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今回は、京都市左京区松ヶ崎周辺の3つの神社を取り上げました。
私も地図で確認しながら付近を散策して知ったようなマイナーな史跡です。
西から、末刀岩上神社、新宮神社、白雲稲荷神社です。
まず、末刀岩上神社(まつとういわかみじんじゃ)です。(写真1、2)
宝ヶ池公園のスポーツ広場の北にあるこの神社は、写真の通り、なんとも荒れ果てた寂れた神社ですが、お守りされているご老人夫婦が焚き火をされていました。
林山と呼ばれる低い丘の麓にあって、岩上神社という名前の通りの、平たい岩石を御神体にして、社殿も無く拝所があるのみの簡素な神社です。平安時代の延喜式内社の一つに「末刀神社」というの神社がこの地にあったと伝わるそうで、この神社とも関係があるのだと考えられるようです。
山沿いに東へ向かうと、新宮神社に出会います。(写真3、4、5)
こちらは新しく整備されて綺麗な印象です。
祭神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)伊邪那美命(いざなみのみこと)猿田彦神(さるたひこのみこと)のようです。
松ヶ崎一帯の産土神で、元々は大比叡大明神と称していたのですが、徳治ニ年(1307)に松ヶ崎村の村人全てが日蓮宗に改宗した時(「松ヶ崎題目踊り、さし踊り」の始まりです)、熊野新宮より勧請し、新宮大明神と改めたそうです。
明治の廃仏毀釈の際、一時白髪神社と改めますが、その後明治20年(1887)新宮神社と復称し現在に至るようです。毎年秋の祭礼などで地域の方に親しまれているようです。
最後は、松ヶ崎の東地区「松ヶ崎大黒天」の隣にある白雲稲荷神社です。(写真6、7)
ここも無人の寂しい小さな神社ですが、祭神は、稲荷神と鬼子母神、さらに牛の宮という牛の神様を祀っています。ご神託により、この東松ヶ崎付近は、井戸掘りと牛の飼育が禁じられていたそうで、その旨により「牛の宮」が鎮座されているということで、何とも不思議な感じです。
牛が飼えないためか、この地では馬が飼育され農耕に従事してきたようで、昭和の初期まで神社の参道では祭りの先に競馬が行われたのでした。また井戸掘りも禁止のため、井戸は大正時代に上下水道が整備されるまで、「松ヶ崎大黒天」の参道に一箇所しかなく農家の生活を支えていたそうです。
神社の歴史等に詳しくはないのですが、松ヶ崎の小さな神社を訪ねていると、土地ごとに土地神が祀られ人々の生活に影響を持っていたことや、その土地の歴史が見えてくるような気もしました。
今回は特に地元限定のマイナーな神社でしたので、次回はメジャーな観光寺院を予定しています。
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初めまして、sangoと申します。 偶然こちらにお寄りした者ですが、なかなか面白い所を拝見しました。 上賀茂辺りから八瀬方面への山裾、大変奥が深い様に思いますので、 こちらをヒントにして私も歩いてみたいと考えています。 今後とも宜しくお願いします。
2006/10/30(月) 午後 4:06 [ sango ]
sangoさん、こちらこそよろしくお願いします。上賀茂〜八瀬方面のルートは有名な寺院が少ないので、私も未知の史跡も多いですね。今度は、修学院から八瀬に山沿いに歩いてみようかなと思っています。
2006/10/30(月) 午後 4:12 [ hir**i1600 ]
松ヶ崎といえば修学院駅の近くあたりですよね。北山通りはよく通ってましたが、こういう神社が松ヶ崎にあったとは知りませんでした
2006/11/4(土) 午後 5:04
beerineracingさん、私も初めて知った神社でした。 知ってると思っていた地域も、テクテク歩いていると意外と知らない場所に出会ったりするのが楽しいですね。
2006/11/4(土) 午後 5:49 [ hir**i1600 ]