中将の君のひとりごと

歴史とサッカーが好きな私のオススメを紹介します。最近はもっぱら旅人か、映画評論家気取りですが…

映画

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ヤベー、終わるとこだった。
と、言うか終わってるとこもたくさんあるでしょう。
2月10日公開の作品で、結構入りよかったようで、私が行った回も女性で埋まっていました。
(あ、普通に一か月だった…)

さて、物語は現代の病院で、入院している彼の書いた脚本から始まります。
そのオハナシは、戦後15年くらいかなあ…?20年くらいかなあ?
映画界がまだ勢いがあった頃、多分、映画の興行が1週間ごと入れ替わっていて、映画会社ごとに5人ほどいた看板俳優が年12本の主演映画を撮って、その上オールスターものまで出ていたような時代、映画会社で助監督をしている健司(坂口健太郎)は、超絶忙しい毎日を送っていました。
映画への情熱ゆえ、彼は空回りをしながらもがんばっていましたが、そんな彼を癒したのが古い(戦前の)モノクロ映画のヒロイン(綾瀬はるか)でした。
(彼の撮っている映画は恐らくカラーだったと思われる)
彼の思いが最高潮に達したとき、奇跡がおこりヒロインのプリンセス美雪が彼の前に現れます。
モノクロの彼女はあくまで王女として気高く、数々の騒動を起こしますが、色に溢れたこの世界を心から楽しんでいました。
しかし、彼女には秘密があって…

大昔に観た「カイロの紫のバラ」を思い出しました。
(つるんでいた友人が大好きで、テレビでやっていたのを録画してあげた)
それも、映画の主役♂が毎日観に来てくれる人妻の前に現れるという映画で、結局映画の世界は現実とは違う、という内容でした。
しかし、本作は人魚姫がベースですね。
美しく悲しい物語…
か、どうかは観てのお楽しみ

嫌な人間なんて出てこない、女性の癒しとなる映画でした。
しかし、なんと言っても現実世界の映画スター・俊藤龍之介(北村一輝)でしたね!
彼のシリーズものの映画の撮影が横軸なんですが、そのシーンのひとつひとつが面白くて、オチっつーか、「なに撮ってんだよ!」っていうのがね、大爆笑でした。

ちなみに、モノクロのヒロインがカラーで映っているのはファンデーションだそうです。
面白いだけでなく、美しい美しい物語でした。

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ご存じ、東野圭吾原作の加賀恭一郎「新参者」シリーズの劇場版第二弾にしてフィナーレの本作。
もう公開から一か月が過ぎましたが、いまだに上映中の傑作です。

事件は葛飾区のアパートで、女性の絞殺死体が発見されたことから始まる。
被害者は滋賀在住の女性。アパートの住人は行方不明。
しかし、そこに残されたカレンダーから、事件は加賀恭一郎の過去へと繋がっていくのだった…。
夫と子を捨て、失踪した恭一郎の母。
そして、恭一郎を訪ねた舞台演出家。
彼の過去と追走する事件の真実―

いや〜、よかったです。
ドラマも見てないクセに、チョー泣いてしまいました。
後ろが男子高校生たちで、始まってからもガヤガヤしていたんですが、それがシ〜ンとなったからね。
松嶋菜々子、切なかったな〜。
そして、回想で出て来る小日向さん…泣いた〜

とても複雑な事件と、心が削り取られるような真相。
最後にあの人が出て来なければ、何も起きなかったのだな〜…と、本当に切なくなりました。
それでいて、阿部寛こと加賀恭一郎の自然さに救われるという…。

色々説明するとボロが出そうなんで割愛しますが、ドラマ未見の人でも十分楽しめる映画でした。
来年、日本アカデミー賞誰か獲るかなあ?

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チェン・カイコー監督の『空海―KU-KAI―美しき王妃の謎』を観て来ました。
ホントはねー、3週目くらいの見なきゃいけない映画が3本あるんですが、先週の「世界ふしぎ発見!」を見て、どうしてもすぐに観たくなり、月曜に行きました。

夢枕獏の「沙門空海唐の國にて鬼と宴す」を原作としたもので、構想8年―。
納得のスケールです。

遣唐使船で一般学生として入唐した空海が、「長恨歌」を執筆中の白楽天(白居易)と共に宮廷で起こる事件から、やがて30年前に起きた安禄山の変の渦中に葬られた楊貴妃の死の真相に迫る物語です。

原作では、空海と組むのは橘逸勢(空海・嵯峨天皇と共に三筆とされ、のちの皇后・橘嘉智子の従兄にあたる)なんですが、ここでは若き白楽天を使ってます。
このアレンジはよかったですね。
私は橘嘉智子の小説を読んだことがあるので、この二人の祖父が「橘奈良麻呂の乱」を起こした奈良麻呂で、逸勢自身も承和の変で配流になることなど普通に知っていますが、まあ日本人でも馴染みないですしね。
それに、玄宗皇帝と楊貴妃の物語である「長恨歌」を書いた白楽天を配したことで、楊貴妃とその時代への強烈な憧憬というものが、観ている方も追体験できたと思います。

「長恨歌」が海を渡って、「源氏物語」へと繋がるワケですが、「源氏物語」が醍醐・村上天皇の時代になぞらえて書かれたように、玄宗皇帝の時代も唐にとって本当によい時代だと言われていました。(楊貴妃以前のことらしいが…)
よく「昔はよかった」って、感嘆に対して、「過ぎたから良く感じる」みたいなことを言う人がいますが、歴史は下から上、もしくは後ろから前へ、一方通行に流れているわけではなく、科学だって発展の一途を辿っているわけではないように、新しい時代が必ずいい時代でもなく、突如として夢のような時代…「黄金の時代」と言われる時代がたま〜に出現するのです。
その時代を以て、生存していなかった人ですら、「昔はよかった」と、言っているのですね。
頓珍漢な返事はしないでね。

そして、まさにその「黄金の時代」を体現したのが、楊貴妃の誕生日?に開かれた「極楽之宴」なのです。
その語り手が阿倍仲麻呂。
一挙に30年前の世界へ、私たちを誘ってくれます。
チェン・カイコー監督特有の美女降臨!(「PROMISE」の鳥かごに匹敵する!)
夢のような宴の演出も素晴らしく、後に物語のキーパーソンとなる二人や、詩人・李白の登場もとても鮮やかで印象的です。

チェン・カイコー監督の特徴は鮮やかな映像美、だけでなく、「男の純情」だと思うんですよね〜。
一途な彼らに胸アツでした

ミステリーとしてもとても面白かったですし、楊貴妃とその時代の美しさ、そしてセットで再現された長安。
そこにあることの説得力ですかね〜。
切ない物語に引き込まれること必至です。

俳優さんもみんなよかったです。
超越した空海の染谷将太、野心的な白楽天のホアン・ジュアン。
そして、語り手である阿倍仲麻呂の阿部寛も存在感たっぷりでした。
日本語版の吹き替えもとてもよかった。誰と知らずに見てて、吉田羊さんと東出さんは分かったけれど、他みんな声優さんかな?と思ったら、結構豪華な俳優さんたちだったんですね。
メチャクチャ上手でした。

何はともあれ、やっぱりチェン・カイコー監督は好きだー!!
あと2回くらい観たいけれど、まだ3本残ってるんだよなー。

そうそう、中国タイトルは「妖猫伝」で(実際、妖猫の話でもある)、邦題「空海」でもいいんだけどさ、「王妃」って…。
「楊貴妃」は日本でも十分通用する固有名詞なんだから、絶対タイトルに「楊貴妃」入れるべきでしたね。

日本人としては空海がもっと法力的なもので無茶苦茶やってもよかった(笑)
中国人は超人的なイメージ持ってないのかもね。(中国でも有名らしいけど)

追記:かなり後に字幕版を観に行きました。
正直、字幕の方がよかったです。
吹替えの方の力量関係なく、長安のシーンは中国語の方が距離を感じることができたのでよかったです。
日本のターンは日本語で、海を渡って中国語なのが、遣唐使の旅に思いを馳せられたので。
染谷将太はすごく上手かった感じだけど、阿部寛は(中国語)吹替えだったね…。

映画 『Man Hunt』

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ジョン・ウー監督の『マンハント』を観て来ました。
今年1本目の映画なんですが、正直レビューが芳しくないのでどうしようか迷いました。
まあ、福山雅治主演ということで、見れた作品ではありました。

日本…主に大阪が舞台なんですが、ま〜日本人にはハードルの高い映画だったね。
まずプロローグの飲み屋の場面で私は挫折しそうになりました。
女二人のキモノがヒデ〜!!
なんじゃあのドスコイ着付けは…。
太っている人はもちろん、ヒロインもすごく太い…。
確かに中に着ている設定だけど、それは編集で繋げばいいんだし、ちゃんとした着付けの人がやったとは思えない。
ハリウッド映画でのヘンテコ日本そのまんま…。
これ、普段から女将のいるようなところで飲み食いしている人なら、「女将どうしたの?キミバイト?」ってすぐに偽物だと分かるって!!
でも、女は外国人であるから、それをこのヘ〜ンなキモノで表現しているのかなあ…?
と、モヤモヤしながら見てたら、結婚式の参列者も同じ着方をしていたから、ただのボケだったのね…。
渡〇謙さんクラスなら、「あれ、おかしいですよ」って言ってくれたろうなあ…。
(ちなみにどちらも福山さんとは関係のないシーン。主要な日本人キャストもいなかった。)

それで、ヒーッ!と思いながらも見守っていたら、今度はパーティーのシーン。
「踊るマハラジャ」みたいな変なダンスを始めるバブル丸出しのパーティー…。
中国人はあんな変な踊りでバブルを謳歌してんのかな?
池内さんもよく踊ったな…。

これを乗り越えるのは、結構キツイ!
そして、その後に殺人事件が起きて、犯人に仕立て上げられそうになった主人公が逃亡する話です。
まあ、元ネタ観てないんだけど。
でも、「君よ憤怒の河を渡れ」の映画タイトルは結構なインパクトで記憶にあります。

日本人の女性キャストは新人刑事の桜庭ななみだけで、彼女の爽やかさにかなり救われましたな。
せめてな〜、発端の殺される美女は菜々緒くらいにやってもらいたかったな〜
じゃないと、動機が弱い。あんなガリガリ女じゃね〜。

それで、映画を観る前日にたまたま母と「眉だけで女は日本人かどうか分かるよね〜」という話をしていて、なんで大陸の人は眉頭と眉尻を同じ太さにするんだろう?とね…。
だから、あの眉で「真由美さん」っつーのも、厳しかったなあ!

そういう苦悩を置いておいて評論しますと、福山さんでよかったね。と。
あの人がちゃんとやってたから見れる映画になったと思うよ。
福山がカッコよかったから、ダセー映画にならずに済んだよ。

日本の警察があんなにドンパチやっていいのか?という人もいるでしょうが、それは創作だからどうでもいいよ。
ただ、着物の美しい着方とか、日本人としての美意識を歪められる方が我慢ならないです。

迫力のある銃撃シーンはさすがでした。
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年の瀬ですね〜。
平日なのに、街が混み混みでビックリでした。
先月サボりまくったせいで、今月何本も逃しましたが、なんとか最後の一本です。

ご存じ、アガサ・クリスティーの普及の名作の何回目かの映像化です。
1974年の映画化では、ローレン・バコールやイングリット・バーグマンなどの今も色褪せない豪華出演陣で固められました。
…が、覚えていない。
ローレン・バコールがどういう演技したのかは、なんとなく記憶にあるんですが、どういう演出でポアロがどんな謎解きを見せたのか全く覚えていないんですよね…。
テレビで何度か見たハズなんだけど。

デビット・スーシェ主演のイギリスのテレビのは、今まさにスカパーの「AXNミステリー」で一挙放送をやっていて、今朝やっと「オリエント急行の殺人」までたどりつきました。
終盤のシリーズでの待ちに待った映像化で、これがまあ力作。
信仰と信念の中で揺れ動くポアロの正義の決意に涙します。

そんなこんなで、まる2日くらい、デビット・スーシェ版のポアロを観倒した合間に行った映画館で、別人のポアロに馴染めるか、正直不安でした。

今回の映画は、アガサ・クリスティーのひ孫のジェームズ・プリチャードが総指揮、名優ケネス・ブラナーが監督と主演を務め、大胆なとアレンジを加えて制作されました。
まあ、現代的に受け入れられる努力と思えば、許容範囲かな?
正直、「要らねーだろ」と思う設定はボチボチあったけど…。

物語は1930年代、イスタンブール〜〜ロンドン?を走る豪華寝台列車・オリエント急行を舞台に起こるミステリー。
エルサレムでの事件を解決したポアロは、急遽ロンドンに帰るためにオリエント急行に乗車します。
時期外れにも関わらず満室だった寝台列車にねじこまれたポアロは、そこで殺人事件に遭遇したのでした。
被害者はアメリカの富豪・ラツェット。
東欧の雪山に閉じ込められた乗客たち。果たして犯人はどこにいるのか?

有名な原作なんで、トリックを知っている人も多いでしょう。
しかし、アガサの作品はそのプロットにあるのではなく、そこにいたる人間模様に重きを置いて作られています。
洞察力や共感力がない人には退屈かも知れませんが、人並みの心の機微があれば「なるほど」と思うだろうし、乗客たちと同じような喪失感を抱えている人は乗客の最後の叫びに泣くでしょう。

とはいえ、謎解きに至る閃きの描写が弱く、バッタバッタと解いていくのが遠山の金さんみたいで、もうちょっと丁寧でもよかったんじゃないか?とは思います。
それから、とてもスタイリッシュなポアロです。
堂々とカッコイイポアロ…。
ジェームス・プリチャードのお祖母さん(アガサのひとり娘)、もう亡くなっているのかなあ?
デビット・スーシェを指名した彼女だったら、ちょっと許さなかったんじゃないかなあ?

晩年のアガサが「あんなのといつまでも付き合っているんじゃなかった」みたいなことを言っていた、鼻持ちならない自信家で、カッコつけなポアロとは程遠いポアロです。

もったいぶった物言いもしないポアロなんで、シャカシャカ謎解きして、真相シーンもすごくアッサリです。
そして、意味不明のアクションシーンがあって…。
やっぱ、伯爵のバレリーナはないなあ…。カンフーすんな、って。
あと、家庭教師若くない?家庭教師とポアロの間に緊張感がなかったのも物足りないなあ。

悪役のジョニー・デップはよかったです。卑劣野郎感がとても説得力ありました。
終盤の「最後の晩餐」を思わせる並び。痛みを持った夫人(ミシェル・ファイファー)の叫び。
そして、途中下車したポアロを残して、夕陽に向かっていくオリエント急行が本当に美しかった…。

全体は深い感動で、もう1回くらい観ようかな、と思う出来でした。

次回作になるらしい、「ナイルに死す」も楽しみです。(やっぱ「殺人事件」付けるんだろうな。)
前の映画化はハッキリ言って、バカみたいだったからな〜。

しかし、「キモノ」とか普通に出てくるのね。(訳してなかったけど)
「マイティーソー」でも「トモダチ」とか(あと、なんだったっけな〜?)普通に日本語が出てきて、ちょっとビックリでした。

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