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大学時代の思い出ですが、大学1回生の時、友達作りを兼ねて幾つかのサークルを掛け持ちしていました。でも、夏休み頃になると、各サークルの合宿が重なって金銭的にもピンチとなり、その年の暮れには自然淘汰されていきました。そして最終的に残ったのが、毎週、京都の史跡を研究探訪する少しヤワなサークルです。
私は京都生まれで、歴史好きでしたが、それまで普通の高校生らしく、お寺には興味が無かったので、近くの銀閣寺ぐらいは知らないとマズイかな?という程度で、大学で知り合った同じ学部の友人と、部室を訪ねたのがきっかけでした。
このサークル、系列女子大と合わせて200人以上の大サークルで、大きな組織を維持するためにも、リーダーを選挙で選ぶようなお堅いところもありました。
6〜7班体制で、1回生から4回生までを班分けして、1年間は各班単位で活動するというもので、リーダーは各班の3回生の代表で、どのお寺に行くかは、班の2回生が交代で決めることになっていました。
2回生は、毎週金曜日の夜、大学教室を借りて、翌日に行くお寺の歴史・沿革をレジメにして班メンバーに配り、約1時間の歴史や文化的なテーマ討論を司会運営します。
そして土曜日昼頃に、京都御所に集合して各班毎に各お寺を訪問するのです。3回生はお目付け役といった感じで一番楽しい時代です。就職活動中の4回生も気分転換に時々顔を出したりしていました。
お寺を見た土曜日夜は、3週間に一度はコンパで盛り上がります。
その他、仲間の誕生会をしたり、夏の全体合宿で長崎、鎌倉、金沢などの史跡を訪ねたり、秋の大学祭で模擬店を出したり、追いコン、他にも琵琶湖や伊豆の貸し別荘泊まり、滋賀や奈良の山のお寺の宿坊経験。冬は、京都の冬の旅という観光アルバイトもやって、サークル員はあちこちのお寺で観光客にお寺の説明をしたりしていました。
他に全員、毎週の同人誌を発行する出版委員会、大学祭(EVE祭)の企画運営委員会、それに何だっけ?スポーツ大会とか合宿を企画する・・何とか委員会というのに参加したりしていて、とにかく何やかやで忙しかったです。(学校行っているのに授業に出なくて、おかげで一般教養の単位を落としました。)
さて、サークル活動を真面目にやっていると、京都(奈良、滋賀少し)の観光寺院は、ほとんど4回生までに何度も行くことになりました。
いくら京都の観光寺院が多くても、毎週どこかへ行くわけで、毎年班分けが替わるごとに、新しい2回生が行き先を決めるので、同じ寺院に行くことにもなってしまいます。
私も3回生になると、「またかよ〜。去年も行ったとこだよ。他に行くとこ無いのかい。」とか、訪問場所を決めた2回生にボヤキながらも、楽しく参加していました。
前置きが、長〜くなりました。
今回は、そんなサークル活動で行ったはずなのに、まったく記憶から抜け落ちていた寺院・・妙心寺の桂春院です。
大体、大徳寺や妙心寺、東福寺といった京都の禅宗大寺の中にある小さな塔頭というのは、似たような感じのお寺が多く、名前も似ているので混同してしまうことがあります。
こういった小さなお寺の良さっていうのは、年齢と共に段々わかるようになるものかもしれません。
他に忘れていたのは、大徳寺の瑞峯院でした。
常時公開されている大徳寺の大仙院、高桐院、龍源院、それに芳春院(呑湖閣や前田家のまつ様で知られる芳春院もその頃は一般公開されていたと記憶しています。)は、好きな塔頭で覚えていたのですが、瑞峯院は大学時4回も行っているはずなのにイメージが出てきませんでした。
よほど相性が悪いのか??
さて、サークル活動4年間で、大徳寺の瑞峯院と並んで、一番忘れていたのが、妙心寺の桂春院です。
妙心寺の一般公開されている塔頭では、退蔵院はかなり覚えていて、大心院は少しだけ・・桂春院はどんなお寺だったか、まったく思い出せません。
それで気分が悪いので、行ってきた次第です。
訪問した際は、妙心寺本堂では、ちょうどお盆の法要が行われていて、桂春院では訪問者は私1人でした。
この時期、本堂周辺の修理や庭木の手入れをしているお寺がいくつか有りましたが、ここも天井から少し音がして屋根を修理しているようです。
桂春院は、織田信長の長男信忠の次男、津田秀則により大徳寺内に創建され、その後、秀吉の家臣で長浜城主だった石川貞政(1575―1657)が、関が原以降、徳川家の直参旗本になり、寛永九年(1632)に亡父の追善供養のため現在の建物を建造したものだそうです。
狩野山雪の襖絵、茶室の既白庵などが見所で、特に、清浄、思惟、真如、侘の4つの庭が夫々の趣を感じさせます。特に真如の庭の手前のツツジの刈り込みが、夏の日差しで金色に輝いて見えます。
この黄金色・・・・今年の夏の思い出の色になりそう。
侘の庭は、茶室への路地庭ですが、狭い空間をうまく利用して良い雰囲気です。
なるほど、忘れてしまうような特徴の無い雰囲気もあり・・それでも少しずつ思い出してきました。
あの時は、なんとなく見回って出てしまったような。
今度は忘れないように、庭をあちらこちら撮影しました。もう忘れる事はないと思います。
写真は、真如の庭、侘の庭です。
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妙心寺、ご近所なのに桂春院には入ったことがありません。お恥ずかしい。それにしても、京都にお詳しいはずですね!またこちらで勉強させていただきます。
2006/8/22(火) 午後 11:49 [ gdcsj705 ]
就職後は、京都を離れてずっと神戸&大阪堺にいましたので、けっこう忘れてしまってます。(その間は、奈良へ行く方が多かったです。) 昨年、京都に帰って来たばかりで、初心者のつもりで、色々忘れている場所に行きたいですね。
2006/8/23(水) 午前 0:09 [ hir**i1600 ]