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ウィーン弦楽四重奏団は元ウィーンフィルのコンサートマスター、ウェルナー・ヒンクが第1ヴァイオリン ヘルムート・プッフラーが第2ヴァイオリン、ヴィオラにクラウス・パイシュタイナー、そしてチェロは ラインハルト・レップという4名のウィーン・フィルハーモニカーによって、1964年に創設されました。 その後、1977年から第2ヴァイオリンがフーベルト・クロイザマー、1985年からはチェロがフリッツ・ドレシャル 1998年からはヴィオラがハンス・ペーター・オクセンホファーに替わって今日まで活動しております。 この「糸杉」はドヴォルザークが24歳の時に書いた歌曲集を、22年後に弦楽四重奏曲に編曲したもので 歌曲集は妻の姉(ヨゼフィーナ・チェルマーコーヴァー)との初恋に破れた想いから生まれ、「糸杉」と言う 題は歌詞に取り上げたグスタフ・プレガー=モラフスキーの詩集のタイトルとのことです。 私が初めて「糸杉」と出会ったのは、ABT(アメリカン・バレエ・シアター)の来日公演にて、かなり昔で あります。演目の一つであったThe Leaves Are Fading 「葉は色あせて」というバレエにて。初めて聴く 「糸杉」なる弦楽四重奏とはどんな曲なのか興味津々でした。 で、一度聴いて、もう虜になってしまったと言う訳です。劇的な始まりが印象的な第2曲も好きですが 第9曲など若き頃ヴィオラ奏者として活躍していたドヴォルザークの熱い胸の内を語るかのごとく、しっとりと ヴィオラで歌われています。第11曲も佳曲なり。このバレエは「糸杉」からは1、2、4、5、11曲目が使われて おりますが、全曲は以下の通りです。 1. あなたによせる私の愛は 2. 死は多くの人々の胸に 3. 優しい瞳が私に注がれるとき 4. その愛は私たちを幸せに導くことはないだろう 5. 本に挟んだ古い手紙 6. おお、私の輝く薔薇よ 7. 私はあの家の周りを忍び歩く 8. 私は深い森の中の空き地に立ち 9. おお、ただ一人のいとしい人 10. そこに古い岩があった 11. 自然はまどろみと夢の中に 12. おまえは、なぜ私の歌はそんなに激しいのかと尋ねる そっと心の中にしまっておきたかった曲を、長い年月を経て編曲し新たな作品に蘇らせる。何て素敵な 事でしょうか! ドヴォルザークは後にヨゼフィーナの妹のアンナと結婚しました。 秋に聴くには相応しい、美しくどこか切ない曲です。この秋に聴きたい最初のオススメ曲にしますので 皆さんも機会がありましたら、この「糸杉」に耳を傾けてみては如何でしょか♪ 尚、ABTのバレエ公演は昔、NHKにてテレビ放映がありました。 (主演はアマンダ・マッケローとケヴィン・マッケンジー) 今日は、アマンダと夫君ジョン・ガードナーとの息もぴったりなパ・ド・ドゥをお贈りします♪ |

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