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気持ちよく晴れて来ましたね。
たまっていた洗濯をしましたが、干してるそばから乾いて行きます。今日から
早いもので6月です。予報によるとこのお天気は明日までで、また火曜日から
崩れるようです@関東地方
さて今日は大好きなディスクを聴きました。マルケヴィチ/N響のライブです。
第1楽章、おどおどした冒頭、あまりにも暗い序奏部。いきなり始まる展開部は
アレグロ・ヴィーヴォですさまじく強烈です。美しい弦楽器、激しいティンパニ
雄叫びあげる金管群、まさに嵐のような音楽です。
第2楽章、ロシア民謡特有の4分の5拍子ワルツです。弦楽器が奏でる前半の美しい
メロディは優雅ですが、中間の不気味な忍び寄る足音のような曲想も出て来ます。
マルケヴィチはその振り分けが実にお見事ですね。タクトの魔術師と言われているのが
頷けます。
第3楽章、リズムの面白さです。スケルツォは次第にマーチになって行き、段々と強く
なって行きます。クライマックスではテンポを落として行き、もぉ〜止まりそうなくらいの
ハラハラとしたものです。でも、私はこのテンポが大好きです。平坦でなく、すごい個性の
出てる箇所かと思います。金管が高らかに鳴り渡り最後の余韻も楽しめます。
第4楽章、ここでも美しくむせび泣く弦楽器、コントラバスが消えるかどうかのところで
ちょっとパラパラとフライング気味の拍手がありますが、あまり気になりません。
とても緊張感漂う素晴らしい終楽章です。亡くなる2ヶ月前の演奏で、まさにマルケヴィチ
「白鳥の歌」ではないでしょうか!
この演奏はNHKテレビにて放映された名演なので御存知の方もいらっしゃる事でしょう。
DVDも発売されているのかしら? マルケヴィチの指揮棒が長かったこと。暗譜だったこと。
あまり表情を変えずに振っていたこと。気のせいかも知れませんが、団員が涙ホロリ...
手で拭っていました。そして演奏が終わると、控えめではありましたが快心の笑みを
浮かべていました。1983年1月12日、NHKホールでの収録です。
私はこの翌日(だったと思います)、神奈川県民ホールでの演奏会に足を運びました。
感動のあまり終演後、ミーハーな私の事ですから(笑)楽屋口にて握手をして貰いました。
その手は温かく痺れました。マルケヴィチが発していたオーラは凄かったです。
気骨な指揮で聴いてみたいと仰る方には超お勧めしてます。
奇才マルケヴィチの「悲愴」を皆さんも一度聴いてみては如何でしょうか。
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