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昨夜、「スーパーオーディオCDプレーヤーが土曜日に届くからね」と帰宅した夫の第一声。
アナログ派の夫でもやはりSACDが気になるらしくて、そうなるとプレーヤーも専用のが
欲しくなるというもの。欲しいとなれば私に相談など無しに(相談されてもダメと言えない)
購入しちゃうのであります。値段を聞いてビックリ。「これでも7万円も下がったのだから」と。
クラシック音楽やオーディオに興味ない奥様だったら「こんな高価なもの買って!」とブーブー
言いますよ、きっと」 う〜ん、優しいのでしょうか、弱いのでしようか、自分。ヤレヤレ(笑)
さて、今日はお休みだったのでチャイコフスキーを聴きました。
ロンドン生まれのイギリス人指揮者バルビローリ。でも、血筋はイタリア人。確か父と祖父が
ヴァイオリン奏者でバルビローリもチェリスト出身。その演奏は熱く独特なロマンティックなもの
いわゆる「泣き」が入っていて「バルビローリ節」と呼ばれてます。英国マンチェスターにある
ハレ管弦楽団の監督を長きに渡って務めました。ファンの間ではサー・ジョンと言う愛称で呼ばれてます。
そのバルビローリが指揮したチャイコフスキーの交響曲第5番。大体チャイコフスキーの音楽は
くどいので、バルビローリで更に輪をかけてのくどさが想像出来ます(おいおい)
なので、お涙頂戴、演歌調が苦手な人は最初から聴かない方が良いかも知れない演奏です(笑)
第1楽章、すごいテンポの揺らし方。かなりのスピードで進んだかと思うとテンポを落として歌います。
そのポルタメントといったらものすごいです。これ、たまらないって言う人がいるでしょうね。
好き勝手してますが主張があって良いのではないでしょうか。
第2楽章、チェロ奏者だったバルビローリですから、弦の歌わせ方は非情に上手いです。思いつく
ところではメニューインとかカザルスとか、弦楽器出身の指揮者は弦の歌わせ方が熱いのです。
クセがあるので、きっと賛否両論でしょうけど。
第3楽章、とても魅力的です。イタリアの血でしょうか、明るいワルツですね。左右から聴こえて来る
弦楽の音を愉しむ感じ。ちょっとゆったり目です。
第4楽章、熱い音楽を奏でているのですが、なぜか少し野暮ったい感じがします。ティンパニが
気に入らないです(笑) スピード感、ハイテンションを期待してるとダメかも知れません。
ロマンティック路線を全面に出してはいるものの、何だか勝利への賛歌が響いて来ません。
でも悪い演奏ではないです。バルビローリの心の叫びが聴ける独特な演奏で愉しめました。
このCDはEMIですが、同じ録音がディスキーよりチャイコフスキーの後期交響曲(3CD)で出てます。
しかしながら、この交響曲は指揮者によってこんなに違う曲に聴こえてしまうのか!と改めて感じました。
色々と聴き比べてみると面白いかも知れません。
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