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京都市左京区松ヶ崎は、宝ヶ池がある地域で、京都の代官山とも言われる北山通の東側、高野川までの間の狭い地区です。
大文字五山の送り火の「妙法」で知られる山沿いには、幾つかの寺院と神社が点在しています。・・妙は松ヶ崎西山=万灯籠山、法は松ヶ崎東山=大黒天山にあります。観光名所的にはマイナーな史跡がほとんどですが、散策してみました。
この地区で一番知られているのは妙円寺です。
妙円寺は「松ヶ崎大黒天」という名前の方が有名で、「都七福神」のひとつとして、一般に「松ヶ崎の大黒さん」と親しまれています。「松ヶ崎大黒天」は、江戸時代の元和二年(1616)年に日英上人が創建した日蓮宗のお寺で、この地は京都の表鬼門にあたり、本尊の大黒天が鬼門を守護しています。
この大黒天像は、伝教大師の作と伝えられて開運招福の福神として知られます。
昭和四十四年(1969)の火災の際も無事で「火中の大黒さま」と呼ばれて、60日に1回の甲子(きのえね)の日にご開帳され、全国からも祈願のご祈祷を受けに来られます。
(関係ないですが、私の祖母が、死ぬ前に大黒さんにだけはお参りしたいといって人に支えられて行ったそうです。)
「松ヶ崎の大黒さん」は普通の観光客はあまり来ない気がしますが、「都七福神」巡礼としてお参りする方は結構多いようです。
七福神信仰は、古くから民衆の間で信仰されてきましたが、京都が発祥の地とされ、「都七福神」の巡拝として知られています。(他にも京都の七福神巡りはあるようですが、「都七福神」が一番有名で信仰されています。)
「都七福神」
ゑびす神社(恵比寿神)
松ヶ崎大黒天(大黒天)
東寺(毘沙門天)
六波羅蜜寺(弁財天)
赤山禅院(福禄寿神)
革堂(寿老人神)
万福寺(布袋尊)
になります。
「松ヶ崎大黒天」の隣にあるのが、涌泉寺です。
このお寺は、前「京都の祭り・行事」で取り上げましたが、日本最古の盆踊り「松ヶ崎題目踊り、さし踊り」で知られるお寺です。(お寺の沿革は、そちらの方に少し書きましたので、今回は省略します。)
普段は静かなお寺で、境内にある幼稚園では園児達が遊んでいるのが見えました。
次回は松ヶ崎の神社篇を少し
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