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一般的にチャイコフスキーのピアノ協奏曲は第1番が有名ですが、近年は第2番も人気が
出て来たように思います。何度も話して耳タコかも知れませんが、「バレエ・インペリアル」
と言うバランシン振付の作品で使用してる曲なので、バレエの世界ではお馴染みです。
ジワジワと浸透するよう私も布教に努めております(笑)
ピアニストのピーター・ドノホーは1953年、イギリス・マンチェスター生まれのイギリス人。
1982年、チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で1位なしの2位に輝いたベテラン。
因みに、同2位はヴラジーミル・オフチンニコフで、3位が小山実稚恵さん!
第1楽章冒頭のオケは快速であまり色気を感じる事なく始まりますが、ピアノが始まると
ドノホーの強く確かな打鍵がロマンティックな調べの中を駆け巡ります。ピアノソロの
部分などテクニシャン振りを発揮しております。この打鍵に結構クラクラきちゃいました(笑)
特筆すべきは第2楽章です。ヴァイオリンソロがナイジェル・ケネディでチェロが
スティーヴン・イッサーリスと言う豪華共演なのであります。聞くところによりますと
これはグラモフォン賞(クラシック・レコード界の「オスカー」とも呼ばれる)を獲得したのだ
そうですね。もぉ、とろけそうなくらい甘いヴァイオリンとチェロのしっとりと艶のある二重奏。
そんな演奏の中でピアノが軽やかに弾むように非常にチャーミングな箇所があり、それが
新鮮な発見でした。嬉しい!
第3楽章の冒頭はめちゃカッコいいですね〜。ピアノは快速で進んで行きますが
ピアノの粒がキラキラとブリリアントで素敵。ドノホーのピアノを聴くのは初めてなのですが
技巧派でなかなか豊かに鳴らしており、思っていた以上に好感の持てる演奏でした。
写真を拝見したらサンタクロースさんみたいな立派なお髭の方で、これからの季節
聴くにはもってこいではないでしょうか(おいおい)
第2番は色々なピアニストで持っていますが、まだまだ私の知らない盤がいっぱい
あるようなので、少し集める気になって来ました。
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