オフィスH(あっしゅ)−誠信の交わり

世界から、豊かな物語を紡ぐ個性的なアニメーションや独立系作家に役立つ情報を紹介します。

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花コリ2018 名古屋会場

先週末(84日、5日)、名古屋の花コリ(花開くコリアアニメーション)2018で、東海地域のアニメーション、映画ファン、花コリファンの皆さんと有意義な時間を過ごしました。


トークされたカン・ヒジン監督は、ドキュメンタリー・アニメーションで注目すべき社会派作品を作り始めていますね。
短編プログラム1の『花咲く手紙』は、脱北した若い女性2人のインタビュー(延べ4時間)を11分にまとめて、韓国の新たな生活と北朝鮮での生活を比較しながら、韓国の若い人たちが置かれている状況を問い直すという、意欲的なドキュメンタリーでした。
5日の上映終了後に追加された、カン監督のミニトークでは『お婆の海』を特別上映。済州島の老海女にインタビューした声にアニメーションをつけています。監督自ら海女学校に1ヶ月通い、海女の仕事や生活を知った上で、共同監督と撮影・制作したとのこと。80歳近い高齢の女性は日本もそうですが、韓国でもビデオカメラの前でなかなか話しをしてくれないでしょうが、監督の真剣な取り組みが相手の心を溶かしたのでしょうね。
これからもウォッチ、いや応援したい監督。姐御肌&真摯な眼力が良いです。


また、短編プログラム1短編プログラム2は見逃せない短編が粒揃いでした。


社会的視点で、こころ、家族、老い、普遍的な主題をアニメーションできっちりと描き切る。
韓国の若手、本当に腕を上げているなぁ!と、とにかく感心しきり。

シネマコリアの西村さんから「どれがベスト作品ですか?」と聞かれても、1本だけなんて選べない!


第17回広島国際アニメーションフェスティバル HIROSHIMA2018は8月23日から開催されるのですが、韓国作品は1本のみ!だそうです。(ドイツで制作された『CONNECT』)
どーして、あんなに素晴らしい短編映画を落とせるんだろう??
それとも、監督やプロデューサーたちは広島には応募しなくなったのかしら・・・

わたしも2日目に楽しくトークさせていただきました。
アジア短編プログラムで『Negative Space』をご覧になった観客に、Tiny Inventionsの『サムシングレフト・サムシングテイクン』、『ビトイーン・タイムズ』、『Perfect Houseguest』も見ていただき、インディペンデントとして、米国とヨーロッパを行き来しながら自主製作を続ける桑畑&ポーター監督の足跡−知恵と努力の一端を紹介しました。
トーク準備には桑畑監督にとてもご協力いただきました。
時間配分を誤ってしまい、ヨーロッパのファンドやワークショップの「次の世代を育てるという姿勢」を十分に話せませんでした。採録で補足したいと思います。
【追記】

来年の花コリ、今から楽しみです!!!

名古屋会場を運営された、シネマコリアの西村さんから届いた報告を転載します。

この度は、花開くコリア・アニメーションに多大なるご協力を賜りまして誠にありがとうございました。

お陰様で有料入場者数は3年連続記録更新。173名の方にご鑑賞いただけました
2010年の初回は42名だったので、8年で4倍以上になった計算になります。

無料の中学生以下、また招待客も含めた総入場者数は198名でした。年齢別入場者数では、「一般」と「中学生以下」が最多記録、「高大生」が最多タイ。
観客の4人に1人は大学生以下という結果となりました。

今年から広報物に「中学生以下無料」と明記したところ、初の中学生来場者もいらっしゃいました。これまで小学生以下のお子様が親御さんに連れられて来場したケースはございましたが、中学生が自分の意志で外国の短編アニメーションを見にいらしたというのは画期的なことと思います。
該当のお客様は、女子中学生2名。連れだって来場し、ゲストのカン・ヒジン監督のトークが終了するや、猛ダッシュで監督のもとにかけより、話しかけるという積極的な学生さんでした。次のプログラムが始まっても、まだお話しされているので「近くの喫茶店でお茶でも飲みながらお話ししては?」とご提案したところ「いえ、作品も見たいんです!」と上映会場に戻って行かれ、結局一日で全プログラム鑑賞されました。日本の明るい未来を垣間見た気がいたします。

今年から始まった愛知淑徳大学とのコラボ(字幕翻訳、司会、通訳などのボランティア)も期待以上のパフォーマンスでした。何より学生さんがきびきびと働く姿は観客の皆様に好印象をもって受け入れられたように感じます。

ゲストのカン・ヒジンさんは、脱北者を主人公にしたドキュメンタリー・アニメーション『花咲く手紙』の監督ですが、同じテーマに関心の深い観客・関係者と様々な交流をされていました。
また、もう一人のゲスト、伊藤裕美さんによるトーク「ボーダーを越える作家たち〜アニメーションのインディ系制作最前線」は大学の講義顔負けのクオリティで、美大・芸大系の大学生が内容を書き取りながら聴いていたのが印象的でした。同トークでは、米アカデミー賞候補作『Negative Space』のマックス・ポーター、桑畑かほる監督の過去3作品も上映しましたが終始笑いの絶えない素敵な時間となりました。両監督の次回作に対する観客の期待も確実に高まったように思います。

「花開くコリア・アニメーション」名古屋会場は、本当にささやかな規模のイベントですが、皆様のご支援のお陰を持ちまして来年は記念の第10回を迎えます。今後も観客の皆様にお楽しみいただけるよう、また映画を通じた文化交流を促進すべく努力していく所存です。今後ともご協力賜れれば幸いです。

簡単ですが、御礼とご報告まで。
シネマコリア 代表 西村嘉夫


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