンブルが特にこの楽章にマッチしており、エーネスのソロの魅力を最大限に引き出しているように思います。エーネスのソロは相変わらずの美しい歌い回しですけれども、ここではとりわけその重音の、シルクのような輝きを伴った美しさに耳を奪われるでしょう。充分に美しく歌い込まれていますが、テンポ的には他の演奏に比しても若干速めの印象を受けるのも特徴的な点でしょうか。

第2楽章

第2楽章は『アレグロ』によるスケルツォとも言える舞曲で、弦楽器を中心としたズッシリとしていながらも付点のリズムをベースとした軽快な曲調が実に魅力的。フィナーレと並び、この曲に込められたブルッフの豊かなインスピレーションとイマジネーションを、最も顕著に表した音楽と言っても過言ではありません。この、決してテンポが遅くないにもかかわらずズッシリとしたボリューム感を感じさせるオーケストラの重厚な響きは、どうもモントリオールのホームグラウンドである優れたホールの音響効果と、それを見事に再現した優秀な録音と無関係ではなさそうです。このマリオ・ベルナルディという指揮者、上で『デュトワでないのが残念』と書いてしまいましたが、なかなか良いものを持ってますね。前奏としてのリズムの提示が一通り終わってリタルダンドし、20秒過ぎから弦楽器の印象的なアンサンブルをサインに、ソロヴァイオリンが『粉まみれの粉屋』という民謡に基づく、一度聞いたら忘れられないような印象的なメロディを奏でますが、この辺りの素朴な雰囲気が余裕あるテクニックで何事もなく自然に提示されるのは、エーネスの確かな技量と類い稀な音楽性を如実に表していると言えるでしょう。時折見せるルバートやレガート、スタッカートの表情等にもゾクッとするような色気を感じさせます。そして、中間部分での例えば3分50秒前後でのソロとフルートのアンサンブルの、センスに溢れた歌い回しが何と美しいことでしょう!ラストでの念を押すようなトゥッティの和音と、それを受けて奏される低弦の柔らかいフレーズとの対比も大変素晴らしい。

第3楽章

第3楽章は『アンダンテ・ソステヌート』の指定を受けて、いわゆる通常のコンチェルトで言うところの緩徐楽章に当たります。この楽章は言うまでもなく『メロディ・メーカー』ブルッフの面目躍如たる極めて美しい音楽であり(民謡の引用ですから、完全なるオリジナルとは言えませんが)、ヴァイオリン協奏曲第1番の第2楽章や『コル・ニドライ』等と並んでブルッフを代表する、真にロマンティックな音楽と言えましょう。この曲を初めて耳にする方にはまず真っ先に聞いて頂きたい部分です。『ジョニーがいなくてがっかり』(?)という、不思議なタイトルの民謡に基づく実にチャーミングでヴァイオリンコンチェルト全般に渡っても屈指の美しい音楽ですが、エーネスの『線の細さ』と紙一重の美音が、これでもかと炸裂します。高いレベルで身についた基本的な技巧の確かさにプラスして、大きな手や手首の柔らかさ・しなやかさといった天性の身体能力の高さが、この緩やかな音楽から強くアドバンテージとして感じ取れるのが、エーネスのヴァイオリンの実に興味深い点と言えます。さすがのエーネスもここでは相対的にテンポを落として、ゆったりと情感を込めて歌い上げていきます。そして、この楽章でも目立つのがベルナルディ&モントリオール響の素晴らしいサポート!曲想に相応しく、室内楽的な繊細さを深く掘り下げつつも曲の陰影に絶妙なバランスのメリハリを与えており、地味ながら実に見事なバックアップと言えるでしょう。特に2分27秒過ぎから、チェロに情熱的な力強いフレーズが朗々と歌われる辺りから俄然熱気を帯び、若干テンポを速めながらエーネスの感情の迸りを見事に引き出しています。ラストの消え入るような弱音も、深い瞑想の色合いを湛えて実に見事な名演です。

第4楽章

フィナーレは『アレグロ・グエリエッロ』の指定を受けた、『これぞスコットランド民謡!』と言いたくなるような、思わず踊り出したくなる無条件に楽しい音楽ですね。私はスコットランドに行ったことがないので、いい加減なイメージに過ぎませんが(苦笑)冒頭からキレの良いリズムと重音を伴ったカデンツァ風のテーマがハープの伴奏とともに提示され、それがフレーズ毎にオーケストラのトゥッティによって繰り返されていきます。エーネスの余裕綽々のテクニックは言わずもがなですが、特に再三お伝えしているようにモントリオール響の、弦楽器を中心とした充実した響きが耳に残ります。まず特筆しておきたいのが、1分34秒過ぎの金管をサインに静かな雰囲気の音楽になり、それを受けてヴァイオリンのソロが第二主題とも言うべき、柔らかく美しいロマンティックなメロディを歌いますが、ここでのエーネスの美音とハープとの絡みが秀逸!正に言葉を失うほどの美しさです。そして直後の3分前後、あるいは5分14秒過ぎで変奏された形で回帰する民謡主題における、エーネスのテクニックと美音の見せ場としての、まるでメンデルスゾーンのコンチェルトを思わせるような細かいフレーズの見事なこと!余裕のテクニックが生み出す微妙なテンポの『揺らぎ』が絶品です。これらはほんの一例に過ぎませんが、ラストのオーケストラとの斉奏による大団円に至るまで息をつく暇もなく、この曲が単なる民謡の切り貼りではない名曲であることを、見事に伝えてくれる素晴らしい演奏と言えるでしょう。


総括

この曲の演奏では、例えばグリュミオーやチョン・キョン・ファ、ハイフェッツ、アッカルド等、もっと土臭いリズム感を強調したり、情熱的に歌い尽くした定番の名演奏は数多くありますけれども、このエーネス盤ほどに美しい音色と、余裕あるテクニックを披露している洗練された演奏はそれほど多くありません。また、ベルナルディとモントリオール響のバックアップが出色の出来栄えであり、録音の優秀なことも手伝って総合的に高く評価したい名盤と言えます。マイナーレーベルというだけで眠らせておくのは非常にもったいないんですが、実はこのアルバムも単独での入手は困難なようであり、1&3番を含む全集の形では辛うじて入手可能なようです。ご興味のある方は是非!
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さて、話を音楽に戻しますが、前回、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番についての私の所有音源を僭越ながら披露させて頂きましたけれども、その中でもナンバーワンに君臨する2枚のうちの1枚をご紹介させて頂きます。今回の演奏は恐らくまだ入手可能なはずですので(再発の廉価盤だと思いますが)、どうかご安心を(笑)

このズナイダーというヴァイオリニスト、大変豊かな表現力とそれをダイレクトに聞き手に伝えることの出来る確かな技巧を兼ね備えた、現代においても最高峰のヴァイオリニストであると、私は高い評価を彼に抱いています。恐らく、古今東西、過去から今までを通じても、私のフィーリングに一番マッチするヴァイオリニストかも知れない。

このデビュー盤であるブルッフとニールセンの演奏で見せた、あの鮮烈な感情のほとばしりと、独特な空気感、終始一貫して余裕を感じさせる極めて高次元で身につけられたテクニック。私はこれを聞いて、彼の今後の輝かしいキャリアを確信したばかりでなく、そういう成功とか失敗とか、そんなことはどうでも良いくらいに、純粋に『音楽を聞かせてくれる』この逸材と対峙することが出来るという喜びを、ミューズに感謝する以外に他にどんな手段があるのだろう?と、力無い自分に腹立たしさを覚えたくらいです。

その後、ベートーヴェン&メンデルスゾーン(メータ)、グラズノフ&プロコフィエフ(ヤンソンス)のコンチェルト、ブラームスのソナタ(ブロンフマン)、バレンボイム等と組んだモーツアルトのピアノ三重奏曲を経て、つい先日リリースされたばかりの、ゲルギエフとのブラームスとコルンゴルトのコンチェルト、というディスコグラフィを彼は刻むことになるわけですが、今度は是非、今の彼にしか獲得出来ないエネルギッシュかつスケールの大きなチャイコフスキーが出てくることを期待しています。

リリースされた全てが、その曲のベストを窺う名演ばかりのズナイダーですが、このデビュー盤の輝きはいささかも失われることがありません。何度褒めても褒め過ぎということはないので、もう一度言わせて下さい(笑)30枚以上の音源を聞いた私が断言しますが、『このブルッフはバックのオーケストラの雄弁な表現力、ソリストの懐の深さと技巧・音色の素晴らしさ、全てを鑑みても間違いなくベスト1と言って差し支えない、他を圧倒的に引き離した超名演である』と。未だに、恐らくズナイダーの追っかけの方々くらいしか、これは評価されていないのかも知れませんが、私が聞いた過去のいかなる録音をも凌駕しています。ただし、実演となるとヤンセン&ゲルギエフ&ロッテルダム・フィルの東京公演が、ここに絡んできますが…苦笑

ここでちょっと脇道に逸れますが、私がなぜこれほどまでにブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番という作品に魅せられているのか?という点についてなんですが、実は明確な理由は全くありません(笑)料理の好き嫌い同様、とにかく好きなものは好きだから仕方ない。まぁ、それでは身も蓋も無いので敢えて理由づけをするならば、ベートーヴェンやブラームスのコンチェルトのように近寄り難い崇高な精神を感じさせるでもなく、メンデルスゾーンのコンチェルトのように貴族然とした『一線の越えなさ』みたいなものがあるわけでもなく、ブルッフという作曲家が書きたいことを自由に書いてロマン溢れるスコアに音化した作品だから、と言えるでしょうか。そういう意味では、四大コンチェルトの中でも一番、私にとってはチャイコフスキーのものにバックグラウンドが近いかも知れません。マイナーな曲で言うならシューマンのコンチェルト。ソリストには一にも二にも『美音』が要求されます。

さて、ズナイダーの演奏の何が素晴らしいのかというと、とにかくかのメニューインをして『イザイの後継者』と言わしめたというエピソードがある程の、その音色の美しさ!冒頭のG音からして他を圧倒する、次元の違う音色に魅了されること請け合い。そして、絶対に忘れてはならないのが、この演奏でバックを務めるのが、ローレンス・フォスターという隠れた名匠であるという点です。私のブログでは二点ほど、このフォスターが指揮する演奏をご紹介させて頂いておりますが、いずれも『殿堂入り』とさせて頂いています。この指揮者の評価が全く上がらないのが、皆さんが彼の演奏を聞いた上での結果なのか、はたまた耳にも留まらないのか、あるいは評論家が一切触れないものに対して声を上げる勇気がないのか…理由は良く分かりませんけど、このブルッフを聞けば彼の類い稀なるセンスの良さが伝わろうかというもの。私にとっては、正直、ラトルや『今の』こじんまりとしてしまったゲルギエフなんかより数段面白い。加えて、非難を恐れずに言うならば、このブルッフでムターの伴奏を務めたことのある、あの『音楽がゴージャスに聞こえる』カラヤンよりも、数段優っていると思いますね。というか、カラヤンもいいんですが、カラヤンで満足して他の演奏を聞かないのはもったいない、ということが言いたいわけです。話が違う方向に行ってしまいそうなので軌道修正しますと、『商業的に』はともかくとして、デビュー盤にこれだけ優れたフォスターみたいな指揮者と共演出来た、というのはズナイダーにとっても大変幸せな出会いだったと言えるでしょう。

※カラヤン・ファンの皆さん、ごめんなさい。私は決してアンチ・カラヤンではありませんので(笑)


百聞は一見に如かず、というか音楽の場合は『とにかく聞いてみろ!』ということなんですが(笑)、ちょっとこの演奏は次元が違うので部分部分をピックアップするのは難しいんですが第一楽章で言うなら、例えば冒頭のティンパニの音を全く聞こえないくらいの音量で導入し、例のフルート、クラリネット、ファゴット、オーボエの動機が幻想的に始まる部分の最後のフェルマータのD音を、クレッシェンドしながらディミヌエンドする箇所のふくよかなボリューム感、そしてズナイダーが意を決したように極めて美しい開放弦によるG音を深々と鳴らす。この部分の移行が非常にスムーズであり、どちらかと言うとヴァイオリンソロが突出するのではなくて、両者の表現の方向性が緊密な結合によって同化するとでも言うような、実にナチュラルな結び付きが感じられます。かと言って、第一主題を提示するズナイダーのソロ(重音の美しさと、細かいパッセージに対して段々と速度を速めていくようなアプローチ)にはデビュー時のズナイダーの並々ならぬ決意と、熱く激しい情熱のほとばしりが感じられ、自己主張の強さを感じさせるのが既に大家の佇まい。百戦錬磨の強兵達と実に堂々と渡り合っています。それを如実に感じさせるのが、中間部においてズナイダーとフルートのソロが掛け合いながら速度を速め、迫力あるトゥッティによってによってテーマが力強く奏される辺り(この演奏で言うところの5分ちょっと前から)。私はこの部分がとっても好きで、他の演奏ではあまり満足しないんですが、この演奏は別格。フォスターが金管を容赦なく吹かせ、ティンパニを力任せに叩かせるので必然的に弦楽器のボリュームもマックスになり、全体が壮麗なことこの上なく、この録音以上に金管とティンパニが鳴った演奏を私は知りません。いつもこの箇所が来ると身震いがしてしまうくらいです(笑)ラストに至るまで低弦はうなり、フォスターの絶妙なディミヌエンドが現れるわ、ズナイダーは好き放題に歌うわで、全体的に遅めのテンポということもあって、実に『濃い』内容の第一楽章でありました。

次に、第二楽章へ行きたいところなんですが、皆さんご存知のようにこの曲は明確に3楽章に分かれておりますけれども、楽章間はアタッカで奏されます。1〜2楽章の間はブリッジが架けられていて、この演奏、実はそのブリッジから2楽章の入りにかけても出色の出来栄え!フォスターによって絶妙にコントロールされた弱音がまず素晴らしく、そこにゆったりとしたテンポで少し『かすれ気味』の音でスッと、ズナイダーがテーマを乗せてくる。至福の瞬間です。その後も決して慌てずに極めて美しい音色で、ズナイダーの名器、グァルネリの『エックス・ゼンハウザー』がこれでもか!と歌い込まれ、とても官能的な楽想が続きます。このゆったりとしたスケールの大きなテンポが終始一貫しており、必然性というよりも自然に流れていくのが印象的。フォスター指揮するロンドン・フィルは、皆さんのイメージを恐らく粉々に打ち砕くであろう、極めて美しい瞑想的なアンサンブルを繰り広げており、特に弦楽器においては賛辞を惜しまずに送りたいものです。名演!

さて、ヴァイオリンソロが縦横無尽に駆け巡る第三楽章でありますが、ここでもズナイダーのテクニックと甘美な音色はいささかも破綻することはなく、タイミング的に見ても決してテンポが速くなるわけではないのですが、前2楽章とは打って変わって推進力の高さがプラスされ、更に魅力的な音楽が展開されていきます。これには、恐らくフォスターの明晰な棒に導かれるキビキビとしたリズム感の良さが大きく貢献していると思われます。それに多いに刺激を受けたであろうズナイダー、細かい音符のテクニックは切れ味を増し、重音は優しく我々を包み込み、また、コーダのクライマックスに向けて抑え切れないパッションがジワジワと燃え上がります。このコーダに突入する自然なテンポアップも実に様になっており、聞き手の興奮を煽ることは必至です。実に聞き所の多い、味わい深い名演となりました。


良く考えてみると、そもそもローレンス・フォスターはEMIの専属でもありませんし、期待の高いズナイダーのデビュー盤において、これほど『相応しくない』指揮者も他にいないかも知れません。しかし、逆に考えてみるとこの共演はもしかしたらズナイダー自身の見識というか、強い要望によって実現したのかも知れず、そうだとすると彼がフォスターの手腕をいかに高く評価しているかの証でもあるでしょう。ズナイダーファン、ブルッフファンのみならず、ヴァイオリンを愛する皆さんにも是非、広く耳にして頂きたい名盤です。

※ニールセンのコンチェルトについては紙面の都合により割愛します

【詳細タイミング】
ニールセン:ヴァイオリン協奏曲作品33
第一楽章:7分4秒
第二楽章:13分41秒
第三楽章:7分17秒
第四楽章:11分20秒
合計:約39分
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調作品26
第一楽章:8分41秒
第二楽章:9分27秒
第三楽章:7分40秒
合計:約26分
【オススメ度】
(ブルッフのみ)
解釈:★★★★★
ソリストの技量:★★★★★
オーケストラの技量:★★★★★
アンサンブル:★★★★★
ライヴ度:★★★★☆
総合:★★★★★

ニコライ・ズナイダー(ヴァイオリン)
ローレンス・フォスター指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1999年4月26日〜28日ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール

今、ブルッフの交響曲第2番の第四楽章フィナーレを聞いています。今日はこの楽章の第一主題が頭から離れず、仕事も手につかなかった有様です(苦笑)それはさておき、私はブルッフの愛すべき交響曲3曲の中でも、取りわけこの第2番を愛していることを、今更ながらに思い知らされました。何が素晴らしいかと申しますと、とにかくフィナーレのテーマが秀逸!一度聞いたらこのテーマが頭から離れなくなる、それくらいインパクトを持った、ブルッフの数ある名旋律の中でも群を抜いて素晴らしいメロディーです。

というわけで、いきなり熱弁を奮ってしまいましたが(笑)、今回も引き続いてブルッフの交響曲について書いてみたいと思います。今回ご紹介させて頂きます第2番ヘ短調、36という作品番号が振られた曲ですが、これは急〜緩〜急という三楽章形式で書かれておりまして、全体の演奏時間はおよそ35分。ブルッフの交響曲の中でも、最も規模の大きい作品だと思われます。第1番でもそうでしたが、この作品ではより一層、もはや従来の交響曲という概念からは離れ、交響詩、あるいは管弦楽によるファンタジーのような様相を呈しているのが非常に興味深いところです。また、1870年に完成したということですから、ブルッフ32歳のときの傑作ですね。何とまぁ、今の私よりも若いじゃないですか(苦笑)実は第1番の出版から2年しか歳月を置かずに書かれており、恐らく第1番の評判が非常に良かったものと推察されます。

さて、ものの本やライナーノーツの曲目解説等には、『フィナーレのテーマはブラームスの第一交響曲のフィナーレのテーマに似ている』等と書かれていたような気がしますけど、確かにあのブラームス屈指の名旋律を思わせる部分はあるものの、これは全く別物、ブルッフオリジナルな旋律です。弦楽器によって深々と歌われる点は共通しているものの、ブルッフのテーマは後半部分に憂いを帯びたマイナーコードに傾く部分があり、この部分が『泣かせる』からなんですねぇ。いや、冗談抜きで真面目に泣けます。自分の葬儀でかけて欲しい音楽の候補に、余裕で入ります(笑)しかし、ブラームスの1番と同じように、短調に始まって最後は勝利の凱歌によって締め括られる、というのは非常にそっくりかも知れませんね。とにかく、このような名曲が舞台にかけられることがまずない、というのが私には信じられない。私が音楽家ならば間違いなくブルッフシリーズをやりますがね(笑)

それにしてもヘ短調という調性、シンフォニーにしては珍しいですね。私が今思い付く限りでは、ブルックナーの作品くらいしか思い浮かびません。ヘ短調という調性は、他の楽器には明るくないのでヴァイオリンに限ってですが、開放弦を使うことがありませんので、短調の中でも更に深みのあるくすんだ音色になることが特徴であり、ブルッフのこの作品もその特徴に相応しい、大変魅力的な音楽になっています。

さて、早速ですが第一楽章から見てみましょうか。この楽章は『アレグロ・パッショナート・ウン・ポーコ・マエストーソ』という指定になってまして、その通り、非常に起伏の大きい劇的で荘厳な音楽が形成されています。まず、冒頭の導入がまたブルッフマジック。非常に弱いピアニッシモによる、ラフマニノフのロマンティズムを先取りしたかのような動機がジワジワと弦楽器により次第に姿を現し、金管の強奏とティンパニの強打を伴って力強く提示されます。この動機、第一楽章全般に渡って繰り返し演奏される非常に重要なもの。見方によってはベートーヴェンやブルックナーの第九の第一楽章に『巨大な姿を現す』という点が似ていなくもないですが、弦楽器がトレモロではない、楽器の重ね方が独特等の特徴から、やはりブルッフ独自のものと言えるでしょう。直後、ヴァイオリンによって提示される旋律が第一主題。シンコペーションの音型によって、嵐が吹き荒れるような佇まいを見せます。各セクションが積み重なって長調に転じた後、冒頭の動機が高らかに奏される辺りは第一のクライマックス。その後、ヴァイオリンによる非常に単純ではありますが、ロマンティックな第二主題が現れ、再び徐々にクレッシェンドしながら冒頭の動機が現れて第二のクライマックス。ここではトロンボーンとホルン、ティンパニが凄まじいまでの頂点を築き上げます。その直後におけるチェロのうねりにも注目して頂きたいですね。ラストは消え入るように静かに閉じられます。このように見てみますと、冒頭で提示される動機がまず全体を支配し、提示部や展開部、再現部といった流れを一切リセットし、冒頭動機が要所に現れて頂点を築き上げる、というそれまでの交響曲の常識を覆す形式を採っている、というのが非常に興味深いですね。

第二楽章『アダージョ・マ・ノン・トロッポ』。この楽章ではブルッフ特有の息の長い旋律が、第一楽章以上に自由な形式で展開されます。第1番同様、シューマンのあの瞑想的なアダージョに通じる、非常に深い旋律がヴァイオリンによって歌い尽くされ、とにかくロマンティックの極み。粘り着くように絡んでくる低弦の伴奏も大変息が長く、感銘を受けること必至です。一体、どこからどこまでが主題なのかが分からないくらい、次から次へと旋律が溢れ出してくる、そんな印象です。特に長調に転じた後の旋律をチェロが歌い上げ、ヴァイオリンに引き継がれる辺りは言葉では言い表せないくらい美しく、とても感動的です。とにかく聞いてみて下さい、泣けます。

管楽器を比較的控え目にし、弦楽合奏が主体とも言える瞑想的な第二楽章の後はアタッカで奏され、更なる感動が詰まったフィナーレ。勝利の凱歌が歌い上げられる『アレグロ・モルト・トランクィロ』です。ここでは第二楽章の鬱憤を晴らさん!とばかりに、木管・金管が大活躍します。冒頭、微かに聞こえる低弦の付点リズムの上にまず木管のパッセージが各セクションによって一通り受け継がれた後、徐々にクレッシェンドしながらヴァイオリンと掛け合い、ついにあの感動的なメロディーが登場します!G線のみによって深々と歌い上げられるこの旋律、本当に美しい。涙なしには聞けませんね。クラリネットに受け継がれ、チェロが重なってティンパニをサインに、フォルティッシモで弦楽器が高らかに奏すると同時に、金管も加わります。中間の部分はこのテーマが様々に形を変え、色んなパートが次々に出てきて歌い尽くされるわけですが、速度を落として弦楽器主体で対話される部分でフルートがキラキラと差し挟まれるところや、弦のトレモロの上で木管が感情豊かに語り合う箇所等、ウェーバーを思わせるような非常にチャーミングな美しさ満点です。ラストは大団円、ティンパニと金管の轟音が響き渡り、勝利の凱歌を締め括ります。


いやぁ、この曲、聞くの意外と疲れるんですよ。イレ込んでしまうので(笑)第1番同様、この曲もコンロン&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の演奏が、作品紹介に留まらない非常に強い共感を示しており感動的。やっぱり上手いですね、このオーケストラ。木管のチャーミングな音色、弦楽器の木質のようなくすんだ音色、金管のとティンパニの重量感。いずれをとっても、コンロンの解釈とともに万全、名曲!名演!

※コンロンについてはこちら(http://blogs.yahoo.co.jp/hirokazu_ishii_2007/3521662.html

※ブルッフの交響曲第1番についてはこちら(http://blogs.yahoo.co.jp/hirokazu_ishii_2007/13929023.html)

【詳細タイミング】
ブルッフ:交響曲第2番ヘ短調作品36
第一楽章:12分24秒
第二楽章:13分34秒
第三楽章:11分21秒
合計:約37分
【オススメ度】
解釈:★★★★★
オーケストラの技量:★★★★★
アンサンブル:★★★★☆
ライヴ度:★★★★☆
総合:★★★★★

ジェイムズ・コンロン指揮ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
1993年7月ケルン、フィルハーモニー

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今回はロンバールによるベートーヴェン全集はお休みとさせて頂きまして、私が密かに敬愛して止まない作曲家、マックス・ブルッフの交響曲第1番をご紹介致しましょう。今回は少し趣向を変えまして、曲についてご存知ない方も大勢いらっしゃるでしょうから、アウトラインも含めて書き綴ってみたいと思います。

マックス・ブルッフ。皆さんは、恐らくヴァイオリン協奏曲第1番ト短調、あるいはスコットランド幻想曲の2曲で、この作曲家をご存知だろうと思います。あるいは『コル・ニドライ』くらいでしょうか。これらの3曲、ロマン派を代表すると申しますか、ロマンティズムの塊と言っても良いくらい、甘く切ないメロディーと充実したオーケストレーションによって書かれており、私は昔から彼の作品の魅力に取り憑かれています。一番初めにこのヴァイオリン協奏曲第1番に接したのは、確かチョン・キョンファの演奏であったように記憶していますが、あのヴァイオリンが縦横無尽に駆け回って思いのたけを吐露するような感覚、なかなか他の曲では味わえない独特の魅力がありますね。女性の演奏、しかもキョンファ女史の演奏に最初に接した、というのも私にとっては非常にラッキーだったように思いますね。蛇足ですが、メンデルスゾーンのコンチェルト同様、ブルッフの作品も専ら女性の演奏の方がロマン性の表出が突出しているようにも感じます。

そのようなわけで、彼の作品を幅広く聞いてみたいという欲求が自然と高まり、色々とコレクションするうちに交響曲にたどり着いたというわけなんですが、実は彼の交響曲はシューマンに芸風が似ています。特に今回取り上げる第1番、調性が同じ変ホ長調ということもありますが、ライン河や周辺の豊かな自然を描いた美しい風景画のごとく書かれており…そう、『ライン』に似ているんですよね。誤解のないように言うと、メロディーがというわけではなく、曲が発する雰囲気のようなものが、です。

この曲は急〜急〜緩〜急という4楽章形式で書かれています。演奏時間にすると、およそ30分弱程度。第一楽章はアレグロ・マエストーソによる雄大なスケールが魅力的な音楽。とても弱いピアニッシモの弦楽器による伴奏音型に乗ってコラール風のメロディーが奏され、徐々に音量を増しながらフォルテに移行し、金管のファンファーレを伴った第一主題が提示されます。この部分の、豊かな水量を湛えたライン河の奔流を思わせる緩やかなテーマ、非常に魅力的です。そう、今思うとブルッフという作曲家は曲のオープニングというか、導入する部分における雰囲気作りのようなものが、他を圧すると申しますか、卓越した才能を持っていたと言えるでしょう。そして第二主題、第二主題というよりも、どちらかと言えば『動機』に近いですが、スケールの大きな第一主題と打って変わり、クラリネットの悲しげな短調のメロディーがいきなりフワッと飛び込んできて、泡雪のようにフッと消えていくようなイメージです。そしてまた長調に表情を変えて、絶妙に溶け込んでいく。展開部はファ
ンタジーのように弦楽器と木管が絡み合いながら進んでいきますが、少しするとヴァイオリンに細かいパッセージが現れ、金管の力強いファンファーレを伴いながらフォルティッシモで高揚します。要所で打ち込まれるティンパニも効果的。そして、メンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』を思わせるヴァイオリンの動きをサインにコーダに入り、エロイカの第一楽章終結を思わせる力強い和音とともに曲を締め括ります。

続く第二楽章はメンデルスゾーンの『スコットランド』のスケルツォを思わせる、これまた印象的な音楽。冒頭、ヴァイオリンの細かい無窮動の動きからしてまさにメンデルスゾーンのスケルツォですけど、和声の組み合わせ等はやはりブルッフ独自の世界。特にマイナーコードの使い方、金管楽器の『合いの手』等の書法が実に上手い。そして、トリオと呼べば良いのでしょうか、もはやブルッフのこの作品等はスケルツォ〜トリオ〜スケルツォ等という括りでは到底語れなくなってきていて、実に自由なスコアになっているんですが、仮にスケルツォに対するトリオということにしておきましょう。木管の八分音符をサインに、弦楽合奏によって実に懐の深い主題が提示され、木管へと引き継がれます。これはブルッフのメロディーの中でも屈指の、美しいながらも勇壮なメロディーと言えます。それから、また冒頭のメンデルスゾーン風のスケルツォ主題が導入され、今度は木管を主体に展開されていき、息もつかせずに金管によってトリオ主題が力強く歌われた後、次第に速度を速めてスケー
ル大きく幕を閉じます。

さて、続いて『クワジ・ファンタジア(グラーヴェ)』との指定を持つ第三楽章。私はこの楽章を極めて高く評価しています。イメージ的にはシューマンの2番第三楽章のような瞑想的な音楽。メロディスト・ブルッフの面目躍如たる、極めて美しい音楽が展開されていきます。第一ヴァイオリンによって歌われる第一主題からして、シューマンやメンデルスゾーンの音楽が好きな方であれば間違いなく魅了されるでしょう。所々、チェロのソロが現れたり、第一楽章の第二主題が深々と歌われたり、第一ヴァイオリンのみのメロディーが現れたり、静謐な柔らかい弦楽器の伴奏の上に木管や金管が歌ったり、音楽の展開の仕方も非常にオリジナリティに溢れ、まさしく『幻想曲』の名に相応しい。この音楽を聞いて感動されない方がいらっしゃれば、恐らくその方は一生ロマン派の音楽と縁がない方でしょう。断言します(笑)

さて、『アレグロ・グエリエッロ』と書かれたフィナーレも実に魅力的。先程述べたように、またまたここでブルッフは『導入のマジック』を用いており、ここではチェロによる単純な8つの音の繰り返しなんですが、そこに木管や金管のパッセージが色をつけ、ヴァイオリンによる付点のリズムをベースとした第一主題が乗っかってくるわけです。これがトゥッティによって高らかに奏されるときには金管が力強く鳴り響き、勝利の凱歌となります。対する第二主題がまた印象的でして、実に品の良いロマンティズムとでも言いましょうか、一度聞いたら忘れられない名旋律と言えるでしょう。この楽章は他者のイメージには合致しない、ブルッフオリジナルの音楽ですね。あと特筆すべきは、弦楽器がハープのようにグリッサンドするような音型もかなり斬新な効果を生んでいます(演奏する方は骨が折れますが(笑))。ラストのティンパニのロール、金管が加わった力強い和音、大作を聞いた充実感で満たされますよ。


というわけで、私が推奨する演奏はジェイムズ・コンロン指揮するケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団による演奏。これは全集なんですが、長らく廃盤であったものが最近廉価により再発されて、入手しやすくなりました。90年代の演奏なので音質にも問題はありません。入手しやすい、音が良いというだけでなく、これは私が期待するコンロンによる名演の一つ、ということもご紹介したい理由の一つ。比較的スマートでありながら、勇壮な雰囲気、雄大なスケール感も兼ね備え、金管やティンパニも力強く、木管は艶やかでチャーミングな色彩感をもった演奏。

その他、私が知り得る限りマズア&ゲヴァントハウスともう一つ、確かEBSというレーベルだったと思いますが、そこから全集が出ているはずです。私が期待していたヒコックス&ロンドン響による全集は、非常に残念ですが途中で頓挫…また、この交響曲第1番に限って言うならば、マリナー&アカデミー・オブ・セントマーチン・イン・ザ・フィールズの演奏なんかもなかなか良かったです。

ブルッフがお好きな方はもちろんのこと、ロマン派、特にメンデルスゾーンやシューマンがお好きな一人でも多くの方がこの名作を耳にされんことを切に願います。この1番より更に魅力的な2番、3番についてはまたの機会に。

※コンロンについてはこちら(http://blogs.yahoo.co.jp/hirokazu_ishii_2007/3521662.html

※ブルッフの交響曲第2番についてはこちら(http://blogs.yahoo.co.jp/hirokazu_ishii_2007/14640934.html)

【詳細タイミング】
ブルッフ:交響曲第1番変ホ長調作品28
第一楽章:10分19秒
第二楽章:4分51秒
第三楽章:5分45秒
第四楽章:8分10秒
合計:約29分
【オススメ度】
解釈:★★★★★
オーケストラの技量:★★★★★
アンサンブル:★★★★☆
ライヴ度:★★★★☆
総合:★★★★★

ジェイムズ・コンロン指揮ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
1992年9月ケルン、フィルハーモニー

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