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(「用意出来ました」メールで確認したときに、薄々気付いてはいましたが…)
そして、この本を紹介しよう…と探してみたら、全然見つからない
学生時代に買って、もう覚える程読み込んだので、奥に入っていると思われるのですが、この画像を検索して「こんなじゃなかったよなあ…」と、思ったら、去年改訂版が出たんですね。
まさに、大河効果ですけど、正直この本が一番分かり易くていいと思います。
当時としては『平家物語』の新しい切り口として、この時代を専門とされる永井路子氏が、実に鮮やかにこの時代の女性を紹介してくれます。
これが、実によかった為に私は永い間この永井さんの目を自分の目にしてしまっていました。
あるキッカケで木曽義仲にハマったりして、大きく逸れてしまったこともあって、なかなか本気でこの時代を勉強しなかったので、本当に揺ぎ無かったですね〜。(悪い意味ではないです)
今は結構見方が変わったこともあって、ただ「へ〜」と読むことは出来ませんが、サラッと書いてあることの裏の意味を知っても尚楽しい本です。
さて、本の内容といいますと、タイトル通り『平家物語』に出て来る女性をくくりで分けて紹介している本です。
多分、大河では端折られてしまうと思いますが、祇王・祇女姉妹と仏御前などの清盛の愛人となった白拍子から、平家の滅亡に翻弄された哀れな貴族女性など、色んな女性がいますが、この本で建礼門院徳子と北条政子の歳があまり違わないことを知りましたし、おっとりした徳子に批判的になったりしたものです。
一族の滅亡を目の当たりにして、自分の母親と自分の子が海に沈んでいくのを見届けて自分も飛び込みながらたすけられた女性と、何人も産んだ子総てに先立たれそのひとりは自分が手を下したに等しい状況で、それでも幕府を支え続けた女性のどっちが不幸だったかなんて今でも分かりません。
祇王たちの存在も不確かですが、祇王寺が今でも趣きある佇まいを見せているのも事実なんですよね〜。
などと、色々思いを馳せてしまいましたが、とにかく面白いです。
(正直言って、源平時代関連の本は結構小出しに紹介してきたので、今更紹介する本が殆どない…という
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オススメの本
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一緒に読んでいる本が恐ろしい程手強くて、ナカナカこっちも読み進めませんでした。
上横手先生の本はもともと何冊か本棚にありますが、大河の流れで新しく買い足した本です。
内容は『平家物語』の信憑性と、源平争乱…特に平家と鎌倉御家人に纏わる論文を纏めたものです。
色々なところで発表した論文を纏めたので、保元・平治の乱から源平の戦いは何度も繰り返し語られていますので、一連の流れを頭に入れるには本当にいい本です。
難しいところはありましたが、ナカナカ面白かったですね。
特に面白かったところ、というワケではないんですが、始めの方で平清盛の出生について触れていまして、若い頃ガセネタがとばかり思っていた白河院の落胤説が最近になって、結構ちゃんとした先生も肯定しているのを知って、何でだろう?と思っていたのですが、その論拠がちゃんと書いてあります。
つまり滋賀県の胡宮神社に伝わる鎌倉時代の「仏舎利相承系図」などにもそのことがハッキリ書いてあり、伝承の類ではないということです。
調度そのところを読みながら行った大江戸博物館の『平清盛展』で、まさにその「仏舎利相承系図」が展示してあり、若いコみたいな悲鳴をあげてしまいました(笑)
(まわりがその価値分かってなくて、ホント残念だったなあ…
他に良かったところを挙げますと、清盛とその長男・重盛との確執に関して念入りに説明がなされています。
これも何度も出て来ますし、それが早世した重盛の息子たちと同母の弟にも影を落として、平家滅亡の中の彼らの行動に繋がっていく様子がとてもキチンと書かれています。
面白かったのが、近畿から四国〜九州にいたる源平合戦ですね。
平家の「都落ち」って、勘違いしている人も多いようですが、都を捨てたあとは福原に寄り道しただけで、一気に九州まで落ちているんですよね。
多分、大宰府に新政権を打ち立てようとした、というのが上横手先生の考えですが、とにかく大宰府に落ち着こうとしていたんです。(大宰府にもそのことが分かるものがちゃんとありました)
それを、九州の豪族の攻撃を受けて断念し、木曽義仲の勢力が衰え(源氏の内紛)に乗じて近畿まで盛り返して、一の谷の合戦になるのですね。
それから、個人的には木曽義仲の登場が結構偶発的なものだったというのは興味深かったです。
アレもアレも、義仲じゃなかったんだなあ…
とにかく、源平争乱についてちゃんと知りたい方なら読んだ方がいい本でした。
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実は随分昔の発行で書庫に長くしまわれていたものが、ここで紹介した後に棚に戻ったこともあります。
図書館で借りて面白かった本は殆ど購入します。
面白い本というのは、何度読んでも面白いですし、いつか必要になるからです。
そんなことを書くと、賢い買い物しかしないようですが、タイトルと要約だけ読んで、通販で買って失敗したことももちろん多々あります。
こんなに字が大きい本なら、本屋で見たら絶対買わなかったのになあ…とか、後悔しまくりです。なので、最近は一見の本は絶対通販では買わないと心に決めました(笑)
そして、本屋で見かけて「面白そうだ」、「値段に対して文字数も適正だ」(←貧乏人・笑)と、買った本で思ったより全然面白かったりすると、チョー得した気分になりますよね。
しかし、この面白い本、後半になると読み終わるのがすごく寂しくなって四分の一くらい残してやめちゃうんですよね〜…。図書館の本だと返却日があるのでそういうわけにもいきませんが。
なので、紹介する本は大体図書館で借りたものなんです。
これもその一冊で、何で今足利尊氏なんだろう?という疑問はありますが、面白かったですね。
導入は神護寺の肖像画からです。
神護寺の肖像画といえば、言わずと知れた国宝「伝源頼朝」を始めとする日本肖像画の傑作三点のことです。
他に伝わるのが「伝平重盛」「伝藤原光能」で、これが「平業房」像とともに「後白河法皇」像を囲むように掛けられていたと伝えられます。
作者は、当時の絵の達人・藤原隆信(建礼門院右京大夫の恋人としても知られる)と言われていましたが、彼の時代といえば国宝「源氏物語絵巻」の時代なんですね。
元々、本当にその時代のものなんだろうか?よいう疑問を持たれていたようですが、自分の目で見ても鎌倉時代のものと考えるのは画質的に無理があると思っています。
ならば誰か?ということが丁寧な検証で書かれているのですけど、その説得力のある理論の前に「なるほど〜!」と思うのと同時に、これまでの頼朝のイメージはナンだったんだ?ということになってしまいます。
なぜなら、あの傑作こそが今の私たちに頼朝のイメージを膨らませる大きな材料であったからです。
時代小説でも、頼朝像の描写から書いているのもしかありませんし、「美男であった」というのも、文書で残っているものなどないのです。
そうして膨らんだ人物像はまさに、足利尊氏その人にも言えます。
今はもう否定的な説が一般化してきましたが、あのザンバラ髪の騎馬武者がいかに尊氏としてひとり歩きしていたか!
しかし、それよりも頼朝像の影響は深刻だと思います。
まあ、その謎解きと、本当の絵の人を知ったときに、かなり歴史のイメージが変わることは間違いないでしょう。
もちろん、絵や彫刻の話だけではなく、足利氏の南北朝のストーリーが全部追えるようになってもいます。
そこも前半に匹敵するくらい読み応えがありました。
南北朝時代を理解するだけでも使える本ですね。
本当に色んな人に読んで欲しい本です。
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わけあって、戦国時代の本を集めていて、たまたま歴史群像シリーズ特別編集の『全国版 戦国精強家臣団』というのを手に取りました。
その時は他に欲しい本もあったんですが、中の絵に惹かれて『精強家臣団』を買いました。
それで、家に帰ってちゃんと見ると、その絵は「正子公也画」とあって、こんなもの(失礼
さっそく購入しました。
もう持っている『絵巻三国志』もかなりスゴイと思うんですが、やっぱり日本の英雄の絵が見たいじゃないですか!
いや〜、スゴイね!
残念ながら三国志は全く研究したことがないので、凄さが分からないのですが、戦国武将は兜なら見て武将名が分かるくらいの知識はあるので、本当にスゴイと思います。
ただキレイっていうだけでも充分いいものですけど、文献から想像して描いているものも造詣の深さを感じますし、本当に素晴しいです。
私が一番惹かれたのは、やっぱり直江兼続ですけど、秀吉が案外いいんです!
この秀吉は本当に見て欲しいですね。
あと、島左近が世界の三船ソックリなのも嬉しい限り。(大型時代劇「関ヶ原」ですね)
ただ残念だったのが、女性の打掛が外人が描いた日本の装束みたいなラインになっていたこと…。
あの時代特有のラインをちゃんと表現して欲しかった・・・。
秀忠の家族写真みたいなのだけが及第点です。
それでも、武将たちは本当に美しいですし、カッコイイです。
お手軽ですし、みんなに見てもらいたいです。
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オーストラリア人ベン・ヒルズが書いた雅子皇太子妃の伝記です。 |


