オフィスH(あっしゅ)−誠信の交わり、奮闘記

世界から、個性的なアニメーションや独立系作家に役立つ情報を紹介します。

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フランスのFolimage(フォリマージュ)が制作した、人形アニメーション「冬のレオン」が12月23日に放送されます。
NHK BS2「BS冬休みアニメ特選」で、12月23日(祝)午前9時30分から9時57分までです

アニメーションは、キャラクターは人形を使ったストップモーションで、背景やエフェクトにコンピュータを使っています。
中世を舞台にした物語で、語り部が舞台回しをする雰囲気が良く出ています。
監督は「Hilltop Hospital/ヒルトップ・ホスピタル」のパスカル・ルノートルさんと注目株のピエールリュック・グランジョンさん。

グランジョンさんは、「小さな寄り道(Petites escapades)」や「Le loup blanc(白いオオカミ)」で注目される作家で、立体と手描きともに、ユニークな映像創りをしています。

「冬のレオン」は、今後春・夏・秋+1本のシリーズ化が予定されています。
春では、クマの子でありながら人間に育てられるレオンのパートナーのメリーが主人公になります。

”中世の物語”と紹介しましたが、実はフランスのこどもたちが今日置かれた事情を織り込んでいます。
今回は”養子”が複線です。
レオンは赤ん坊の時に、今の両親に引き取られて、人間として育てられます。それでも、顔形が人と違うのでいじめられることがあります。レオンも、実の親である”クマ”に会いたくなり、家出するのです・・・
ひねくれ者のハリネズミのハリソンが良い味だして、レオンを励まします。

ルノートルさんによると、この企画が出た時に、養子をもらったスタッフが「この子が成長したときのこと」を話題にして、”レオン”という主人公が誕生したのだそうです。
次回の「春のメリー」(仮題)では”離婚”が扱われるそうです。

複雑な家族構成が多いフランス社会では、こどもはこどもなりに苦労して大きくなっているのですね。
アニメーションは、こどもたちに夢物語だけを見せるのでなく、生きることの勇気も伝えるんですね。

赤ん坊のレオン、かわいいですよ。
こどもの笑顔が人々を和やかにする、そのものです。
どうぞお見逃しなく。

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