「本能寺ホテル」を観に行きました。
始まってすぐに行く予定だったんですが、予約とろうとするとあまりに客が少なくて迷っていました。
ですが、平日でもまあまあの人の入りで、ひと安心…。(心配する義理もないんだけど)
先に感想を言えば、何も考えずに見られる楽しい娯楽映画でした。
さすがの綾瀬はるかです。コメディで彼女の右に出る者はいないでしょう。
いや、ホント観て損はない。
ただ、タイムスリップモノとは言え、歴史ドラマ的な醍醐味は全くありません。
なので、歴史なんて授業でやっただけ、って言う人の方が向いていると思います。
でも、そうすると「桔梗」の紋が明智光秀のものとか分からないんじゃないのかなあ…?
ところどころ、そういう説明不足が気になりました。
じゃあ、歴史好きが見ると…、ツッコミどころ満載と言うね…。
まあ、それはいったん置いといて。
お話。
会社が倒産して無職となった倉本繭子は京都で、彼氏の親への挨拶に挑みます。
しかし、予約していたはずのホテルがとれておらず、仕方なく彷徨ったあげく、路地裏の「本能寺ホテル」に宿をとります。
そこで、色んな要因が加わり、彼女は戦国時代の(実はこの時点を戦国時代と言うかは、見解が分かれるそうです)天正10年6月1日の本能寺の中に飛ばされます。
何をがんばると言うこともなく過ごした彼女は、ここでも特にがんばることもないのですが(医者とか特殊技能があるワケじゃないしね〜…)、自然に打ち解けて、織田信長や森蘭丸の人柄に触れていくようになります。
そこで、その日が明智光秀の軍に急襲される「本能寺の変」のまさに前日であることを知った彼女は、それを信長に告げる決断をするのでした。
現代人と、戦乱の世の人間とのちぐはぐ具合や、タイムスリップで起こるドタバタ…、もう本当に大声で笑わせてもらいました。
みんなも笑ってました。
いや〜、楽しい映画でした。
男子だったら、他に綾瀬はるかの胸が見所とか言うでしょうけど(笑)
堤真一の信長も、浜田岳の蘭丸もよかったです。
個人的には、高島政宏の明智光秀がカッコよかったのが、よかったです。
な〜んか、最近は光秀をいかに情けなくするか合戦みたいなドラマ&映画が多かったので、柄も大きくて見栄えのいい光秀を見れたのが嬉しかったですね〜。
光秀やったことのある近藤正臣さんも喜んでいることでしょう(笑)
でもな〜、戦国時代へのタイムスリップものを書いたことのあるワタクシとしては呼称がとにかく気になった!
信長って自分のこと、わざわざ「上様」って呼ばせてたんだよね。
光秀は「日向守」、秀吉は「筑前守」と、まだ手にしてない九州の地名を嫌がらせで名乗らせていたんですよ。
まあ、それを置いといても、光秀の来襲を知った信長は、動かないんだったら絶対にすぐ近くにいる嫡男の信忠を逃がしただろうし(二条城へいけば、1万の兵はいたからね〜)、まさか一緒に死ぬとは思ってなかったとしても、そこはするでしょ。
まあ、元々信長の手勢が少な過ぎるのを心配して信忠はいるから、そんな命令受けたら本能寺に向かうのかもね…。
それから、信忠はすでに家督を譲られているので、生きていたら信孝が歯向かうことはないし、信孝が歯向かうとしたら、彼の後見人の柴田勝家が絡まないわけがないんだよ。
そこらへんの、ちょっとした台詞が、「本能寺の変」オタクの私にはとにかく「ウソつけ〜!」って、イラッときた。
そこらへんの台詞で、「ああ…本当にこの時、信長の周りに主だった武将がいなかったんだな…。」と、しみじみともなりましたけどね。
そして、自分が目前に迫った天下統一を成し遂げることが出来ない運命だと知ったら、どんな気持ちなんだろう?って、泣いたりもしました。
切ないですね〜…。
あれくらいの歴史知識の人が○○の○○目指しちゃう?
いや、あの行動をとった人が歴史語っちゃう?
そもそも、一般職に就いていた人間ならさ〜、信長と分かったら、せめて社長に話すくらいの敬語は使おうよ

(脚本家も監督も一般職の経験がないのか?)
そういうモヤモヤを言うとキリがないですけど、まあ楽しい映画ではありました。
暗い映画(「沈黙」とか)の後に見たかったな〜。