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海賊討伐を終えた平忠盛は、都に帰るも期待していた通りの昇進は望めませんでした。
調度、その頃、善勝寺流の得子が鳥羽院の子を産みます。
それが、のちの八条院となる姫君です。
さて、ドラマは『源氏物語』から始まりました。
この時代、待賢門院によって今に伝わる国宝源氏物語絵巻と言われる絵巻が造られました。
この国宝は源氏物語の写本としても最古のもので、徳川家と藤堂家で山分けする前は大坂城にあったと思われますが、秀吉の手に渡るまでどういう経緯を辿ったか分かっていません。
女の子たちが源氏物語の世界に憬れていたのは、この物語の制作直後から変わらぬことでしたが、実際に摂関家によってガチガチに固められていた後宮では、本当に夢の世界でした。
しかし、院政の世になり身分の地殻変動が起こってからは、もっと深いところで政治に生きる男も女も、この物語を拠り所としたのでした。
思わぬ世になり、天皇の外戚となる清盛は、天皇の子でありながら天皇になれなかった出生によってまさに「光源氏」そのものとなりますが、この回登場の平時子も身分低き身から娘が国母となる「明石の君」そのものだったのです。
さらに、深くこの物語を読むなら、これが明石一族の繁栄の物語であり、まさに時子の一族もそのようになるのでした。
現実が物語に迫ったと言うのでしょうか。物語が現実を越えていたというべきでしょうか。
この光源氏と明石の上の希望という名の呪縛に実に多くの有名人が捕らわれていくのでした。
さて、次回はいよいよ藤原頼長の登場です。
陰湿な貴族社会を存分に表現してくれることを期待します。
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