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舌がんを公表したタレント・堀ちえみ(52)が22日、手術を終えたことを同日夜に家族がブログを通じて報告した。
堀の夫が「本日22時に、耳鼻咽喉科・口腔外科・形成外科による、舌がんの手術が無事に終わりました事を、ご報告致します」と発表。「先ず頸部リンパ節を取る手術を行い、次に舌の6割を切除する手術を行いました。そして最後に太腿の組織を取り、舌の再建手術です。11時間にわたる大手術でした」と説明した。 現在は集中治療室(ICU)で休んでおり、月曜日まで集中治療を行うという。
ブログでは「病院の皆様には、心より感謝申し上げます。また皆様からの心温まるコメント、励みになったと思います。ありがとうございました」とサポートに感謝した。
この日の午前中には堀自身が「行ってきます」のタイトルで、「夢を叶えるための最初の一歩が、もうすぐ始まります」と手術当日の心境を明かした。
〜スポニチアネックスより抜粋
大学病院に在籍していた頃、私は口腔外科の医局員として舌癌の手術を何度も経験した。 朝8時からオペ室に入って準備、ストレッチャーに乗せられ患者さんが入室するのは10時頃。 全身麻酔をかけてオペ開始、交代で食事をとりながら、終わるのは深夜になる。 文字通り、医局の総力をあげた「一大プロジェクト」と言ってもいい。 摘出したリンパ節から病理組織検査に出す切片をつくり、御家族への説明を終えて帰宅するのは午前1時か2時だった。 堀ちえみさんは月曜までICUということだが、恐らく経鼻で気管内挿管したままと思われる。 術後に組織が腫れて気管を圧迫、窒息する危険性があるからだ。 もし病棟が手薄な土日に呼吸困難に陥ると看護師だけではどうしようもないので、気道確保という意味で安全策をとったのかな。 月曜なら3日経っているので、抜管しても大丈夫だろう。 それにしても、かかりつけの歯科医師が舌癌を見つけられなかったことは残念極まりない。 堀ちえみさんが”紹介”ではなく、自ら総合病院を受診したことも、同業者として恥ずかしく思う。 こんな体たらくでは、地域の基幹病院に患者が集中するのも無理はない。 「町医者は誤診する」 紹介状なしのペナルティ(5000円程度)を課されたとしても、最初から大病院を選ぶ道理だ。 ”かかりつけ”とは何ぞや。 今、その存在意義が問われている。
私は大学病院で嫌というほど舌癌を診てきたので、悪性の病変なら見た瞬間に分かる。 一般の歯科医師でも、口内炎と判別するのはそれほど難しいことではないはずだが・・・ ましてや、舌癌にレーザーをあてるなんて愚の骨頂。
結果として、癌細胞を周囲に飛び散らせてしまった可能性が高い。 コメンテーターは、分かっていても言わないんだね。番組に圧力でもかかっているのだろうか? せめて、堀ちえみさんが無事に復帰できることを祈りたい。 |
歯科全般
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歯科医療や保険衛生、講師をしている専門学校に関する記事です。歯科行政についての意見も書いています。
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多数歯を喪失した場合、健康保険で出来る補綴治療は「義歯」である。
(※補綴=欠損部を人工物で補い、機能回復すること)
つまりは「出し入れする入れ歯」だ。
歯が全て無くなった場合は「総入れ歯」で、歯が残っている場合は「部分入れ歯」になる。
ところが、時おり「歯を抜かないで入れ歯を作ってくれ」という患者さんに遭遇する。
こちらとしてはクライアントの希望を最大限尊重しているが、医学的には邪道。
重度の歯周病で治癒の見込みがなく、動揺(グラつき)が著しい歯を抜かずに保存しても、炎症で顎骨が減るだけで、何も良い事はない・・・
そこで、苦肉の策として写真のような義歯を作った。
総義歯に限りなく近い部分義歯・・・
歯がグラグラなのでクラスプ(針金)は置かず、歯の周り360度をレジン床で囲む構造。
この場合、上顎左側6番と下顎右側3番がそれだ。
歯と接触する部分の調整が超絶難しいが、少なくとも義歯を装着している間は歯のグラつきを抑えることができる。
こんな治療、大学では絶対やらないだろうね。
「教科書通りにいかない」どころか、「教科書を完全に逸脱」している。
しかし、ケースバイケースで患者さんのために努力するのが臨床医というもの。
卒業したての頃と比べ、私もだいぶ柔軟に物事を考えることができるようになった・・・
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からだの病気を診る内科のクリニックなどと違って、歯科は「予約制」が原則です。
なぜ、そのようになっているのでしょうか?
遅刻やドタキャンはやはり、迷惑なのでしょうか?
痛みが出るなど、すぐに診てもらいたいときは予約なしでも対応してもらえるのでしょうか?
テレビなどでおなじみの歯周病専門医、若林健史歯科医師に疑問をぶつけてみました。
内科の場合、病気の診断がついて治療法さえ決まれば、次の診察からは「問診→薬の処方」という手順で終わることも多いでしょう。
しかし、歯科は違います。歯科医師が手を動かす処置が必要です。軽いむし歯の場合でも、歯を削ってそこにコンポジットレジンを詰めるという一連の作業があります。
重いむし歯では削る部分が多くなり、その後、かぶせものを作るための型取りなどもあるので、かなりの時間を要します。
抜歯が必要な場合は麻酔の準備から始めるので、さらに時間がかかることも。
こうした歯科治療の性質上、1日に診ることのできる患者さんの数が決まってしまうため、予約制になっているのです。
なお、経営的な側面もあり、保険診療では1人の患者さんに時間をかけすぎるわけにはいきません。歯科医院にもよりますが、1人あたり約30分の治療時間を想定し、予約制としているところが多いようです(経験の浅い、若い歯科医師では同じ治療が30分では終わらないことも多く、1時間で設定していることも多いです)。
歯科医師は予約の時間内でその患者さんにどのような治療を、どう行うかを事前に考えます。いわゆる治療計画です。そして30分という時間は決して余裕がある時間ではないので、治療開始が予定より遅れると困るのです。
多くの歯科医院では、仕事や学校が終わる夕方ごろから予約が集中し、次々と患者さんがやってきます。このため、後ろに引きのばすことは難しい状態です。
例えば治療が10分遅れでスタートした場合、その患者さんに使える時間はケース・バイ・ケースではありますが、20分しかないということになります。
時間がない中で急いで処置をすると治療が中途半端になってしまう恐れがあります。これは歯科医師にとっても、患者さんにとってもデメリットです。
ドタキャンは歯科医師との信頼関係を失う原因になります。予約時間は1人の患者さんのためだけに空けてあるので、治療に来なかった場合、その時間が無駄になってしまいます。
ちなみに、ドタキャンをされた場合、歯科医師は怒るというよりは患者さんに何かあったのではないかと心配することのほうが多いと思います。ですから、当日、受診できなくなった場合は電話一本でいいので、ぜひ連絡をしてください。
仮にその歯科医院に不安を感じ、受診をやめたいと思った場合もできれば無断キャンセルではなく、その旨を伝えてもらったほうがありがたいです(それで怒るような歯科医院であれば、そのほうが問題です)。
■歯科医院の都合でたびたび治療開始時間が遅れる場合は要注意
一方、歯科医院の都合で、予約時間を過ぎて10〜15分も待たされる場合もあるかもしれません。
前述のように、どこかで治療スタートが遅れたことで、後ろにずれ込んでしまっていることが理由かもしれません。しかし、それは歯科医院の問題です。
こうしたことを繰り返していると、患者さんも「どうせ遅れるのだから」と予約時間を過ぎてからやってくるようになります。みんなが同じことをすると患者さんの待ち時間はどんどん長くなり、治療が中途半端になる危険性だけでなく、「予約制なのに30分も待たなければならない」といった事態になります。これは好ましくありません。
歯科医師に技術があり、治療計画がきちんと立てられている。歯科医師とスタッフの連携がとれていて、無理な予約(同じ時間に複数の患者さんを入れる、など)をとっていない。こういった歯科医院であれば、治療のスタートがたびたび遅れるようなことはないでしょう。言い方を換えれば、予約をきちんと守ってくれるのが「いい歯科医院」といえるのです。
歯の痛みなど、急患には随時、対応してくれる歯科医院がほとんどです。歯科医師も医師と同じく、苦しんでいる患者さんに対して、できる限りの対応をすべきという意識を持っています。
ホスピタリティーですね。急患の依頼がきたら、診療の合間や空き時間をやりくりして、治療枠を作ります。
ただし、他の患者さんの予約が入っている時間は空けられないので、いきなり歯科医院を訪ねてこられてもすぐには診療ができません。再度、出直してもらうことが多くなってしまうので、まずは電話で問い合わせるのがいいでしょう。
〜AERA dot.より転載
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Yahoo!知恵袋に、こんな質問があった。 仮歯というのは取れるように出来ているので、固い物や粘着物を噛めばそういう事もあり得る。 ベストアンサーは「そのくらい大丈夫」という趣旨だったが、歯科医師の立場から言わせてもらうと質問者の行動は百点満点だ。 違和感には耐えられないだろうと思うし、放置すれば仮歯で圧排されていた歯肉が膨らんで元に戻しにくくなる可能性がある。 たとえ歯医者に行く前の応急処置でも、元の位置に戻すのは早ければ早いほどいい。 そもそも、自分の口の中に手を入れる行為が「下品で失礼」と思われている風潮がおかしい。 何故わざわざトイレに行って隠れてやらなければならないのか?理解に苦しむ。 食べかすが詰まれば、歯のために一刻も早くフロス(糸楊枝)で取り除くべき。その際、お茶等でうがいして飲み込むのも可。歯にカスが挟まったまま食事を続ける方がよっぽど失礼だ。 恥ずかしいことでは全くないので、堂々と口の中に手を入れればいい。
健康を損なうようなマナーは断固拒否するに限る。 |
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妊娠中の女性が医療機関を外来受診すると、今春から「妊婦加算」が請求されているのは御存知だろうか?4月の診療報酬改定で新設された項目で、初診で750円、再診で380円が上乗せで医療機関に入るようになった。
結果、妊婦側の支払いは自己負担3割だと初診で約230円、再診で約110円増える。 その理屈は、妊婦には特別な配慮(薬の処方や診察法)が必要だからということらしい。 妊娠と直接関係のない診療科(眼科や皮膚科)でも負担する仕組みに、外部から異論が相次いでいる。 外部からばかりではない。いち医療関係者として、私もおかしいと思う。 一週間ほど前にtwitterで発信したがレスポンスが無いので、当ブログで論点を整理してもう一度書いてみたい。 「特別な配慮に加算」。 この論法が許されるなら、脳梗塞や狭心症で投薬治療されている方や、コントロールされていない糖尿病の方はどうなるのだ。実際、現場では特別に配慮している。
例えば麻酔薬の選択や抗生剤の術前投与、抜歯後の縫合など。 こちらは評価してくれないのだろうか? 配慮が必要なのは、何も妊婦ばかりではない。
そして、皮膚科で妊婦加算しているのに歯科で加算できないのも理不尽ではないか。 どちらが外科的侵襲が大きいか考えれば、明らかに歯科の方。 妊娠中は歯肉に炎症を起こしやすいし、不幸にして薬を出さざるを得ない場合は胎児に害のある薬剤は使えない。我々は妊婦さんに対して特段の配慮を行っている。
恐らくは医師会と歯科医師会の政治力の差だと思うが、歯科は厚労省に舐められているね。
「歯医者は医者の底辺」などと言い放つ輩もいるくらいだから、世間の認識なんて所詮その程度かも知れない・・・ 正直、歯科医師としては骨粗鬆症でBP製剤を長期服用している人に対して「骨壊死リスク加算」を設定して欲しいくらいだ。 とは言え、「特別な配慮」を言い出したら際限がない。 「高血圧加算」に「糖尿病加算」、「アレルギー体質加算」とか、いくらでも挙げられる。 厚労省が妊婦加算を廃止せずそのまま放置するなら、今後当然そういう声も出て来るだろう。 そもそも、診療時に医師がよく問診し、患者の特別な状況に配慮するのは当たり前の話ではないのか? 私が言いたいのはお金の問題(微々たる金額だ)ではなく、健康保険制度がどうあるべきかという本質に関わる問題。 弱者を選別して余計にお金をとるくらいなら、国民皆保険なんて止めちまえ! |



