海洋戦略研究

軍事戦略、管理思想、情報、金融経済、国際情勢、ロジスティックス、IT技術等を考察、良質な軍事、管理、情報知識の提供を目標!

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(3)第3章「遠征組織」
 海兵隊の遠征組織と部隊について論じている。
 本章は、海軍遠征部隊、海兵隊部隊、海兵空地任務部隊(MAGTF)、MAGTFの構成、海兵遠征部隊(MEF)、海兵遠征隊(MEU)(特殊作戦応力)、特別目的MEF、海上事前集積部隊、航空緊急部隊、海兵隊構成部隊について記述している。
 海兵隊は、遠征作戦の遂行又は支援を目的として特に構築された多芸多才な汎用性、展開能力及び拡張性を備えた組織を提供し、空・地、後方・兵站部門からなるモジュール構成を有する任務組織であるMAGTFが海兵隊の基本的な作戦組織となる。
(4)第4章「遠征概念」
 海兵隊による遠征作戦遂行の底流をなす作戦概念を論じている。
 本章は、海からの作戦機動、事例研究:マリアナ1944、継続的な陸上作戦、事例研究:ペルシア湾1990−1991、戦争以外の軍事作戦(MOOTW)、事例研究:モガディシュ・ソマリア1991、海兵事前集積部隊作戦、事例研究:サウジ・アラビア1990について記述している。
 上位概念である「海からの作戦機動」(Operational Maneuver from the Sea)、及びこれを支援する継続的な陸上作戦(sustained operations ashore)、戦争以外の軍事作戦(MOOTW:military operations other than war)は、国益に係わる不測事態に対応するため、海兵空地任務部隊(MAGTF)が如何に遠征作戦を遂行するかを説明している。海兵事前集積部隊概念は、世界中のいかなる場所においても、MAGTFが数日たいん井手迅速な対応を行うことができる能力を提供できる。
 これらの概念(concept)が一体となって、今日の不確実かつ激動の世界において、計り知れない価値を持つ対応力と多芸多才の汎用力及び信頼性を兼ね備えた遠征能力を作り上げていることを強調している。
(5)エピローグ「沿海地域混沌作戦」
 将来の仮想事例研究を論じている。
 本章は、事例研究:西アフリカ2017−18を論じている。
 ソマリアの二の舞をしないシナリオであり、将来における海からする作戦機動を描き、艦から陸上目標への機動、海上事前集積、あるいは混沌とした遠海地域の環境下に海上を基地とするなど、鍵となる概念を提示している。
 海兵隊の戦史を含む豊富な事例研究に加え、仮想シナリオに基づく事例研究が行われており、具体的なイメージを描いて理解しやすい工夫がなされている。
 これほど勉強をしても現実の戦争は事例研究より厳しいものである。
 戦争の不確実性と霧が摩擦を生じさせる。

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