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ご存知だろうか?
歯周病に罹患している妊婦は、早産や低体重児出産が多い。 昔から経験的に言われてきた事だが、一昨年に明確なデータが報告された。(下記URL参照) まとめると、こうだ。 10論文5645症例のメタ解析によれば、妊娠中の歯周病治療は、早産(妊娠22週以降〜37週未満の分娩)と低出生体重児(出生児体重2500g未満)を有意に減少させる。 つまり、妊娠中も積極的な歯周病治療を行うべきという事である。 なぜ歯周病に罹患していると早産が多くなるのか?
結論から言えば、炎症のケミカルメディエイター(化学伝達物質)が犯人ということになる。 歯周病とは慢性疾患であり、歯周組織に「炎症」が常時存在するということ。 炎症の主な徴候は「痛み、熱、腫れ」であり、これらの症状は損傷を受けた組織より遊離したアラキドン酸から合成されるプロスタグランジンという化学物質の作用で引き起こされる。
実はプロスタグランジンには子宮収縮作用があり、産科では陣痛促進剤としても使われているのだ。
つまり、歯周病の妊婦はずっと陣痛促進剤を飲み続けているのと同じこと。 そりゃ早産にもなるだろう。 低体重児出産が多くなる理由はもっと単純だ。 プロスタグランジンは大血管の平滑筋にも作用するので、子宮動脈が収縮して胎盤の血流が悪くなる。 その結果、発育中の胎児に十分な血液が行き渡らなくなって低体重になるわけだ。 血の巡りが悪くなるという意味では、妊婦がタバコを吸うのと同じ(※もちろん受動喫煙も)である。 お分かりだろうか。
ちなみに、早産や低体重児出産で産まれた子どもは、学童期に行動障害や学習障害などの頻度が高いことが従来から指摘されている。 また近年、子宮内発育遅延児では成人病発症のリスクが高いことが示された。 ・・・世の妊婦さん、如何だろう? 百歩譲って自分のことは気にしなくても、お腹の子のためなら頑張れないだろうか。 http://widget.blogram.jp/images/bgButton1_whi.gif←blogramランキング参加中!応援クリックよろしくお願いします。
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わかっちゃいるけどやめられないと言うのがたぶん主流かと・・
ところで、骨の密度と歯の健康には関係がありますか?
2013/3/5(火) 午後 7:50
妊娠に伴って骨粗しょう症が起こることがありますね。
歯は骨に植わっているので、全く無関係ではないでしょう。
ただ、骨粗しょう症の人が必ずしも歯周病になりやすいというわけではないようです。
2013/3/5(火) 午後 9:44 [ ひろゆき ]