中将の君のひとりごと

歴史とサッカーが好きな私のオススメを紹介します。最近はもっぱら旅人か、映画評論家気取りですが…

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三菱一号館美術館に、『レオナルド×ミケランジェロ展』を観に行きました。

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三菱一号館美術館。
東京駅丸の内南口からKITTEを抜けて、ちょっと歩いたところにあります。
重厚な建物です。

さて、今回の展覧会はルネサンスの二大巨匠、レオナルド・ダ・ビンチとミケランジェロ・ブオナローティの素描、その他の遺稿などを集めたものです。
油絵はオリジナルを元にして、後世の人が描いたものばかりですが、これだけ上手い人だとデッサンでも見応え十分です。
(値段も億以上だろうし)

実はこの展示、一室目がメインです。
ダ・ビンチの自画像はファクシミリ版というヤツですが、オリジナルは外に出さないで保管しているんで、これが本物と思っていいです。
(ラスコーの壁画と一緒)
それからチラシにも使われている「少女の頭部」とミケランジェロの「《レダと白鳥》の頭部のための習作」があります。
…時間のせいなのかなあ?
すごく空いていて、かぶり付けました。
この後の部屋が混んでいたから謎!

他の素描ももちろんスゴかった!
マジ上手い!
敢えて優劣着けるなら、ミケランジェロだけどね(笑)

あと小さい彫刻作品もチョロチョロあって「男性のトルソー」がね。
有名な古代ギリシャの発掘品を元にしてると思うんですが、常々「これ、ミケランジェロ好きだろうな」と、思っていたので、ニヤニヤしちゃいました。
ミケランジェロは教皇から可愛がられていたので、貴重な発掘品を目にすることが出来たんですね。

「ぶらぶら美術館・博物館」で山田五郎さんが、大作に取り組む際にダ・ビンチは得意な馬、ミケランジェロは男のお尻で挑む、という話があって、今回はその組み合わせが逆の素描もあって、違いがよく解ります。

しかし、上手いなあ。
ペン画はボッテチェリの方が上手いけどね。(笑)

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最後の部屋は「十字架を持つキリスト」
ミケランジェロの未完の作品を17世紀の彫刻家が完成させたものです。
顔はミケランジェロっぽくないけど、イエスをスッポンポンで造るセーンスッ!
そして、肩甲骨の盛り上がりがえげつない。
エースアタッカーかよ…って、感じ。


立地のせいか、ハイセンスなマダムが多かったです。
貸し出しているオシャレなストール?をみんなが掛けていてアホかと思った。
デッサンなめんな〜!ダ・ビンチノートなめんな〜!
温度管理大変なんだよ。寒いの常識じゃん。なに薄着で来てんの?
ダ・ビンチノートだけの展覧会はさらにキンキンに冷えてたよっ。

あと、グッズがビミョーで、直虎展でセーブしなきゃよかった、と後悔。
お菓子はどうなのかな?
普通は買うんだけど、直虎展のが欲しかった思いが買わせなかった…(ー_ー;)

〜9月24日(日)まで。月曜休館(祝日は除く)
見なきゃ損だよ。上着持って。

『おんな城主 直虎』展

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江戸東京博物館に特別展『おんな城主 直虎〜戦国!井伊直虎から直政へ〜』を観に行って来ました。

いやあ、これに合わせて他のを待ってたのに、すっかり遅くなって、あと1週間になってしまったよ(-_-;)
大河ドラマ特別展は大体行ってます。

今回の目玉は、「直虎」の花押の入った書状でしょうか。
私的にへ井伊家の「井」の旗かな?
直政が使ったとされるものですが、この井伊家は織田家や徳川家みたいな尤もらしい出自を持っただけのポッと出とは違って、直政の時代から更に千年遡れ、しかも同じ地で続いてきた古い古い家柄です。
(名門とはちょっと違う)
その血脈が途絶える大ピンチに立ち向かったのが、直虎なのです。

井伊家関連の中でも見所は「青葉の笛」でしょう↓
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大河ドラマファンには堪らない、亀の持っていたアレです。
(このコーナーだけ、写真撮影OK)

女性史好き人間としては、寿桂尼の朱印状もよかったんですが、なんか私物なかったんですかね?
武田信玄の母親の大井殿のものなんか、武田神社にあるじゃないですか。
ああいう生活感があるものが、直虎自身にも思いを馳せることができるのになあ。
(そりゃあ、寿桂尼さまと次郎法師が同じもの使っていたとは思わないけどさ〜。公家のお姫様だし。)

まあ、でも井伊家の血脈が伝わる展示でした。


井伊家とは関係ないけど、私的に一番いいな〜、と思ったのは「帝鑑図・咸陽宮図屏風」です。
狩野永徳の実弟の弟子らしき人が描いたものですが、上手い!
色もキレイに残っていて、ひとつの構図ごとに立派な絵画と言える出来です。
内容は中国の王宮の出来事で、「酒池肉林」とかお馴染みの話も入ってます。
(探してみてください)
前から「肉林って、どうやるんだろう?」と疑問でしたが、鶏の足みたいなのを吊るすんですね。クリスマス時期のアメリカの肉屋みたいだ…。

江戸東京博物館では8月6日(日)まで。
両国の駅横が変わっててビックリした。

ミュシャ展

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国立新美術館で行われている「ミュシャ展」に行きました。
なんか先月くらいから本屋に本が置いてあるな〜…、あれ「スラヴ叙事詩」だよな〜、と思って過ごしていたんですが、NHKでの特番見て「ああっ!来てるんだ!」って…。

元々画集は高校生の頃から持っているくらい好きな画家なんで、この「スラヴ叙事詩」は、この頃からプラハに見に行こうと思っていたくらい、憧れの作品群でした。
それが来てるの知らなかったなんて!
本屋で目にしていたのは、まさにその図録だったというのに!
く〜っ!(>_<)

まあまあ、気づいたから良しということで…。
ミュシャ展自体は結構あるんだよね。
フランスでの黄金期のものは、大体が広告作品なんで、その縦長のポスターが主体のもので。
しかし、スラヴ叙事詩は浮世絵画家で言うところの肉筆画のしかも最大6m×8mの巨大な作品の20点にも及ぶ作品群!!
国外初公開も当然です。
正直、プラハから出るとは思ってなかった…。(ゆえに、プラハ行きを考えていた)

さて、ミュシャと言えば、大女優サラ・ベルナールに見出だされたポスターに代表される、花と宝飾の豪奢な女性像を思い浮かべるでしょう。
アール・ヌーヴォーの担い手のひとりで、パリで一世を風靡しました。
浮世絵みたいなもので、今でもがんばればリトグラフ作品は買えます。

しかし、この「スラヴ叙事詩」は…。
(しつこい)
とにかく、「スラヴ叙事詩」を理解する上で重要なのが、チェコとスラヴ民族が受けた栄光と苦悩の歴史です。

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これは「スラヴ民族の讃歌」。

そこで人々が受けた苦しみをスラヴ民族の苦難として16年もの歳月を費やして、画家人生をかけて描いたこの作品、しかし受け取った側は持て余して、永い間展示されることはありませんでした。
(大きさと、地味さゆえだという。御披露目会はあったと思われる。)
それが、再発見されてプラハ美術館のヴェレトゥルジュニー宮殿に常設展示されるまでの歴史も悲しいものですが、スラヴ民族の苦難を閉じ込めたはずのミュシャ自身が、ナチスという厄災に見舞われて連行の末に病死したことに憤りを感じずにはいられません。

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上は作品の一部。
自身の娘がモデルです。
娘だけでなく、たくさんの一般人のモデルを使って描かれたのが、この作品の特徴でもあります。
一室目はダメだけど、二室目は写真撮影OKでした。

しかし、混んでたね〜。
切符売場がスゴイ列で、慌てて東京ミッドタウンの地下にあるセブンイレブンでチケット買ってきましたよ。
皆さんも、絵柄の付いたチケットに拘りが無ければ、コンビニで発券を済ませてからお越しください。

テレビでやってたとは言え、「スラヴ叙事詩」ってそんなに食い付きいいとは思えないんだけどな〜。
違う階でやっている「草間彌生展」が終われば、ゆっくり見れるのかなあ?
(草間彌生展の方は入るのにも並んでいるくらいの大盛況です。しかも外国人がわんさか…)

ポスター画家であるミュシャの本当の画力に感嘆すること間違いなしです。
いきなり夢が叶って変な感じ…。

六本木の国立新美術館で、〜6月5日まで。
火曜日休み。

…草間彌生スゲーな(笑)

THE 世界名作劇場展

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母を連れての孝行旅の最中、倉敷のホテルで見ていた岡山ニュースで、「THE 世界名作劇場展」が始まったというのが流れて、慌ててタイマーセットし直しました。

大阪・長居へ向かう途中、岡山で下車して岡山県立美術館を目指します。
乗車予定の路面電車が見当たらず(違う方角に行ってしまった)、バスで行ったけど、お城の近くだから大丈夫だろう、と県知事で降りたのが大間違い‼
仕方なく、母にお城を見せてからキャリーをゴロゴロさせて向かいました。

県立美術館…、時間があったら隣のオリエント博物館行きたかったな〜(>_<)

それで、「見ない」と言った母を置いて、展示室へ。
初っぱなから「フランダースの犬」か〜。
涙を噛み殺しながら、ネロやパトラツシュのキャラクター設定や地理設定を見ました。

「赤毛のアン」少なくない?と、思ったら、後の方に宮崎駿氏のレイアウトがいっぱいありました。
いやー、ファンなら嬉しいだろうなあ。
私は、イメージボードとかの芸術性の高いのが、よかったです。

しかし、往年のアニメスタッフは早死に多いような…。
芸術性が高い人たちが勿体無いと、言うか、ハードな仕事だつたんだろうな。

そういや、「カルピス名作劇場」だったよね。
懐かし〜。
他に「母をたずねて三千里」や「トム・ソーヤの冒険」「あらいぐまラスカル」「少公女セーラ」など、みんな知っている名作がバンバンあります。
私自身は真面目に見たの、「フランダースの犬」だけなんだけど(笑)。

でも、懐かしいだけでなく、本当に上手い!!
キレイなものを子供たちに見せよう、という願いが伝わる画ばっかりでした。

ハードな旅行の最終日だったこともあり、グッズを大人買いしました。
いやあ、旅行先で行きたい展覧会に当たるのは、お得感が半端ないです。
(旅の話は後程)

〜5月7日まで。
岡山県立美術館にて。
お近くの人はぜひ。
まあ、大阪行くついでに行く人はいないんでしょうけどね。

世界遺産 ラスコー展

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東京上野の国立科学博物館に、特別展『世界遺産 ラスコー展〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜』を観に行きました。(去年ね)
科学博物館の観賞は珍しいです。と言うか、初めて中に入りました。(入り口も知らなかった!)
キッカケはと言うと、BS日テレの「ぶらぶら美術館・博物館」での特集を見たからです。
 
ラスコーの壁画…、元々どれくらい興味あったのかがどうしても思い出せないんですけど、ああいった芸術性の高い絵はすごく好きだったはず…。(専門学校で行った大阪の民俗学博物館で先住民の絵をモチーフにしたグッズをバカみたいに買っていたから)
でも、その番組がすごく面白かったのが大きいです。
 
ラスコー洞窟はフランス南西部にあって、1940年に穴に落ちた自分の飼い犬を助けようとした子供によって発見されました。
そこに残っていた、およそ2万年前のクロマニョン人が残した壁画に人々は熱狂し、とんでもない数の観光客が訪れたそうです。
その為に、壁画の腐敗があっと言う間に進み、フランス政府は研究者を含めた一切のラスコー洞窟への立ち入りを禁じました。
なので、私たちが実際にラスコーまで行っても、見られるのは複製だけなのです。
 
今回、全世界を周って東京に来たラスコー壁画は最新の技術を駆使したもので、すでに世界で100万人を動員したそうです。
なんで、事実上実物と思っていいものなわけですね。(でも、洞窟で見たら迫力あるだろうな〜)
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今回は選りすぐりの5つの壁画が展示されています。
有名な動物たちの画、そして「鳥人間」↑と呼ばれる人物を中心とした「井戸の場面」です。
この人物が誰を意味しているのか、クロマニョン人に訊かないと分かりませんが、呪術的なことを暗示していると見ていいでしょう。
と、言うのもこの壁画のある場所がラスコー洞窟の深いところで、縄などを使わないと降りれない難所となっているからです。
大体、洞窟自体が原始的な宗教を表わしている場合が殆どなのです。
そして、文字や言葉を持たず、最終的に我々の祖先に負けてしまったクロマニョン人ですが、マークのようなものは使っていたそうで、今回の壁画のあちこちに見られます。
 
壁画もすごく面白かったのですが、私のメインは発掘品でした。
矢尻や石器などに混じって、注目なのが縫い針です。
象牙を磨いて作ったものですが、これがまあ…、今でも全然使える!
で、再現されたのがこのクロマニョン人。
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一番上の写真といい、ちょっとイメージ変わりますよね。
でも、針よりも投槍器などの彫刻群!
画よりも高い芸術性を発揮しています。
ヒョウとか鹿とか牛とか動物もスゴイんだけど、人間の横顔が「もうちょっとで、エジプト壁画じゃん!」と、叫んでしまいました。
とにかく、写実性・芸術性の高さにビックリです。
 
そう、絶対に交配が行われたはずなので、私たちはこのクロマニョン人の芸術を表現するDNAを受け継いだに違いないのです。
私個人は端々に伺える宗教性にひたすら興味が惹かれましたが、みなさん見方はそれぞれでいいと思います。
 
でも、絶対に子連れで行くなら事前にちゃんと調べてください。
子供も楽しめる仕掛けがあちこちにあって楽しいです。と、いうか、私が行ったときはジイサンバアサンばっかりだったけど、子供にこそ見て欲しい!
そして、この絵画の雄大さを目に焼き付けて欲しい!
 
国立科学博物館にて。〜2月19日(日)まで。
月曜休み。但し、1/9、2/13は開館。1/10(火曜日)休み。
「クラーナハ展」とのお隣チケットの発売は〜1/15まで。
 
 
あ、
 
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
今年こそは ギリシャ旅行をまとめたいと思っています
(前の「ファンタビ」のは、去年からの書きかけだったので、ここで新年のご挨拶となりました)

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