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10月は日本各地で、秋の祭事が行われていると思います。
京都の寺社でも祭が多いのですが、このブログにこれまで登場していない場所を選んで行ってみました。
京都市東山区粟田口にある粟田神社の「粟田祭」です。
粟田神社は、平安時代の貞観十八(876)年に清和天皇が疫病を封じるために創建したと伝えられる古い神社で、一説にはこの地を治めていた粟田氏が氏神として創建したとも云われています。
かっては、感神院新宮(カンジインシングウ)、粟田天王宮という名称だったのが、明治になり粟田神社と改称されたそうです。
この神社の石段の下の道は、旧東海道・東山道で、この辺りは京の七口(京都の七つの出入口)の一つ、粟田口があった場所でした。そういう理由で、古来、京都に出入りする際は、この神社で安全祈願する人が多く、今でも旅の守護神として崇敬を集めているようです。
「粟田祭(粟田神社大祭)」は、千年の歴史のある、この神社最大の祭礼行事で、室町時代には 祇園祭が出来ない場合は、この粟田祭を祇園御霊会の代わりとしていたという由緒ある行事です。
「粟田祭(粟田神社大祭)」は、10月の体育の日の前・当日に「出御祭(おいでまつり)」「夜渡り神事」「神幸祭(しんこうさい)」「還幸祭 (かんこうい)」と順を追って行われ、15日の「例大祭」で終了となります。
さて、体育の日の「神幸祭」を見に行きました。
粟田神社は坂の上にあります。階段を登って行くと、境内は多くの氏子さんでいっぱいです。
12時半頃から、宮司が本殿お前で祝詞を奏上、供物を掲げます。その後、多くの氏子さんが、山車、神輿を準備し、いよいよ出発です。
先頭は、神様の道を祓い清める「剣鉾(けんぼこ)」で、その後から神輿が渡御します。急角度の坂の上から降りるのが一番大変で、何度も安全を確認しながらゆっくりと降りてきます。
山車に乗っていた剣鉾は、三条通りで、4人がかりで一気に立ち上がります。
これがこの祭の最大の見所です。
この剣鉾は、祇園祭の山鉾の原型とされ、長さ7〜8メートル、重量40〜60キロ。剣先には鈴が取り付けられていて、剣先をしならせると、鈴がチリンチリンと鳴ります。
この剣鉾を一人で抱え持ち、剣先をしならせ鈴を鳴らしながら歩行するのはたいへん難しい技で、この日のために練習された氏子さんの頑張りにかかっています。
剣鉾や山車、馬が三条通を進んでいる頃、ようやく、神輿が坂道を降ります。
台輪寸法(神輿の台座)は約141センチ、京都でも大型の神輿で、平成12年に41年振りに神輿渡御が復活したそうです。
多くの見物客に囲まれながら、階段の下までゆっくりと降りてきます。間近で見ても確かに立派な神輿です。神輿を三条通から神宮道へ見送って、改めて神社にお参りしました。
この祭には女性も参加し、沿道も多くの見物客がいる楽しい雰囲気でした。
氏子さんも多く、今では、氏子不足で出来なくなってきた祭りもある中で、まだまだ元気なお祭だと感じました。勇壮でお勧めのお祭です。
今日は、秋とは思えない強い日ざしで、空の写真の青さは、以前に南仏プロヴァンス旅行した時の色に似ています。カラッとした日差しと青い空の下で、金色の「剣鉾(けんぼこ)」は一際輝いて見えました。
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はじめまして。剣鉾の写真がすごく好いですね。空が抜けるように青くて、日差しが夏のようでした。最初の方だけ見て帰ったので、もったいなかったなぁと後悔しています。
2006/10/10(火) 午前 10:25
たいへん暑い日でしたね。強い日差しも、この元気な祭にはに似合っていたかもしれませんね。今度は、八瀬の夜祭の写真をアップしてみます。
2006/10/10(火) 午前 11:54 [ hir**i1600 ]
賑やかそうなお祭の雰囲気がいっぱいの写真ですね♪ 私も観に行きたかったなぁ☆ 今頃ですがトラバさせていただきますね♪ よろしくね♪
2006/10/26(木) 午前 11:40
初めてでしたが、元気が出てくるお祭でした。まだまだ知らない行事があるので、出来るだけチェックしたいと思います。
2006/10/26(木) 午後 3:22 [ hir**i1600 ]