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京都市左京区田中にある田中神社は、田中地区唯一の神社です。
それ程広くない普通の神社ですが、少しだけ取り上げてみます。
田中神社は、祭神として大国主命を祀っています。この付近は、古くから田中村と呼ばれる村があり、その産土神として、村民の信仰を集めてきたようです。
社伝によれば、平安時代の応保元年(1611)に大国主命を祀ったのが創始で、弘安年間(1278〜88年)に、河崎総社という神社跡地の現在の地に田中村の氏神として祀られました。その後、寛永五年(1628)の下鴨神社の造替に際し、比良木社の旧殿を譲られますが、この社殿は、宝永三年(1706)の田中村の火災により、 社殿の古文書と共に焼失してしまいます。その後再建された、現在の社殿と拝殿には、三つ葉丸葵の門が付けられ、由緒を伝えています。
この神社は、平成十七年(2005)に、孔雀と白孔雀が「神の鳥」として奉納されて飼われていることでも知られています・・といっても、ご存知の方は少ないかもしれませんが。
また、境内には、「徳富蘇峰先生勉学処」という石碑があります。これは、明治から昭和に活躍した言論界の第一人者、徳富蘇峰が、同志社在学時に下宿していた水車小屋の跡を示す石碑です。
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