京都を感じる日々★マイナー観光名所、史跡案内Part1

写真容量の関係で、過去の記事をかなり削除していますが、よろしくお願いします。

大原・八瀬・岩倉他

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実相院

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京都市左京区岩倉の観光名所といえば、まず実相院を思い出します。



実相院は、天台宗の門跡寺院です。
皇族その他高貴な身分の出身者によって継承される特定の寺院を門跡寺院と呼んでいますが、江戸時代に、皇室関係の「宮門跡」、五摂家関係の「摂家門跡」、門跡に準ずる「准門跡」と三つに分類されました。
現在、全国に20万以上の寺院があるそうですが、門跡寺院はわずかに17ヶ寺しかありません。その内13ヶ寺は京都市内に集中しています。真言宗系では、仁和寺、大覚寺、随心院、勧修寺、醍醐寺・三宝院。浄土系では知恩院があります。
天台宗系の門跡寺院は、実相院の他には、青蓮院、毘沙門堂、曼珠院、三千院、妙法院、聖護院がありますが、どの門跡寺院も、落ち着いた、端正で静かな印象(=どこかプライドが高そうな?)があって、似たような雰囲気にも思います。




実相院も、門跡寺院らしい落ち着いた風情のあるお寺で、特に紅葉の時期は多くの観光客が集まります。


実相院は、元は天台宗の寺門派(滋賀県の園城寺=三井寺を中心とする)に属していたお寺で、現在は独立した単立寺院です。京都では山門派(比叡山延暦寺を中心とする)が多い中で珍しいお寺だったわけです。尚、ご本尊は鎌倉時代作という不動明王像です。




実相院は、鎌倉時代の寛喜元年(1229年)に五摂家の藤原(鷹司)兼基の子の、静基(じょうき)僧正が開山したお寺で、当時は北区の紫野にありました。
その後、京都御所の近くに移り、現在の地に移ったのは、応仁の乱を逃れるためであったということです。



江戸時代初期の寛永年間(1624―1644)室町幕府最後の将軍足利義昭の孫の、義尊(ぎそん)法親王が門跡となった時に、皇室との関わりを深め最盛期をむかえます。
義尊の生母が、後陽成天皇との間にも道晃親王(聖護院門主)をもうけたため、義尊は天皇から皇子同様の寵愛を受けたからです。それ以降も皇室から皇孫の門跡が続きました。




建物は、京都御所から大宮御所「承秋門院(じょうしゅうもんいん)の旧宮殿」の一部を賜り移築したもので、それらが、正面の門「四脚門」、玄関横の「御車寄」、寺院「客殿」として残っていて、江戸時代の宮廷生活の様子を感じる事ができます。
また、寺に残る古文書資料や狩野派の描いた襖絵等が常時公開されています。(非公開の寺宝も多いようですが、特別展等で順次公開されるそうです。)




庭園は、善阿弥の孫の又四郎の作と伝わる池泉回遊式庭園と、比叡山を借景とした枯山水庭園があり、違った趣を楽しめます。また五輪塔や石仏も多く、新緑、紅葉共にいい感じです。

実相院といえば、「床緑(ゆかみどり)」、「床紅葉(ゆかもみじ)」が知られます。
これは、磨き上げられて黒光りする本堂の床板に、庭の新緑や紅葉のもみじが映って、床を色鮮やかに染め上がることなのですが、私も多くの観光客と同様に、実相院では、これが一番好きです。

現在、屋内からの写真撮影は禁止されていますので、「床緑(ゆかみどり)」、「床紅葉(ゆかもみじ)」の画像はここでは載られません。
(大分以前に撮影した「床緑(ゆかみどり)」画像を、ファン登録されている方のみ公開というブログ設定でアップしました。)
障子に映る陰影を楽しむのと同じように、直接木々を見るのではなく、床板に反射した色合いを楽しむというのも、いかにも日本、京都らしい風流なのでしょう。




現在、実相院の「承秋門院旧宮殿」と呼ばれる客殿は、かなり痛みがあるようで、写真でも写っていますが、巨大なつっかえ棒が四方から支えています。

早めの修復が必要な感じですが、お寺で配られる「客殿修復事業のご協力お願い」を引用すれば、客殿は重要文化財の指定を受けていないため、維持管理はすべてお寺自身が行わなければならず、「檀家を持たない門跡寺院であるが故の悲しい現実、指定を受けていないために行政からの助成が受けられないという厳しい現実に今、直面しています。」ということです。
ご寄付をお願いしますと、切々と書かれている文面から、お寺の維持管理の大変さを感じます。お寺では、グッズ販売も盛んですが、これも努力の現われでしょう。




実相院は、市内中心部の喧騒から離れた静かな里の雰囲気の中で、江戸の宮廷文化の雰囲気が感じられるので、好きな寺院の一つです。
岩倉に観光で行くのは、このお寺があるからという人が大部分でしょう。

「床もみじ」のある紅葉の時期はさすがに観光客が多いですが、それ以外はまずまずゆっくりと出来るのでお勧めです。私も新緑の頃は「床みどり」を見に行きたくなります。

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落ち着きます・・・・画像を拝見しながら、実に深呼吸してしまいました。

2006/10/20(金) 午後 5:36 [ bear2006bear ]

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緑の時期から、紅葉へ変っていく季節ですね。出来るだけ紅葉の写真もアップしていきますので、ご覧ください。

2006/10/20(金) 午後 6:52 [ hir**i1600 ]


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