|
29日から始まった『よみがえる黄金文明展〜ブルガリアに眠る古代トラキアの秘宝〜』を
見て来ました。
ブルガリアはバルカン半島を位置し、古代において「トラキア」と呼ばれ、
ギリシア神話にも度々登場しまします。
騎馬民族である彼らは馬にまつわる神話で登場し、ヘロドトスの『歴史』でも彼らの勇敢さが
語られています。
どちらかと言えば、スキタイ系の影響の色濃い黄金の遺物が今回のメインです。
私は小学校の頃から『ギリシア神話』の影響を強く受けてきたので(笑)
神話を題材にした壷や彫刻にはよだれものでした。
彫刻で一番よかったのは『アポロ像』でしょうか。
ギリシア彫刻より脚がさらに長くて、美しかったです。
やっぱりトラキアの神話があるヘラクレスものは多かったですね。
壷も結構たくさんありました。
ギリシアといえばやっぱり壷絵です。
フツーの人(でもないけど、神でも英雄でもないという意味)の姿も美しいです。
生活品や装飾品もありましたが、武具が充実していました。
色々な兜が見られて楽しかったですね。
『ホメロスの叙事詩』を彷彿とさせる頬と鼻を覆った物や、スキタイちっくな尖んがった物や、
色々あって、中でもギリシア彫刻風の顔のマスクの着いた物は「お前誰だよ」って
感じで傑作だと思います。
メインは金銀の鹿形リュトンです。
ギリシア神話などを題材に物凄い細かい浮き彫りがなされいてます。
題材はギリシア神話などですが、黄金の女神でも私はどうしても「ゴネストロップの大釜」を
連想してしまう…。
大釜はケルト神話では豊穣の象徴です。
無尽蔵に食べ物が出てくる大釜は三種の神器のひとつ。
すごく綺麗なんだけど、なんか洗練されてないというか…。
美しいギリシア神話を描いていても騎馬民族の色がすごく残っていて、それがよかったです。
いやあ、でも女神は美しかった…。
これらは黄金ではないんですよね。
ロシア人が騎馬民族の墓を掘りまくって、黄金を溶かしてエルミタージュの秘宝を作ってしまい
騎馬民族の文化が分からなくなってしまったなんて、本当に腹立つ!!
溶かしたらただの金なんですよ!!
それだけスヴェティツァ墳丘墓などの発見は素晴しいものです。
21世紀になっても発掘されているこれらの遺跡はまさに奇跡です。
これだけの多彩な文化遺品が見れるのは儲けものだと思います。
今は大丸ミュージアム東京(東京駅八重洲北口・大丸10F)で〜2/15まで。
それから広島、静岡、新潟と続きます。
「古代史」の枠は外国文明でした〜。
邪馬台国とかじゃないです。
|