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書庫2010春の宮島弥山登山記

 弥山山頂を目指す途中、弥山本堂にやってきました。ここで休憩も兼ねて、周辺を少し散策してみましょう。

不消霊火堂と三鬼堂(右の石階段上の建物)

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不消霊火堂の左手後には天狗の顔の形をした岩が・・・

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■消えずの火(弥山七不思議のひとつ)
 不消霊火堂(ふしょうれいかどう)は、消えずの霊火堂とも呼ばれており、不動明王が祀られています。弘法大師が修行した当時に焚かれた火が、およそ1200年もの間途絶えることなく燃え続けている全国唯一の火堂です。広島市の平和公園内にある「平和のともしび」の聖火は、この霊火から採火されたものです。
火の上に吊り下げられている大茶釜のお湯(霊水)は、万病に効きめがあるとされています。お堂の中は煙くて涙が出てくるほどですが、その効にあやかりたい人は煙たさを我慢して霊水を飲んでみてはいかがでしょうか。
 不消霊火堂は、平成17(2005)年5月に火事で焼失しましたが、この焼失によって偶然にも、お堂の後に天狗の顔の形をした岩が発見されました。弥山には昔から天狗が棲んでいるという伝説があるだけにこの発見は不思議なことです。なお、今のお堂は平成18(2006)年7月に再建されました。例えお堂が火事になろうが、その火は絶やさないようにしているのは凄いことですね。

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■錫杖の梅(しゃくじょうのうめ)(弥山七不思議のひとつ)
 弥山本堂の横にある苔むした八重紅梅のことです。昔、弘法大師が立てかけられた錫杖が、根を張って梅の木になったと伝えられています。初春にはピンクの可愛い梅の花が咲き、辺りは甘酸っぱい香りが漂うとのことですが、弥山に不吉なことがある年は、花は咲かないと云われています。

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■時雨桜(しぐれざくら)(弥山七不思議のひとつ)
 かつて、三鬼堂(後述)前の石階段横には桜の木があり、その桜は、花の重みでしだれ桜のように枝が垂れ下がっていました。この桜の花びらや葉っぱに露が降りると、晴れた日でも風になびけば、木の下の地面は、まるで通り雨が過ぎたかのように濡れていたとか。なぜ、この桜の木だけがこのような現象になるのか不思議だったそうです。現在、時雨桜は完全に枯れてしまったとされていますが、なんとその木が、不消霊火堂の前に復活していました。まだ小さな木ではありますが、いつの日か、伝説のようなしだれ桜になることを願っています。

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■三鬼堂(さんきどう)
 不消霊火堂の右手には弥山山頂に向かう石階段がありますが、その上には、三鬼堂があります。三鬼堂とは、三鬼大権現(さんきだいごんげん)とも呼ばれ、正面に追帳(ついちょう)鬼神(虚空蔵菩薩の化身)、左に魔羅(まら)鬼神(不動明王の化身)、右に時眉(じび)鬼神(大日如来の化身)の三鬼神が祀られているお堂で、鬼神が祀られているお堂というのは日本で唯一とのことです。
また、三鬼神の他にも日本中の天狗がここに集まって、偉大なる神通力で生きているものすべてを救っているとの言い伝えがあるそうです。
三鬼堂は「宮島のさんきさん」として広く信仰されており、家内安全、無病息災、商売繁盛にご利益があると云われています。伊藤博文はこの三鬼堂にとても信仰深く、度々参拝していたとのことで、弥山本堂や三鬼堂の掲額は、伊藤博文の直筆とのことです。

 さて、弥山本堂周辺の散策は、これにて終わりにしましょう。このとき11時ちょうど、それでは、三鬼堂を後にして、弥山山頂に向けてのラストスパートです。(続く)

「2010春の宮島弥山登山記」書庫の記事一覧

  • 顔アイコン

    こんばんは
    なんかご利益高そうな場所ですね
    運気をUPしたいので訪れてみたいですね

    telesupa

    2010/5/20(木) 午前 0:13

  • 「天狗の顔の形をした岩」と「1200年もの間途絶えることなく燃え続けている全国唯一の火堂」は前回も記事にしていましたね。
    何となく覚えています。
    錫杖の梅は弥山に不吉なことがある年には花が咲かないのですか。
    過去どんな事があったのでしょうね。
    伝説の時雨桜は、まだ可愛いのですね。
    鬼神が祀られているお堂は珍しいですね。
    ここもどんな鬼がいるのか見てみたいものです。
    さぁ、ラストスパート!!
    どんなレポになるのでしょうか。

    cancer_cyapu

    2010/5/20(木) 午前 0:30

  • アバター

    ほんと天狗の顔に見えますーーーー(゚з゚)
    宮島にこんな岩があったとは!
    次に行ったときには見てみます♪

    ちょろっぴ

    2010/5/20(木) 午前 7:57

  • 顔アイコン

    霊水なるもの飲んでみたい・・・
    ポチ☆

    いちご

    2010/5/20(木) 午後 4:26

  • 顔アイコン

    弥山本堂周辺は 沢山の発見がありましたね〜!
    行って見ないとわからないことばかりですね〜!
    天気が良いので 落ち着いて見られたことでしょう!

    広島のジジイ

    2010/5/20(木) 午後 6:25

  • 消えずの火のある建物が火事になったので、てっきり火も消されたのかと思っていましたが、まだ燃え続けているんですね。
    1200年も守り通すとは、すごいです。

    サンライズ

    2010/5/20(木) 午後 7:27

  • アバター

    てれすぱさん
    いつか広島に来られるときは、ぜひ、宮島へ、そして弥山に登ってみてくださいね!

    Hirolin☆彡

    2010/5/23(日) 午前 8:29

  • アバター

    ちゃぷちゃぷさん
    不吉なことというと、過去には、台風以外や山火事などがあったので、その時には錫杖の梅は咲かなかったのかも知れませんね。
    三鬼堂に祀られている鬼とは、魔羅鬼神(不動明王の化身)、追帳鬼神(虚空蔵菩薩の化身)、時眉鬼神(大日如来の化身)の三鬼神なのですよ。(記事に追記しました)確かにその姿を見てみたいものですね。

    Hirolin☆彡

    2010/5/23(日) 午前 8:39

  • アバター

    チョロッピさん
    次回、宮島の弥山を訪れるときは、不消霊火堂の後にある岩、チェックですよ〜!(^^)

    Hirolin☆彡

    2010/5/23(日) 午前 8:52

  • アバター

    いちごさん
    不消霊火堂の霊水、ボクも飲みましたが何かを煎じたような味がほのかにしました。
    ポチ☆ありがとう〜!

    Hirolin☆彡

    2010/5/23(日) 午前 8:57

  • アバター

    広島のジジイさん
    はい、弥山は訪れる度に新しい発見があって、何度訪れて飽きません。

    Hirolin☆彡

    2010/5/23(日) 午前 9:00

  • アバター

    サンライズさん
    1200年燃え続けている火は、代々に渡って火を守り続けている人の努力の賜物によるものですよね。
    これから先もずっと燃え続けて欲しいものです。

    Hirolin☆彡

    2010/5/23(日) 午前 9:03

  • 不消霊火堂の大茶釜のお湯(霊水)前に登ったときにいただきました。確かに中は煙で目が痛かったですね。

    yamasukihuuhu

    2010/5/27(木) 午後 11:40

  • アバター

    Yamasukiさん
    煙たさを堪え涙を流してまでしてお湯を飲むところに趣があります!(笑)
    大茶釜のお湯は、何かを煎じたような、いかにも効能がありそうな味ですよね〜。

    Hirolin☆彡

    2010/5/30(日) 午後 3:49

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