道具について

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口を作るときに・・・

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昨日まで2回にわたり板から口を作ることを解説しましたが、
写真のような道具を使って作りました。
このほかにもいくつか道具を使いますが、
主に使うのが写真の道具です。

左側に写っている先の丸い棒は
丸矢坊主といって首の部分を丸めたり、注ぎ口の部分を形作るのに使います。
一番大きな丸矢坊主は、口の膨らんだおなかの部分を均すのにも使います。

中央にあるのが当て金で、市販のT字床をグラインダーで削って作りました。
本体との接合部分を卵形に整える事に使います。
また、なました地金を締めるときにも使います。

右側に3本の金鎚が写っていますが、
それぞれ役割があります。
一番上のものが主に地金をを締めたり均したりするもの、
真ん中の物は両方が丸くなっていて内側からたたき出して形を作るときに使います。
一番下のものは緩いアールが付いていて
首の部分を外側から叩くときに使います。
叩いたときに金鎚の角が入らないように丸くなっています。

これらの道具を使って
下は急須の口から、上は今回のような7寸以上の湯沸しの口まで
いろんな大きさの口を作ることが出来ます。
また、以前紹介した摘みや帯留を作る過程で、地金を寄せたいときにも使ったりしますよ。

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念願の溶接用の酸素バーナーを買ってしまいました。
独立したときから欲しいと思っていたのですが、
酸素バーナーを使うような仕事がなかなか入らなかったので
購入を見送っていました。

その間にも、銀地金を小口で溶解したりするのに使いたかったのですが、
普通のバーナーで済ませていました。
(作業効率はすこぶる悪かったですが・・・)
試しに地金を100グラム坩堝で溶かしてみましたが・・・
溶けるのが早っ。
こんなにさくっと溶けるのであればもっと早くに購入しておけば良かった・・・
バーナーに慣れるのも兼ねて
約3年間の間にたまった銀地金の端材をまとめて溶解して再利用します。

これで私の工房は普通のバーナーと酸素バーナーの2本体制になったので
いろいろ使い分けて作業できます。
仕事の幅が広がるようでちょっとうれしいです。

当て金について

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首の細い花瓶を直すときには当て金という道具を使います。
写真が代表的な当て金ですが、
角度や大きさが違うものがたくさん必要になります。
特に、鍛金をする場合には、2枚目の写真のように実際に叩いていく部分のアールが違うことによって、
器が形作られてゆきます。
今回の花瓶の直しには1枚目の写真の上の当て金を使いますが、
所々余計な部分が花瓶に当たってしまうので、
グラインダーでその余計な部分を削り倒します。
この当て金は既製品でも入手できますが、
既製品を器物にあうように加工したり、自分で作ったりすることも多いです。
3枚目の写真は器物の底を作るときに使う当て金です。

僕が持っている当て金はほんの少しです。
今回は僕の手持ちでは十分に間に合わなかったので、
高岡市デザイン工芸センターの当て金を借りて花瓶を直します。

明日は当て金をつかった直し方を説明します。

「シュモク」について

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鏨を使い込んでゆくと、
鏨のあたま(金鎚をたたくところ)の部分が反り返ってきます。
写真左の2本がシュモクがあまり出ていないもの、
中央の3本がある程度使い込んでシュモクが出ているもの、
右の木たがねはシュモクの極端な例です。

僕の師匠のたがねの中に
先々代から使っているものがあり、
その鏨は、写真の木たがねのシュモクのように反り返りがかなりあって、
全長も短くなっています。

シュモクは鏨の歴史のようなものでもあります。
使いこまれた鏨の先は、彫金や打ち出しの加工に適した程よい形に変化し、
その人に合ったなじんだ道具になります。
僕が持っている鏨の中でも、良く使うものほどシュモクがあって、さらに使い勝手がよくなります。
(シュモクが少ないので、まだまだ若い鏨です。)

鏨を作るときも、普通は先端に焼きを入れるのですが、
焼きを入れずに使ってみて、
程よい形に鏨の先端が変化したときに焼入れをしたりします。
これもシュモクができる過程を応用して作る方法です。

なぜ、「シュモク」と言うのかわかりませんが、
昔からの小さな知恵と言う感じがします。

昨日作ったたがね

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昨日の実習で作ったたがねは
木たがね6本と打ち出しのたがね6本ですが、
たがねの頭はこんな感じです。

もう少しわかりやすい写真が撮れていると思ったのですが、
違いがわかりますか?
それぞれ、上部が平らなもの、少し丸みのついたもの、それよりももう少し丸みのついたものです。

丸みのついたものは、ただ丸くすれば良い訳ではなく、
あくまで打ち出し用のたがねなので、点で当たる丸みではなく、面で当たる丸みが必要になります。
また、たがねの角が入っても困るので、
サンドペーパーなどで磨き、自分の指の感覚で確かめることを繰り返しながら、
たがねを作ってゆきます。

この時点で、打ち出しのたがねはまだ焼が入っていません。
この状態で実際に使ってみて、
程よい丸み、使いこなれた丸みがついた時点でたがねに焼を入れて完成させます。

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