中将の君のひとりごと

歴史とサッカーが好きな私のオススメを紹介します。最近はもっぱら旅人か、映画評論家気取りですが…

展覧会

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上野の東京都美術館に『ウフィツィ美術館展』を観に行きました。
 
ウフィツィ美術館とは、イタリアのフィレンツェにある、ルネサンスの担い手・メディチ家の宮殿が元になった美術館です。
多くの芸術家を庇護したメディチ家のサロンから人間主体の思想が広まり、それに触れた芸術家によってルネサンスが始まったことはご存知のことと思います。
 
メディチ家最後の当主が、この多くの芸術作品を手放す時に「フィレンツェから持ち出さない」ことを条件にしたお陰で、燦然と輝くルネサンスを始めとする大作が外に渡ることはなかったのです。
 
今回の目玉はのサンドロ・ボッテチェリの名作「パラスとケンタウロス」。
ボッテチェリと言えば、「プリマベーラ」や「ヴィーナスの誕生」ですが、これらの作品はメディテ家の別荘の隠し扉の向こうに三百年も眠っていて、ボッテチェリ自身も忘れられた画家だったのです。
 
しかし、このボッテチェリの二作こそがルネサンスの扉を開いた作品であることは間違いなく、必ず美術の教科書に載ることになります。
この二作の部屋にあったもうひとつの作品こそ、この「パラスとケンタウロス」なのです。
…いやあ、圧倒的でした。
 
大作の重みでしょうか。観ていて飽きることがない、立ち去ることが出来ないパワーでした。
 
絵の意味は、叡智を象徴する女神パラスが蛮性の象徴であるケンタウロスを圧倒していると言うものです。
 
ほか、いくつもボッテチェリの作品が来ているのですが、円形の「聖母子、洗礼者聖ヨハネ、大天使ミカエルとガブリエル」がすごくボッテチェリっぽくてよかったです。
工房ないしその周辺の作品とされてますが、艶やかな聖母とガブリエルの美少年ぶりにウットリです
これで、こんなに味わい深いんだから、代表作の「柘榴の聖母」なんかどれだけスゴイんだろうね〜。
 
もうひとつの目玉はギルランダイオの「聖ヤコブス、聖ステファヌス、聖ペテロ」です。
やっぱ、ギルランダイオは上手い!このヒトの画力には圧倒される!
ギルランダイオに比べると、ボッテチェリはデッサンがイマイチなんだよね…。
 
でも、私はサンドロ・ボッテチェリが一番好きだーっ!!
と、大声で言いたい展覧会でした。
また、行こうっと
 
〜12月14日まで。
絶対オススメです。
 
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上野の東京都立美術館に『メトロポリタン美術館 古代エジプト展〜女王と女神〜』を見に行きました。
ちょっと終盤ということもあったんですけど、「やっぱエジプト好きやね〜!」と、思わず唸る程、人が多かったです!
なんで、日本人はこんなに古代エジプト好きなんだろう?と、思うんだけど(時系列の展示会だと、エジプトコーナーがんばり過ぎて、古代ローマくらいで座り込んでる人多数だもんね)、世界的にそうなんだろうな〜。
 
「女王と女神」のタイトル通り、王様の展示会よりはちょっとこじんまりした感じでした。
メインはこの↑ハトシェプスト女王の遺物。
古代の女王の中で一番の繁栄を築いた人物でありながら、後継者のトトメス3世(義理の息子)によって存在を消されようとした女王です。
色々剥ぎ取られたりしながらも、それでも残っているのはそれだけ、強大な権力を持っていたんでしょうね〜。
 
この像、ホントに美しかったです。
それよりも、ビデオコーナーの「ハトシェプスト女王葬祭殿」の映像。
ああ、エジプト平和にならないかなあ…
すごく行きたくなりました。
 
イメージ 2そして、←『アメン・ラー神の歌い手 ヘネトタウィの人型内館とミイラ板』。
歌い手と、言うと歌手ではなくて、女性の神官なんですね。
まあ、神官という特別な女性ではありますが、王家でもない女性でもこんな立派な棺を用意されたことに感動をおぼえました。
 
どんなに美しい歌声だったんでしょうか…。
神官として、尊敬された彼女の堂々たる人生が伺えるようでした。
 
もちろん、手鏡やブレスレット、指輪や冠と言った古代のエジプトでは男も着けたでしょうが、小ぶりの女性らしいアクセサリーもキレイでした。
 
私としては、女神と言わず古代エジプトの神々がやがてギリシャに上陸する過程・・・を感じてうっとりでした。
「牛の目のヘーラー」は、ハトホル神とかの関係だと思うんだよね〜…。(私見ですので)
 
 
〜9月23日まで。
中学生以下は無料です。
 

国宝 醍醐寺のすべて

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イカン…、ボヤボヤしていたら終わってしまう…。
 
奈良国立博物館に『醍醐寺のすべて』展を観に行ってきました。…7月に。
開幕の翌日に行ったんですが、あいにくのスコールで…。一番雨のヒドイ時間に入場したんですが、外にはあの雨にも黙って打たれている鹿が立っていました。
 
さて、醍醐寺と言えば密教の中心でありますが、戦国時代好きにとっては何と言っても秀吉が行った「醍醐の花見」でしょう。
かくいう私も、この「醍醐の花見」の時に秀吉一行が詠んだ短冊を目的に行きました。
展示場の長い辺を使って、この短冊がビローンと展示してあるのを期待してたんですが、見られたのが8本の短冊だけという…
女手のところを見たかった…。
 
確かに五大明王像も見ごたえありましたけど、そういう歴史の息吹を感じたい人間もいるということを…どうか…。
 
ですが、国宝の「薬師如来」のところは丁度仏事の最中で、お香が漂う中、ありがたいお坊さんのお経が響いて大変ありがたかったです。
 
そして、なんと言っても↑の「弥勒菩薩像」です。
鎌倉期の快慶の作品で、魂の宿った仏様なのでしょう。
恐ろしい程の存在感を感じました。
行っては戻って3回は見たんですが、何回見ても涙が止まらなかった・・・。
 
お寺じゃなくて、この展示スペースで見て、こんなに有難い仏様は初めてでした。
これが、天才の力というのだろうか…。
実際にこの眼差しを多くの方に体験してもたいらいです。
近場なら何回も行きたかった。
 
〜9月15日まで。
って、もう終わってる〜!
ああ、罪深いことをした〜!
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東京国立博物館に「京都―洛中洛外図と障壁画の美」展を観に行ってきました。…先月。
 
一番目を惹くのが、色も鮮やかな舟木本()です。
桃山文化の最高峰と言っていい、この洛中洛外図屏風は岩佐又兵衛の筆によるもので、天下泰平を享受する京都の人々の活気に溢れる姿が描かれています。
登場人物の数だけでも凄いのだけれど、市井の人が強烈な個性を持って活気の中生活している様子がよく伺えます。
 
国宝の上杉本と比べても、人の多さと活力が迫って来る気がします。
まあ、50年くらい違うワケですし、国宝の頃はまだ将軍が襲撃される時代ですから、本当の平和には程遠いですからね〜…。永徳だってこんな時代を見たかったはず。
 
平和、平和と言いながら、五条大橋の傾きモノの大軍なんかが、まだ戦国の気風が残した殺気を感じさせていいですね。
そして、後の京都に比べて出歩いている女の人が圧倒的に多いです。
女歌舞伎だけでなく、したたかに商売している女性たちの活気も見て欲しいです。
 
しかし、私は岩佐又兵衛の人物を見ていると、元巨人のエース・斎藤○樹を思い出す…。
アゴのラインが…。
 
 
舟木本に勝る注目が、先ほども触れた国宝の「上杉本」。
狩野永徳の若い頃の作品で、織田信長が上杉謙信に贈ったと言われているものです。
その際に信長が描き加えさせたと言われているのが、将軍邸に入る僧形の主人の一行。
それこそが、当時最強軍団を引っ提げて京都入りすると噂されていた謙信の姿(想像図)と、言われています。
信長は、まだ都入りしていない謙信のそういう姿を描かせて、いい気分にさせようと気を遣っていたのですね〜。
 
この僧形の一行が後から描かれたことは、科学的に証明されていますので、最強だった謙信の軍隊の脅威を今に伝える逸話と言っていいでしょう。
(「天地人」?でもやってたよね)
 
この後に本能寺の変やらあるわけで、一生懸命に市井の暮らしを描いた永徳の筆も、人々の心の底から湧きあがる活力を表現出来なかったのは、時代のせいでしょう。
残念ながら、国宝は11月4日までの展示で、もう見れません。
ここまで書いておいて申し訳ないです。
 
しかし、他の洛中洛外図屏風もナカナカよかったです。
他に京都御所や竜安寺の障壁画も展示してありますが、とにかく岩佐又兵衛の舟木本を見てください!
 
お土産が結構充実してまして、京都旅行したみたいに買いこみそうになりました。
図録は重かったですが、面白かったです。
 
〜12月1日まで。東京国立博物館にて開催中。
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イカン…終了が近付いてしまった…。
上野の国立西洋美術館で『ミケランジェロ展』を観てきました。…先月。
今年は、ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロと、ルネッサンス三大巨匠が相次いで日本にお目見えしました。そのトリとなります。
 
やっぱ、ミケランジェロはスゴイです!
ワタクシ、個人的にやっぱ彫刻が美術の頂点だと思うんです。
神サマだって、泥を捏ねて人間を創造したでしょ?(絵を描いたなんて神話聞かないもん)
自分が得意じゃない、ってのもあるかも知れませんが、一番凄いと思ってます。
 
それは、別に偏見でもなくて、西洋美術では絵画と彫刻が両輪となって、人々を誘ってきたハズなんですよね。
それが、最近出ている本だと『絵画で見るナントカ』ばっかで、特にギリシア神話を絵画だけで語るなんて、片手落ちも甚だしいです。
壷絵だって重要な視覚資料だし、アポロンを語る上で「ベルヴェーデレのアポロン」以上のものなんて存在しないじゃないですか。それが絵画だけとなると、仏教美術を絵だけで語るのと変わらないはずなんですよ。
 
まあ、美術論は置いておいて。
今回の展覧会はミケランジェロのデッサンが主です。
まあ、立体彫刻なんてナカナカ貸してもらえないでしょうし、一体だけでスゴイんだろうな…。
 
ミケランジェロの絵画と言えば、バチカンのシスティーナ礼拝堂の天井画『天地創造』と正面の『最後の審判』の超大作ですよね。
見上げた状態で、大変な苦労して描いた様子は「マンガ世界の偉人伝」の中でもすごく印象に残るエピソードでした。
しかし、画家であり絵画が一番素晴しいと言っていたダ・ヴィンチの作品って、この彫刻家が描いた一室の面積に達していたんでしょうかね?最近よく思います。
 
ミケランジェロの絵画資料を見ると、本当に彼が人間の筋肉を追及していたんだな、ってことがよく分かります。
骨じゃないんですよ!(骨格ももちろん熟知しているんだけどさ)
これが、まさに彫刻家の目線だと思いますね。
 
そして、ダ・ヴィンチもそうだけど、この変人たちの後の流れを見ると、途端にデッサンが狂ってくるって言うのがね…。
本当に化け物だと思う。
 
キレイなデッサン画としては『クレオパトラ』が本当に美しかったです。
十代の頃、彼のデッサン見て震えがきたのを思い出しました。
 
パンフレットの「階段の聖母」だと分かり辛いけど、彫刻は「神の手」と呼ばれるに相応しいミケランジェロの怪物ぶりの一端が伺える展覧会でした。
あと、字がすごくキレイで意外(?)でした。
 
売店では、来年のカレンダーとか売ってました。
イタリアの名物とかもお気に入りです。
中でもチョコビスコッティが本当に美味しかった!!
 
11月17日まで。

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